地上に降りたベニヒワ

 今期は房総のイスカに始まりレンジャクからベニヒワと、大量飛来してくれてずいぶん楽しませてもらった。
ベニヒワにいたっては、カラマツの天辺なら撮らなくていいやなどと、罰当たりなことも一瞬考えるほど。
その罰当たりのせいか、期待した地上に降りて採餌という場面はイイものが撮れなかった。
最後の出会いは三月半ば過ぎの、百数十のベニヒワの群れ!
カラマツを渡って来て、一部が白樺の木に降りた。
 ベニヒワ(紅鶸 Common redpoll)

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 胸までイチゴシロップ色の二羽の雄と雌に若だろうか?
雪の融けた地面に落ちている種子を食べに来たのだ。

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 雪の中で冷凍保存されたカラマツの種子を、一生懸命に探してはついばむ。

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 草の斜面にも器用にとまって落ち穂拾い。


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 雪の重みと吹雪で落ちた小枝なのだろう。

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 そこについた実からも、ほじって食べていた。

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 せわしないのは樹上も地上も同じこと。
まるで鶏並みについばむ、歩く、ついばむ!

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 雪面をよく見れば、無数のカラマツの種子。
まぁ、ここでは悪さをするカメラマンはいないからチョコマカと忙しいが、長い時間食べてくれた。  

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 タップリ食べると、近くの白樺やトウヒなどで一休み。
それをチャンスと、イイ構図で・・・などと狙うのだが・・・なかなか・・・・。
 
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 生け垣に降りることもあった。
カラマツの種子が、そこにもたくさん落ちているのだ。
緑がはいるとやはり、春めいた感じになる。

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 ホッピングしては場所を変え、手こずらせてくれる。

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 その上、この画像はレンズの最短撮影距離ギリギリ。
マニュアルでの限界の近さ。
最後の最後に雌雄ペアで並んでくれた。
 カラマツは10年に一度しか結実しない。
したがって、ココでの来年はないということだろう。
たいした絵を撮ってはあげられなかったけれど、色々と勉強をさせてもらった。

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by photo-etudes-eiji | 2018-03-31 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

 遠くのカラマツに、ヒワの群れがやって来た。
双眼鏡を覗くとベニヒワとマヒワの100ほどの群れだ。
カラマツの木から木へと渡って、近づいてきた。
ベニヒワが、30~40ほど混ざった混群。
 ドイツトウヒではただ今、イスカが食事中。
カラマツとトウヒを交互に見やっていると、10数羽がトウヒに移ってきた。
13.5cmのベニヒワと12.5cmのマヒワは小さく、葉隠れしてしまう。
白っぽい二羽が天辺付近に出て来た。
 ベニヒワ(紅鶸 Common redpoll)

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 ウ~ン、残念ながらベニヒワの雌タイプだ。
ベニヒワもトウヒを食べるんだなと確認して、雄がいないか探したが表には出て来ていなかった。

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 そのかわりに楽しませてくれたのはマヒワ。
樹幹の中の方で動いていると思ったら、表に出て来てくれた。
 マヒワ (真鶸  Eurasian siskin)

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 日当たりの良いところにも!

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 うれしいことはさらに続き、なんとイスカが採餌している房に来てくれた!
茶色いドイツトウヒのマツボックリに同系色のイスカ、そこにキレイなレモンイエローのマヒワ!
ウーン、イイ案配だ!とうれしさがさらにこみ上げる。


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 イスカは追い立てるのかと思ったらそうでも無く、マヒワはしっかりと種を咥えて食べている。

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 しばらく食べると飛び立った。

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 近くにはまだ他のマヒワがいる。

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 イスカの下側の房でたべ、また飛び立ち・・・。

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 しばらく食べては、カラマツの群れに帰って行った。
同じアトリ科の鳥だからだろうか、ベニヒワやマヒワとイスカは仲が良いというか、こうした場面を良く見せてくれた。

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by photo-etudes-eiji | 2018-03-30 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

 街を歩けば、家々の庭に春の花。
ムスカリにクロッカス、サクラソウに水仙と咲き乱れ、ソメイヨシノがつぼみを膨らませてもうすぐ開花しそうだ。
高原の雪も一気に融けだし、そこここに土が顔を出してきた。
今までは雪に覆われ、野鳥たちの採餌は限られた樹木の実だったものが、雪中保存された種子や新芽・動き出した昆虫類など多様になる。
それによって移動したり、バラケたり。
食痕のあった場所をまわっては待ち、次のポイントに移り。
十数羽が飛び立った後を追えば、アトリ。
ウン・・?その奥に数羽が!・・・そして鳴き声に包まれた。
マヒワとベニヒワがいた。
 ベニヒワ(紅鶸 Common redpoll)

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 相変わらずのカラマツの天辺。
動き回って、下を向いてはカラマツの実を盛んに食べる。
イチゴシロップのキレイな雄だけ探すが、カラマツは手強い。
見つける度にシャッターを切るが・・・冷静に考えなくともボツ画像にトリミング前提写真だ。
そんななかから、食べては次の実を探し・飛び・移り・飛びつき・食べるを連続のように・・・。

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 ベニヒワのイチゴシロップはホントウにキレイだが、その正面顔はウ~~ンちょっと人相悪くない?

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つぶらな瞳?というか眼は小さくて可愛らしいのだけれど・・・・。

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 二股かけたこんな姿も、なんとなくユーモラス。

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 やっぱり、食べているときは幸せな顔に見えるな。

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by photo-etudes-eiji | 2018-03-17 18:00 | 野鳥 | Comments(0)

雪の中のベニヒワ

 北海道の雪原ならもっとたまらなくスッキリと・・・と思いながらも、出会えることだけで幸せを感じるベニヒワ。
しかし、手こずる。
数が少なければ、それはたぶんマヒワの群れの中で探すのに・・・。
数が多ければ、ワサワサとした枝の中で忙しなく動き回る。
ハンの実やカラマツの実に付くや、頭を下げてついばみ始め顔を上げるのは一瞬。
それが真っ赤な雄とは限らないし・・・。
じっくり待って、枝の先端に来てくれれば・・・。
 ベニヒワ(紅鶸 Common redpoll)

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 雪の中のベニヒワを撮ろうとすればピントが難しいし、空は雪雲の灰色白飛び。
なんとかRAW画像を起こしてみても、今度は色が出ない。
「水墨画のようでいいかな・・・」と無理矢理納得。

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 とにかく表に出てくれた個体を狙う。
飛び立ったのは雌か雌タイプの個体。
左上に雄が二羽もいるじゃないか!
なんて言うのは家に帰って、落ち着いてPCで眺めるから!

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 バックにたくさん雪の積もった枝や幹が入れば、うれしい!
ところが!雪が目を隠す!
キャッチライトなら、キラキラして良いのだが・・・・。

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 一瞬を切り取れば、たっぷり積もった雪バックでマッタリして・・・なんて受け取れるが、ホントは・・・・。

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 ぶらりと垂れ下がった枝に、ペアが来た。
下が雌。

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 少し雪が小降りになった。
それにしても気温は、早朝零下11℃で、昼近くでも0℃。
そのなかでベニヒワは食べまくる。
どこで読んだか?
「マイナス18℃前後の極寒地でも生きていくことが出来る。
寒さに強い理由は身にまとう羽毛の量が、夏に比べ31%ほども増える」のだそう。

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 ごちゃごちゃの中に成鳥雄がいた。
こんな時は飛び出し狙い。
ピントをずらして待つ。

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 真冬の零下の中で卵を温め、雛に給餌し巣立たせるイスカに大感動したが、小さなベニヒワの耐寒性にも驚かされる。
タップリと雪がのった枝の手前に来てくれた。
左下はカットカット。

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 なるほどね!
雪の積もった枝下はうまい具合に屋根になって、そこなら風も防げる。

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 納得のいく写真にはまだまだでも、ベニヒワとの良い時間を楽しめた。

                       
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by photo-etudes-eiji | 2018-02-11 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

ベニヒワ・・・2018

 天気予報は、寒気が到来し80%の雪予報で悩んだが、ベニヒワに会いに行った。
夜間に降り出した雪は、車に20cm以上積もっている。
雪国の人には普通のつもり方でも、僕には大雪。
雪原のカラマツやハンノキに、ベニヒワがやってきた。
 ベニヒワ (紅鶸 Common redpoll)

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 ベニヒワは北半球の高緯度に繁殖し、日本には冬鳥としてやってくる。
北海道では多い年には三〇〇羽の群れ、などということもあるようだが・・・。
数十羽の群れだった。
心なしか成鳥雄の個体が目についた。

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 雪は降ったりやんだり、ベニヒワは下を向いて盛んにハンノキの実をほじって一瞬顔を上げる。
そのタイミングに合わせてシャッターを切る。


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 小枝に飛び移り小刻みに歩いた。
その瞬間、風に雪が舞った。

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 できるだけスッキリとした枝先で・・・と、赤い成鳥雄を探す。

                  
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 そうは言っても、なかなか都合の良いところには来てくれない。
カラマツの木は手こずる。
大半は小枝の密集した中。
そんな時は等倍トリミング前提だ。


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 小枝の先に出てもくれるが、ここもまたなかなか絵にしづらい。
どう撮れば良いのか、何度撮っても悩む。

 
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 胸元にイチゴシロップをこぼしたような色合いは、白と茶色のカラマツの中でも目立つ。

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 集団でカラマツにやってきては、思い思いの実に掴まっては種をついばむ。
ベニヒワには一時的に食べたものを貯めておく素嚢(そのう)があり、ため食いができるそうだ。
一羽がぶら下がっているところに、もう一羽が来てしまった。
翼で、「あっちへ行け!」とでもいっているのだろうか?  

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 すんなりと、次の枝に移っていった。

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 「雪の中のベニヒワ」を狙って行ったのだが・・・ピントが難しい。
雪でベニヒワを見づらく、マニュアルでのピントあわせがきびしい。

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 雪の積もった枝の中なら、合わせやすいのだが・・・・。

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 たっぷりと雪の積もった枝止まりは、カラマツのうるささを少しだけ中和してくれた。
 
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by photo-etudes-eiji | 2018-02-08 21:00 | 野鳥 | Comments(2)