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 ヒバリが巣作りをしていた近くには、麦畑が広がっていた。
今では、東京で麦畑を探すのは一苦労だが房総では時たま見受けられる。
一時、テレビドラマをやっていたので、カーラジから♪ムギは泣き ムギは咲き♪と、よく流れていた。
そんなワンフレーズが浮かんでくる景色の中に、「ヒッヒッヒッヒッ・・・・チャッチャッチャッ」と鳴きながら飛んでいくセッカがいた。
 セッカ(雪加 Zitting cisticola)

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 いれば撮る!
ところが、なかなかの難敵で直ぐにムギの中に沈んでしまう。
沈んだと思うと、離れた場所から急に飛び立って去って行く。
その飛びものを狙うが・・・早くて難しい。
そしてなかなか戻っては来ない。
時季が時季だからだろうか?

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 セッカも興味深い鳥だが、ジックリと撮るにはほかの方が優先していた。
興味深い事は二つほどあって、一つは一夫多妻の鳥で「1羽の雄が1シーズンにつくった巣の数は平均6.5個、最多18個の巣」などといった記述があった。
もうひとつが、「繁殖期の雄の特長で口内が真っ黒になる現象」
婚姻色の一種ではないかと言われているそうだが、そこを撮ったことがなかった。
それほど近くはなかったが、鳴いた瞬間を連写してなんとか口の中が黒い感じが撮れた。
だからこの個体は間違いなくオスだ。
 セッカ ♂ (雪加 Zitting cisticola)

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 セッカは卵やヒナの世話をメスにまかせ、次のメスを誘う巣づくりに励むそうだが、そんな様子はなかなか撮影できそうもない。
ほかの鳥が気に掛かってしまうから・・・。

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 ヒバリに気をとられていたら、突然、車の前方横の畦にセッカがとまった。
7メートルほどの近さにビックリしたが、5秒ほどとまってくれたので数カット撮ることが出来た。
セッカの羽根の薄さは特徴的でのびをしたときなど、後が透き通って見えるそうだが・・・、なかなかそうは撮れなかった。

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by photo-etudes-eiji | 2019-05-29 18:00 | 野鳥 | Comments(0)

クモマツマキチョウ

 ギフチョウを撮ったら、クモマツマキチョウに会いたくなる。
蝶専門ではないのですべて美しいとは思えないし、毛虫は苦手だし、チャドクガにはやられてひどい目に遭っているし・・・。
それでも、シジミチョウはベネツィアンマスクを思わせるような目がかわいく、ギフとクモツキは別格。
クモマツマキチョウは、表翅の鮮やかな赤味を帯びた黄色またはオレンジがとてもキレイだが、裏翅の色や模様が素晴らしい。
雲の間に金色の雷光が走ったような、金粉をまぶしたような美しさにひかれる。
 クモマツマキチョウ ♂( 雲間褄黄蝶 The Orange Tip

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 早朝にウグイスやオオルリ・コマドリの声を聞き、キビタキ・コルリを見て気温が上がった頃探し始めると、一頭の雄がヒラヒラと現れた。
現れたのはイイが、なかなかとまってくれない。
やっと、カキドオシの花にとまった。
カキドオシ(垣通し)は、シソ科の植物の1種で日本中どこでも道ばたなどで見られる多年草。
こんな時でなければ、滅多に目もくれない草花だが・・・、クモマツマキチョウの時だけは咲いている場所を丹念に探す

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 クモマツマキチョウは、準絶滅危惧種。
長野県では、指定文化財・長野県天然記念物で、指定全域で採集禁止蝶。
採集禁止にもかかわらず、産卵した食草ごと盗まれてしまうといい、昨年もそんな人がいたという。
鳥の世界も蝶の世界も・・・困った人はどこにでもいる、ということか・・・。

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 スミレは満開に咲いているのに、そこにはなかなか来てはくれかった。
やっととまっても、なかなか撮りづらいところ。
キレイに開翅もしてくれず、次から次ぎへと瞬時で飛んでしまう。

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 飛んでいるのは蜂なのか蟻なのか?
まったく分からない。
蟻がシジミチョウと関係性が深いというが、クモマツマキチョウとという話は聞かないから、たまたま吸蜜でバッタリ鉢合わせということか。

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 雌のクモマツマキチョウは、一時間に二度ほどのペースで出てくれたがやはり飛び回ってばかりだった。
どういう時期に発生し、どのような時間帯や条件で開翅してくれるのか?
いろいろなことが不勉強なままでも、とりあえず今年も雌雄に会えた。
 クモマツマキチョウ ♀( 雲間褄黄蝶 The Orange Tip

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by photo-etudes-eiji | 2019-05-26 20:26 | | Comments(0)

 田園地帯にヒバリが舞い上がっていた。
♪ピーチュル、ピーチュル、ピーチュク、ピーチュク♪とさえずりながら天高く舞い上がる、「揚げ雲雀」。
 ヒバリ(雲雀 Eurasian skylark)

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 農道の傍らで眺めていると、水田の畦に降りたりすぐ側の畑に舞い降りたり。

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 ヒバリの名は多くの人が知っているが、これを見せるとみんなが「エェ~、こんな顔なの!!」とビックリしてくれる。
  
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 2014年~2016年に、日本野鳥の会がおこなった「わたしの町のヒバリ情報」アンケートで、「見たこと・聞いたことがあるか?」の設問に対しては、どちらも約90%の人が見たこと、聞いたことがあると回答していた。
それは、野鳥の会周辺の人たちの回答だからだろう。
一般の人を対象にしたら、スカイラークやタバコのLarkは知っていても、野鳥のヒバリは名前は100%でも見た聞いたという比率は極端に少ないのではと思う。
 下は巣作りする雌を見守っていたから♂でいいと思う。
 ヒバリ ♂(雲雀 Eurasian skylark)

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 そんなヒバリは、留鳥。
春先から「揚げ雲雀」で求愛・テリトリー宣言して、早ければ三月下旬には産卵に入るはず。
遅かったとしても、この時季にはもう抱卵から育雛にうつっている頃。
見渡せば周辺は草が刈られ・・・、一度目の営巣失敗を思わせる光景。
 ヒバリ ♀(雲雀 Eurasian skylark)

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 その上、巣材を運んでいる場所は・・・畦というより畑のヘリ。
 ヒバリ ♀(雲雀 Eurasian skylark)

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 ヒバリは雌が巣作りをし、雌は頭部の冠羽をあまり立てないというから、この三枚はヒバリの雌でいいだろう。
 ヒバリ ♀(雲雀 Eurasian skylark)

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 道路脇の畑のヘリでは、農機具が入ったらひとたまりもない。
前途の多難さが容易に想像できる。
雌がせっせと巣材を運び、雄は高く舞い上がってさえずる。
時折、雄は近くの盛り上がった土や杭の上でもさえずりを繰り返す。

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 ペアが連れ添って遠くへ行ったので、そのすきに一枚を携帯で・・・。
底はそれなりに巣材が詰まっていたが、回りはまだまだだった。
何とかなれば良いのだが・・・難しいだろうなぁ~~。

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by photo-etudes-eiji | 2019-05-23 17:00 | 野鳥 | Comments(0)

 今年もあちらこちらに、アオバズクが渡って来た。
青葉の芽吹く頃渡ってくるから、アオバ木菟。
あるいは、青葉に付くから青葉ズク。
 アオバズク(青葉木菟 Brown hawk-owl )

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 「木菟」はズクで、ミミズクの別称・フクロウの古語。
耳(のように見える羽角)のあるフクロウということだが、アオバズクにはないし、逆に羽角のあるシマフクロウはシマズクでは無くシマフクロウ。
羽角のあるのはトラフズクやコミミズク。
ペアになった二羽が並んでいた。
  アオバズク 左が♀・右が♂ (青葉木菟 Brown hawk-owl )

 
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 オスよりもメスの方が体が大きい。
並んでいれば一目瞭然だが、別々にいると???で、画像で比べるのはなかなか難しい。

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 フクロウの雛が巣立っていた。
一羽だけ見つけられたが、近すぎて・・・。
証拠写真を2カット・3カット撮って、その場を後にした。
 フクロウ 巣立ち雛(梟 Ural owl)

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by photo-etudes-eiji | 2019-05-22 17:00 | 野鳥 | Comments(0)

 ニリンソウの咲き誇る湿原の日陰に、咲き遅れたキクザキイチゲが一輪咲いていた。
 キクザキイチゲ 菊咲一華

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 コサメビタキの動きを見ながらそんな風景を眺めていると、突然、灌木に飛び込んだ鳥が・・・。
隙間から見えたのは、グレーな背中。
亜種サンショウクイの♀だった。
 サンショウクイ ♀(山椒食 Ashy minivet)


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 そこからニリンソウの中に飛び込んだ。
何かを食べて、また、灌木の枝にもどり・・・を繰り返し・・・。
たまたまニリンソウが咲き誇ってはいるが、林内の灌木を廻って採餌する場面はよく見たし、そこまでは見慣れた光景だった。
やがて、灌木を飛び立ち・・・、降りたところは!!
 サンショウクイ ♀(山椒食 Ashy minivet)

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 開けた湿地の真ん中のミズバショウの葉の上!
経験豊富なバーダーには「そんなこともあるね。」程度のことなのかもしれないが、僕にはとても新鮮な感動だった。


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 林縁の地面に降りるなどは見たことがあっても、ニリンソウの群落にとまって採餌するのは初めて見た。


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 サンショウクイの平均的な体重は21gで、コサメビタキが12.5g・キビタキは14gで、日本では最軽量のキクイタダキが5.6g(あくまで参考値)。
軽量の野鳥なら花にとまってとはなっても、サンショウクイではとまれば沈む、飛び立とうとすれば沈む!
そのたびにピントは外れる。

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 飛び立った瞬間に沈み込んで、翼裏面の白い帯がキレイに見えた。

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 ミズバショウの葉の上ならニリンソウよりはだいぶイイが、それでも同じこと。
まるで、広い舞台でバレエでも踊っているかの動きは微笑ましかった。
 やがて、林縁に戻り・巡り・・・レンズの最短撮影距離近い目の前の枝に。

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 獲物を探し、ニリンソウの中に飛び込んで上がったところで、慌ててレンズを振っているこちらの動きに警戒して去って行った。
ミズバショウの白い苞のある時期なら最高だったが、残念ながら花の時季は過ぎてしまっていた。
それでも大感動だった。

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by photo-etudes-eiji | 2019-05-21 12:30 | 野鳥 | Comments(0)

 渓流沿いで出会う野鳥

 渓流沿いを行けば、早い時期に良く出会うのは、漂鳥または留鳥のキセキレイやルリビタキにミソサザイ・コガラなど。
喉元の白いキセキレイ♀が、石伝いにやってきた。
英名のWagtail のwagとは、(上下・前後・左右に) 振る、振り動かす。
動作を良く表していると思う。
 キセキレイ(黄鶺鴒 Grey Wagtail )

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 漂鳥のルリビタキも、早くから山に登ってきている。
この個体は、肩羽に青味が出始めているから♂の若い個体だ。
渓流を飛び回ってフライングキャッチしたり・・・、良くさえずってくれた。
 ルリビタキ(瑠璃鶲 Red-flanked bluetail)

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 「冬山の番人」とも言われるコガラは、貯食もする留鳥または漂鳥。
これを撮ったポイントでは、標高もそれほどではないのでほぼ留鳥。
渓流沿いの木々に芽吹きがはじまり、よく見ると「ミヤマウグイスカグラ」が咲いていた。
花や葉・柄にも極細の毛がついているから、「深山鶯神楽」。
なんとか枯れ葉のないスッキリした枝で・・・と、粘ってみた。
 コガラ(小雀 Willow tit)

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 「ジョリジョリ」とよく鳴きながら、メボソムシクイが飛び回っている。
何かを捕まえた!
ハエのようなこの虫はなんだろう?
 メボソムシクイは夏場だからさえずり声を聞くことで、同定できたが・・・、これが秋の渡り時期だと、かつては同じと考えられていたオオムシクイやコムシクイとの判別が僕には無理かもしれない。
なんといっても、ムシクイ類の同定は難しい!
同定の証拠に声を動画にしていたら、目の前に茂みに下りてきた。
 メボソムシクイ (目細虫食 Japanese leaf warbler)

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 コサメビタキが、渓流で探し物。
餌探し?と思ったら、巣材あつめの最中だった。
空抜けの高い枝に盛んに巣を作っていた。
 コサメビタキ(小鮫鶲 Asian brown flycatcher)

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 ミズバショウも咲く湿地では、ニリンソウが満開だった。
その群生地の回りで、コサメビタキは盛んに採餌。
良くさえずってくれるのだが、その声を文字で表現するのが難しい。
背景はイイのだが、ニリンソウはボケでいれるのが精一杯だった。
 コサメビタキ(小鮫鶲 Asian brown flycatcher)

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by photo-etudes-eiji | 2019-05-19 20:00 | 野鳥 | Comments(0)

ヒメギフチョウの産卵

 野鳥の先輩の影響からシジミチョウのかわいらしさに触れ、シジミチョウを撮ってきた。
別格は、初めて単独登山した針ノ木大雪渓で出会った蝶屋さんの「ギフチョウ」という言葉。
そんな思い出から、シジミチョウ以外ではギフチョウ・ヒメギフチョウ・クモマツマキチョウだけ、このところ毎年会いにいっている。
今年もGW明けに行ってみたが、ギフ1・ヒメギフ4程度の出会いしか無かった。
 ヒメギフチョウ(姫岐阜蝶)

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 現地について最初に出会ったのは、交尾後にまったく動かなくなった個体。
先着の方が教えてくれた。
 ヒメギフチョウ(姫岐阜蝶)

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 狙いは、ギフチョウのイエローバンドという白馬の固有種だったが・・・、残念ながら今年はダメだった。
その上、ギフもヒメギフも個体数が少なく天気が良すぎたせいかまったくとまってくれない。
 ヒメギフチョウ(姫岐阜蝶)

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 何度も幼虫が食草とするウスバサイシンの葉の回りを飛び回っては、産卵場所を探している感じだったので粘ってみた。
 ヒメギフチョウ(姫岐阜蝶)

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 やがて、葉の裏側に潜り込み・・・、10秒20秒とぶら下がっている。
 ヒメギフチョウ(姫岐阜蝶)

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 1・2分ほどたって飛び立っていったので、しばらくして葉の裏を見てみると薄緑色の宝石のような卵が11個生み付けられていた。
 ヒメギフチョウの卵(姫岐阜蝶)

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  ウスバサイシン(薄葉細辛)

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by photo-etudes-eiji | 2019-05-18 20:00 | | Comments(2)

ヤブサメ

 誰もいない静かな探鳥地を鳥友と探し歩いているとき、微かな地鳴きを先に指摘されることが何度かあった。
聴力検査はもちろんしているが、フィールドで指標にしているのが飛来当初のヤブサメ。
ヤブサメは「シシシシシ」と8000~10000Hzの高音で鳴くので、加齢とともに聞き取れなくなってくるというのがバーダーの鉄板ネタ。
そんなヤブサメに、今年は出会えた。
 ヤブサメ(藪雨 Asian stubtail)

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 ヤブサメの声がもっとも良く聞こえそうなのは「夜型さえずり」で、飛来当初の短い期間に樹幹で鳴くというが・・・真夜中は寝ているか、車を走らせているかだから・・・。

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 ヤブサメは全長11Cmで、日本で見られる野鳥のなかではキクイタダキ10Cmなどとならんで小さい鳥。
そのうえや藪や枯れ葉の上、暗い湿った斜面などを動くので保護色になつて見つけづらい。

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 沢沿いをちょこちょこと動き回るヤブサメは、雌雄同色。
繁殖は一夫一妻だそうだが、繁殖後期に一妻多夫状態になることがあるそうだ。
サンコウチョウで、ヒナへの給餌を手伝うペア以外の♂ヘルパーを撮ったことはあるが、ヤブサメのそうした行動が何故なのか解明されていないそうだ。

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 ヤブサメの英名もなるほどね!と感心した。
stubな尾。
stubは、①(木の)切り株、株.②(鉛筆・たばこなどの)使い残り、端くれ ③(入場券などの)半券。

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 ヤブサメが見つけづらいのは、ヤブサメの成鳥の帰還率が他のスズメ目の渡り鳥と比較して低く、成鳥7.7%・幼鳥0.5%だといった北海道での調査報告があったが、そんなことも原因のひとつかもしれない。
かつては良く撮影したポイントで、見つけられなくなったのはこちらの事情だけでは無いのかもしれない。

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 陽も傾き谷も薄暗くなった頃、ヤブサメが梢にのってさえずってくれた。
しっかり、動画で録音した。
 ヤブサメ(藪雨 Asian stubtail)

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by photo-etudes-eiji | 2019-05-17 18:00 | 野鳥 | Comments(2)

コルリはヒタキ科

 一昔前、コルリやコマドリ・ルリビタキ・ジョウビタキやノビタキはスズメ目ツグミ科でオオルリやキビタキ・ムギマキはヒタキ科だった。
常用している4冊の図鑑も、買い換えていないのでそのまま載っている。
鳥類学などまったく縁の無かった僕は、同じような見た目の小鳥が、科が違うのは何故だろうと不思議に思ったものだ。
2012年9月に日本鳥類目録改訂第7版が「日本鳥学会」から発表され、ツグミ科は無くなりヒタキ科に統合された。
上記のすべてがヒタキ科にまとまった。
 コルリ ♂ (小瑠璃 Siberian blue robin)

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 ところが、ネットでは今でも時折ツグミ科としてコルリが出てくることがある。
古い図鑑で調べたか、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』でコルリを調べると「スズメ目ツグミ科分類される鳥類」となっているから、ここでコピー&ペーストしたのかもしれない。
ちなみにWikipediaで、ツグミを調べるとヒタキ科になっている。
最新に直したところと、昔のままのところがあるということだ。

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普段僕は、科や属といった分類を気にすることがあまりないが、この時季になると気になってしまう。
 今年も、沢のコルリは良く出てきてくれた。
 コルリ ♂ (小瑠璃 Siberian blue robin)


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 オオルリの鮮やかな瑠璃色に比べて、コルリの羽衣はおとなしい。
オオルリの色はカワセミやブッポウソウなどと同じ構造色だが、コルリは違うのかもしれない。
 
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 英語名の「blue robin」には共感を覚える。
鳴き声が割とにているうえに、飛来当初など同じ場所でコマドリが鳴きコルリが鳴きとうれしい競演が見られるから。

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 コルリの換羽も、よくわからない。
いろいろ見てくると、キビタキの「半ナリ個体」のように一部だけ換羽の遅れた個体に出会う。
下の個体はいわゆる、第一回夏羽♂ということなのだろうか?
 コルリ ♂ (小瑠璃 Siberian blue robin)

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 分からないことばかりだが、小さな小鳥の様々な動きを眺めているといろいろ疑問も浮かんできて、それもまた楽しいことだ。
 コルリ ♂ (小瑠璃 Siberian blue robin)

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by photo-etudes-eiji | 2019-05-15 19:00 | 野鳥 | Comments(0)

 漆黒と純白に深い瑠璃色・・、オオルリの羽衣は鮮やかなコントラストが美しい。
とりわけ美しいブルーは、色素によるものではなく、羽毛の微細な構造がつくりだす「構造色」だという。
オオルリの青い羽は、羽軸に内弁・外弁と呼ばれる整列した羽枝の並びで出来ている。
近年の研究( 徐 敬善 セオ キョンソン さん 2016 など)では、その羽枝の両側にはたくさんの小羽枝が付いていて、羽枝は青く小羽枝は黒だそうだ。
オオルリの鮮やかなブルーは、羽枝の構造からくる光の散乱・干渉・回折によって見えているそうだ。
「構造色」といえば、コンパクトディスクやシャボン玉の七色に輝く姿が浮かぶが、それ自身には色がついていない。
オオルリの青は、たくさんの羽枝自身の色との相乗効果で七色にではなく青が強調されて見えているのだろうか?
難しいところはボーッとしておいて、少し知って眺めるオオルリはいっそう美しい色だ。
 オオルリ ♂(大瑠璃 Blue-and-white flycatcher)

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by photo-etudes-eiji | 2019-05-13 20:00 | 野鳥 | Comments(0)