房総のノビタキ

 秋の渡りが始まり、房総にもノビタキがおりてきた。
(注・・・真夏に房総でノビタキをまじめに探したことはないが、高原や北海道などでしか見たことはないので・・・。)
やっと撮れたのは九月も末になってから。
コスモスが咲き、ソバは真っ白な花をつけていた。
来ていれば、そのうちにソバ畑にも出てきてくれるはずと期待がました。
背景の白はソバの花!
 ノビタキ(野鶲 Common Stonechat)

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 セイタカアワダチソウの咲き出した花穂の先端にのって、コスモスやソバの花・大豆畑を眺めている。
そうそう、あそこの白いところがソバ畑!
そこで撮らせて欲しいのでよろしくね!と頼んでおいたのだけれど・・・。

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 台風24号の暴風雨は、緑に白一面のソバ畑をなぎたおし緑一色に変えてしまった。
白い花弁は一枚二枚と数えるほど。
ソバの実はまだ完熟前で、先端に付いていたのですこし安心したが・・・。
コスモス畑はさらに悲惨で、8枚程あるはずの花弁のついたものは一本もなく、花弁一・二枚のものが数本だけ。
台風が遠く去っても、通過後の強い南風にノビタキは身を低くしていた。

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 強い風が吹けば、ノビタキは柔らかい茎の植物にはとまらない。
畦道の枯れて折れたアカザやセイタカアワダチソウなどの折れた先端にとまって、獲物を探していた。


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 ここにもつがいのノビタキが来ていた。
確認がキチンとできなかったが、若もふくめた三羽のよう。
つかず離れずといった感じで、畦道沿いに移動して採餌する。

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 風上に体を向け・・・。

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 強風には身をかがめたり、翼をうまく使ってバランスを保つ。

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 羽毛が逆立つ。 


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 畦にはアカマンマやツキミソウもあるのだが、そこにはのってくれない。
田圃に稲架とかワラぼっちでもあれば・・・と、思うが・・・区画整備された田では今は見かけない。
その上、早場米の房総は二番穂がのびている。

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 どう絵にすれば良いのかわからないまま、時間切れ。
今期は房総のソバノビ、無理かな?

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by photo-etudes-eiji | 2018-10-03 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

コスモスとノビタキ

 ノビタキが、あちらこちらでポツポツと見られるようになった。
とはいえ、肝心のソバやコスモスが9月の雨天続きのせいか生育が・・・。
コスモスはあちらでもこちらでも花数が少なく、まばらな感じですこし寂しい。
ノビタキも、この日出会ったのは一羽だけ。
朝の巡回?だけで、別のポイントに移動していってしまったようだった。
コスモスの根元でなにかの幼虫を食べて飛び上がると、ホバリングしてくれた。
 ノビタキ(野鶲 Common Stonechat)

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 そのまま下降してくれれば、そこそこのコスモスの花のなかに降りると思ったのに・・・飛んでいったのは・・・。
生育不良だったのか、雑草だけが伸びきった畑のなかの花のない先端!

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 たぶん次に飛びそうな方向にも、コスモスは数えるほどもない。
こうなったら、バックにボケでいろいろ秋の爽やかな色をいれるしかない。
盛りを過ぎた曼珠沙華でも、背景にボケれば秋色だ。
尾羽を立てて、このポーズはたまらなくかわいい。

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 コスモスは寂しい限りだ。

 
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 もう一度Uターンして、コスモスの花の多く咲く方にと願ったが・・・、ここがこの日の最高の場所。


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 すこし被り気味だったので位置をずらしたら、ちょうど虫を見つけたようでノビタキも位置を変え・・・。


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 草むらの中にダイビング。
青虫を咥えてのお食事は、被ってしまい絵にならず。

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 結局、この日なんとかスッキリと撮れたのは曼珠沙華バックとこの一枚くらいか。

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 「年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず」というが、撮影ポイントの変わりようも歳歳年年。
台風がまたやってくるというから、数少ないコスモスがもってくれるかどうか・・・。
厳しかったけれども数羽いた、昨年の画像くらいには撮りたかったのだが・・・。
 

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by photo-etudes-eiji | 2018-09-30 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

 この夏、撮っておきたい絵があるので、その傍ら久しぶりにニッコウキスゲの天辺にとまるノビタキに寄ったのだった。
満開のニッコウキスゲの保護された群落の遠くを、ノビタキの♂が飛び回っていた。
 ノビタキ(野鶲 Common Stonechat)

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 お気に入りのポイントを中心に飛び回る♂。


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 じっとノビタキの動きを眺めていると、♂が盛んにニッコウキスゲの群落の中に呼びかけている。


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 茂みの中に♀がいたのだった。
無事に子育てを終えたのだろうか?


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 巣立ちの幼鳥を見つけることはできなかった。
一度目の子育てが終わればノビタキの場合は二度目の繁殖期に入っているはずだ。

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 遠くを飛び回って採餌したり追いかけっこしたりして静かになったと思ったとき、突然遠くからこちらに飛んでくるものが・・・。
ノビタキの♂が目の前6mほどに。

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 あちらを向きこちらを向き、♀を探しているのだろうか?

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 どんな事情にせよ、近くで撮れるこちらはラッキー!
さんざん撮りまくった。

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 その後も時折、ノビタキ♂は近くまで来てくれていろいろな姿を見せてくれた。

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 余談だが、ノビタキの英名はいろいろとある。
Common Stonechat(平凡社)・Siberian Stonechat(Wiki)・Stejneger’s stonechat (バードリサーチ)。
ここでは真木さん版の「Common=一般的な」を使ったが、どれがどうなのか正直よくわからない。
 答えのひとつは、
野鳥の学名はラテン語で記されています。
たとえばスズメはPasser montanusと記し、パッセル・モンタヌスと読まれ、これには「山のスズメ」という意味があります。
学名の大きな特徴は、世界中で通用すること、一種には一名称しか無いこと、そしてラテン語で表記されていることです。
英語名もよく使われますが、こちらは一種につき複数の種名(シノニム)を持つことがあるので、しばしば混乱の元となっています。
・・・野鳥の会筑豊HP 』とある。
ラテン語の素養などないことと、英語名での名前の表現がなかなかおもしろいので使っている程度なので、僕の表記はまぁ適当ということだ(^^;)
 しっかりしろと、ノビタキに怒られるかな?

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 ニッコウキスゲは満開すぎて、なかなかつぼみの天辺にとまらない。

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 やっと、良いところにきてくれた。
久しぶりに寄ったポイントだったが、ノビタキはよく遊んでくれた。

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by photo-etudes-eiji | 2018-07-20 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

ソバの花とノビタキ

 10日ほど前は3羽が、時たま寄ってはすぐにいなくなってしまう程度だったソバ畑。
新しい家族も飛来したようで、数羽がソバ畑で飛び交っていた。
 ノビタキ(野鶲  英名 Common Stonechat )

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 一面の白と緑の中に、比較的地味な羽衣のノビタキ。
秋の爽やかな空気の中、しっとりとした風合いがしっくりとくる。
のんびりとした気持ちで、ノビタキの動きを眺める。

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 ネギ畑やインゲンの竹柵支柱の天辺で休憩しては、ソバ畑にやってくる。

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 一羽止まった近くに、もう一羽ががやってきた。
飛来当初のテリトリーづくり期ではないので、まるで追いかけっこでもして遊んでいるようだ。

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 春のアゲヒバリのように、高く飛び上がったと思うホバリング。
あっちを見たりこっちを見たりしながら停空飛翔。
全開した翼の小ささが目につく。
風をつかむ大きな翼のタカの渡りに比べて、この翼で渡っていくのかと思うと驚嘆するばかりだ。
しかも、今年生まれて2ヶ月ほどの幼鳥も成鳥並みに渡るのだから!


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 ソバの先端から柵の中に消え、そこで採餌しているが、なかなか姿が見えない。
待っているとポッピングして奥から出て来た。

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 地表の虫を探しては飛びつき、行ったり来たりしている。
逆光の中に止まった。
ソバの白が霞のようにきれいだ。

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 ソバの花のその上を飛び交う・ホバリングする、そう撮りたいのだが・・・。
背景の良いところで撮れない。

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 急降下してはソバの茎に止まる。
眼は獲物を探す眼だ。

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 パクッといくかなと思ったが・・・。
 
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 秋のノビタキは換羽中だ。
ノビタキの換羽と一口に言うが、その仕組みはどれほど解っているのだろうか?
換羽とは「鳥類の羽毛が、季節によって、また成長に応じて、その一部または全部が抜け替わることをいう。」
「換羽によらず基羽のままで色素の変化または羽縁の擦り切れによって冬羽から夏羽にかわる鳥も多く、かならずしも一致するわけではない。」『日本大百科全書 竹下信雄 』
 飛来当初、首から上は真っ黒だったノビタキ雄は、先端が伸びてきて茶色部分が増えている。

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 秋の心地よい風に吹かれて、ノビタキに遊んでもらった。
 
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by photo-etudes-eiji | 2017-10-10 13:18 | 野鳥 | Comments(2)

コスモスとノビタキ


 春に渡って来て夏の繁殖を終えたノビタキが、南に帰る途中で平野部の田畑や河川敷に立ち寄る。
雨上がりで、午前中は曇り空が続きそうだから光りは強くない。
それならば、コスモスも白飛びしないだろうしノビタキに影も入らない。
ノビタキがいなくとも、秋の風に揺れるコスモスを見ているだけでも・・・、そう思って車を走らせる。
ノビタキは、ペアでいてくれた。
 ノビタキ(野鶲 英名 Common Stonechat )

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 ノビタキを撮りたいのか、コスモスを撮りたいのか?主題がはっきりしない絵だろうな。
それでも、花をたくさん入れたくなるのが人情というもの。

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 コスモスは1887年頃に渡来したと言われる外来種で、原産地はメキシコの標高1,600 - 2,800mの高原地帯。
「秋桜」と書けば、メロディーが流れてくる。

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 ノビタキは周囲を見渡しやすい茎に止まっては、飛んでいる虫や地面に隠れている虫を探す。
時には飛び立って、空中でホバリング。
ノビタキがコスモスに下りる。
コスモスはノビタキの重さに枝垂れる。
アァ!せっかく良い枝にきたのに、沈んで他の枝に被ってしまう。
そんなことも、しばしば。

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 雄が近くに廻ってきた。
真っ黒な頭巾をかぶった様な夏羽から、頭部や首の羽毛が伸びて茶褐色に。
  ノビタキ♂ 冬羽に換羽中(野鶲 英名 Common Stonechat )

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 コスモスの群落で、時たま飛び立っては花の海に沈む。
その瞬間は、まるでコスモスの海に飛び込むダイバーのようだ。

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 柔らかな茎だと、チョットした体重移動でオットット!
そんな姿もまた可愛らしい。
こちらは、たぶんひとつ上の画像の個体のペアのようだ。
若い個体はが、あっちへ行きこっちに来しているが、2羽はだいたい近くでつかず離れず一緒に動いていた。
                       
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 コスモスノ根元で採餌していた個体が、飛び出した。
コスモスの茎が沈み込む。

                       
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 枝のY字に止まると枝がかぶるが、このくらいなら良いかな。

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 薄いピンクの、コスモスの日傘だね。

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 たくさん咲いたなかに来てくれないかな?と思っていたら!

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 蕾だけよりも、花開いた茎の方がイイ感じ。

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  朝咲き始めた花弁は白いが、時間がたつにつれてピンクに変色する八重咲きの変種=スイフヨウ(酔芙蓉)にも止まってくれた。
朝は曇っていた空も、青空が顔を出すようになった。

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by photo-etudes-eiji | 2017-10-06 19:05 | 野鳥 | Comments(4)

ノビタキの秋

 刈り入れのとうに終わった畑の中程で、ノビタキが数羽盛んに食事中。
枯れ株と土塊で絵にならないなぁ~と眺めていると、畦の雑草の中に月見草やイヌタデの赤い花。
車を停めてじっと眺めていると、そこに来る。
これはジックリと待つしか無いな!
畦の雑草の中に止まったこちらは、冬羽に換わった雄だろう。
 ノビタキ(野鶲  英名 Common Stonechat )

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 畑の中段の畦にはアカマンマ=イヌタデの花が咲いている。
子供の頃、女の子達がこの花を赤飯に見立てて「ままごと遊び」をしていた。
イヌタデという言葉は、ずっと後に知った名前だった。
あっちへ飛びこっちで採餌しと忙しい。
こちらは雌かな。

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 なかなか月見草とからんでくれない。
もう少し上なら、たくさんの黄色い花が入るのだけれど・・・。

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 イヌタデの花におりた!と思いきや、被ってる。

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 やっと、月見草の所に来てくれたのは雄のノビタキ。
群落のなかで、眼が出ないのはしかたないか・・・。

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 中程で動いている個体が、イヌタデの花に来た!
車の外に出れば、もう少し高い位置から撮れるのだが・・。
なかなか思い通りには行かない。
我慢我慢で車中から500mm手持ちだ。

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 そうこうしている時、突然近くのイヌタデの花にノビタキが止まった。

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 遠くで採餌している個体は、ススキの近くに止まった。
渡りの前の、秋のノビタキらしい光景だ。

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  遠いが、やっとススキの茎に止まってくれた。

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 風はめっきりと涼しさを増した。
ノビタキは夏鳥として5月頃渡って来て繁殖を終え、秋にはだんだんと高原や山地から下り平地の河川敷や田園地帯に移り、やがて南下して海を渡る。
関西以南で越冬したという例があったが。
もう少し、いろいろな花がらみで遊んでくれるだろう。
 ノビタキ(野鶲 英名 Common Stonechat )
 
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by photo-etudes-eiji | 2017-09-28 18:49 | 野鳥 | Comments(0)