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 世の中の渋滞と喧騒を避けるには・・・ガツガツとわざわざ同じような絵を撮りに行くこともないなと、ゆっくり地元を散歩。
寒気が入ってこの時季には珍しく、冠雪した富士山が美しい。

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 八重山吹が光の中でゆれている。
別の山吹色には縁がないが、五月に向かう春のイイ色だ。

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 ライラックは思い出の花。
その花を見たのは、中学時代に読んだ小説の影響から。
今年も札幌大通公園などで、五月になれば「ライラック祭り」が開かれるのだろう。

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 ライラックはフランス語ではリラ、和名では紫丁香花(ムラサキハシドイ)だ。
「丁香花=はしどい」などとは読めもしないが、香りの良いことは間違いなく眼を閉じればいろいろな思い出が浮かぶ。

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 路面の反射熱の影響か、いち早く咲くバス停脇のベニバナトチノキが薄紅色の花をつけていた。
この花で撮りたい光景があるのだが・・・なかなか思うようには・・・。

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 ベニバナトチノキは、「アメリカ紅花栃の木」と「西洋栃の木(マロニエ)」との交配種だからマロニエというには不正確なのだろうが、白い花のマロニエに比べやはり目をひかれる。

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 子供の頃読んだ座右の書、ヴィクトル・ユゴーの『レ・ミゼラブル』や『ノートルダム・ド・パリ』(和訳名はちょっと差別用語的な感があるので)
パリの「マロニエの並木道」にも、ベニバナトチノキがたまに植えられているそうだから、広義の意味でこの花も僕にはマロニエだ。

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 ヤエザクラの公園では夜半の風に、花びらがたくさん落ちていた。
ここはスズメが砂浴びをするところ。

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 若木ばかりの運動場のソメイヨシノや河津桜に十月桜、その枝の実が赤く色付いていた。
少年野球の声が心地よい。

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 歩道沿いにヤグルマの花が、たぶんボラティアで植栽されている。
僕も奧さんも、ヤグルマソウで疑いもしなかったが、『ユキノシタ科のヤグルマソウと混同しないように現在ではヤグルマギクと統一されて呼ばれ、最新の図鑑等の出版物もヤグルマギクの名称で統一されている。』とあった。
子供の頃の東京の下町では、ヤグルマソウだったと思うのだが・・・。

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 プラタナスが、青空に枝を広げて気持ちよさそう。
ついでにここのベンチで、昼食だ。
 たぶん、モミジバスズカケノキだろう。
スズカケノキとアメリカスズカケノキとの交配種というが、僕にはプラタナスでひとくくり。

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 脚立を持ち出してもうひとつ高い位置で構図すれば、建物ももう少しいれてイイ感じになるのかな?
カメラを持って散歩に行くと、あちこちでつかまってろくな運動にもならないのが難点だ。

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by photo-etudes-eiji | 2019-04-30 23:17 | 風景 | Comments(0)

四月の道

 春の道を歩くのは、気持ちが良い。
散歩が目的だったり鳥見のついでだったりするが、カメラを持って出るとなかなか先に進めなくなるのが問題だ。
車の点検ついでに寄るのは、船橋・海老川ジョギングロードの桜並木。
亡くなった小出監督が、市船陸上部やリクルートの有森裕子・高橋尚子等と走っていた道。
僕らは、あっという間に抜かされていた。

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 房総の村の古民家は、もしかしたら鳥友の遠戚かもしれない。
ひと雨降ってしっとりとしていたら、もう少し良い雰囲気なのだが・・・。

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 佐倉マラソンのコースそばの佐倉ふるさと広場は、ベニマシコやアリスイはじめ冬鳥撮りのさいや流星撮影で寄るところ。
近くに住む職場の先輩と待ち合わせて、チューリップを眺めた。

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 オランダ風車が、今は佐倉マラソンの30キロ地点。
ここからマラソンが始まる地点で、ここまでを調子に乗って走ってきた市民ランナーが面白いように落ちてくる。
そんなことを思っていられるのも、あと7・8キロなのだが・・・。

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 荒川土手は気持ちの良い空が広がる。
花見がてら、母を車イスに乗せ叔母と歩いた。
正面は「キューポラのある街」川口、振り返ると「いつでも夢を」の木造の西新井橋があった。
いずれもリアルタイムで見てはいないが、吉永小百合さんの映画の舞台。
正面左の四ッの塔が岩淵新水門(通称は青水門)で、隅田川の始まるところ。

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 足立農業公園は、1912年ワシントンのポトマック河畔に贈られた「荒川堤の五色桜」を復活させるために、1981年ポトマック公園の桜から枝を採取して34品種3,000本の里帰りを実現した桜の名所。
麦の穂が勢いよく伸びて、もう少しで麦秋だ。

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 園内には今では珍しくなってしまった、レンゲ草が!
懐かしいフォークソングがある。

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 ツクシンボウは童心を誘うが、農家にとっては難防除雑草。
子供の頃、母の手にはいつも頑固な灰汁が付いていた。
今では、「草むしり爪 パワーネイル」なんてものがあるんだな~っ。

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鳥撮りの帰りに、タケノコを掘った。
足の裏でわずかな土のふくらみを探し当てると、それがタケノコのあるところ。
慣れぬ動作に腕がしびれた。画像はもらったもの(^^;)。

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 掘って採れるのは嬉しいが、その後の処理は・・・奧さん任せ(^^;)
大きなナベなど無いから・・・三度もかかっていた。
タケノコご飯はおいしい!

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by photo-etudes-eiji | 2019-04-28 17:00 | 風景 | Comments(0)

コガラとミソサザイ

 4月の山は、冬と春が行きつ戻りつしながらゆっくりと変わってゆく。
渓流の流れも、雪解けをあつめながらもまだ細い。
斜面の雪の上を、コガラが獲物を探し歩いていた。
コガラを、「冬山の番人」という人がいる。
山地から亜高山帯の森林内に生息するコガラは留鳥で、ほかのカラ類が里に下っても山に残っている。
零下10度の雪の中で、元気に飛び回っているのを何度も撮ったことがある。
そのたびに、「冬山の番人」説に納得したものだ。
 コガラ(小雀 Willow tit)

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 コガラはホシガラスと同じく秋に貯食し、カラ類の中では唯一巣穴をキツツキのように自作するという。
黒ネクタイのシジュウカラに対し、黒いベレー帽に蝶ネクタイ(チョビ髭のように見える)のコガラ。
どうやら、枝の中にいたなにかの卵のようなものを見つけたようだ。
 コガラ(小雀 Willow tit)

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 春まだ浅き渓流に、忙しく飛ぶのはカワガラスだが・・・今年は会えなかった。
そのかわり、ミソサザイは元気にさえずりペアが出来ていた。
「鳥の王様」=ミソサザイは、日本では留鳥で一部が低山から平地に下りて越冬する漂鳥。
小さい割に「美爆音」の声量で一夫多妻だが、ここでは二羽しか見つけられなかった。
少ない水量に水鏡のミソサザイ。
 ミソサザイ(鷦鷯 Eurasian wren)

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 尾羽を立て、石伝いに飛び歩いては獲物を探す。

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 まだまだ、渓流沿いに虫の発生は遅れているのだろうか?
忙しなく動き回り、探し廻っていた。

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 そして時折、見事な歌声を聞かせてくれる。 


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ミソサザイは、狙いの鳥がなかなか見つけられぬ時には慰め楽しませてくれるイイ奴だ。

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by photo-etudes-eiji | 2019-04-23 20:30 | 野鳥 | Comments(0)

コマドリを探しに

 スプリング・エフェメラルのカタクリが咲きギフチョウがでて、信州や上州からヒメギフチョウが飛び始めたと知らせが届けば、コマドリが待ち遠しくなる。
ノビタキが来て、オオルリやキビタキが・・・と続けば、空振りでも今季の様子見に行きたくなる。
 車中泊してあちこちのポイントを廻ると、ある所は思いもよらぬ雪の道。
幹を中心に円状に雪解けすることを、「根明け」・「根開き」・「木の根明く(きのねあく)」・「雪根開き(ゆきねびらき)」・「根開き(ねひらき)」「木の根開き(きのねあき)」と、いろいろな言い方があるようだ。
植物の体温はふつう外気の温度変化につれてかわるというが、氷点下近くでも自ら発熱し体温を二十度近くに保つザゼンソウとは違って、大陽光の照射と雪面の反射で外から温められ、地中からの水分の吸い上げで中からも温められるそんな相乗効果からくるのだろう。

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 そんな根明きを眺めながら歩くのには理由があって、そこにアカゲラやミソサザイなどが採餌に来ているかもしれないからだ。
だが、・・・ウ~ン、声がしない・・・。
ミソサザイとコガラ・ルリビタキの声に、カケスが鳴いて飛んだ。
すると、逆光の冬枯れの藪の中に動く影が・・・コマドリだった。
2019年春の初カットだが、等倍で切り抜くしかない光り輝くガサ藪の中だった。
 コマドリ ♂ (駒鳥 Japanese robin)

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 鳴きもせずに藪の中を移動して、また一瞬姿を現したが逆光は変わらない。

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 しばらく見失い、どこかにでないかと目をこらしていると、思いがけず戻ってきていたようで順光の枝に出てきてくれた。
そして二声、♪ヒンカララ~~~♪。
八ヶ月ぶりの歌声とその美しい姿に感激した。

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 鳴きやむとともにまた藪に消えて、静かになってしまった。
代わりに楽しませてくれたのは、ルリビタキの若雄や雌。
ミソサザイはペアになって飛んでいた。
彼らに遊んでもらいながら待つと、ふたたびコマドリが逆光の中に来てくれた。

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 逆光ではどうしようもないので、先に行って待っているとなんとか見られる場所にのっておすまし。

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 そこで、尾羽を開き数回さえずってくれた。

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 テリトリー争いの時などは威嚇のために尾羽を立て開き鳴き交わしているが、この時は尾羽を立てず日光浴するかのようなのどかささえ感じる歌い方。
まだ、ほかの個体は到着していないのだろう。
この個体の声だけが響く。


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 もうしばらくすれば、ほかの雄や雌達も到着するだろう。
長旅から解放されたような軽やかなさえずりは、今期初対面のこちらの気持ちも軽くしてくれる。
 さえずり終えて、満足そうないい顔をしている。
数ポイントを廻って探したが、出会いはこの時だけ。
まだもうしばらく、多数の到着には時間がかかるのだろう。
たった一羽とはいえ、幸先良く出会えた。

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by photo-etudes-eiji | 2019-04-20 19:30 | 野鳥 | Comments(0)

菜の花とサシバ

 サシバが渡って来て、しばらくたった。
何度か観察していると、いろいろな場面を見ることができた。
サシバも雄が先に渡って来て縄張りを作りながら雌を待つ・・・というがそれには間に合わず、いきなりペアになっていた。
芽吹き間近の梢や電柱の上などにとまっては、それぞれに獲物を探していた。
 サシバ 雌 (差羽 Grey-faced buzzard)

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 ところが、とまるところは芽吹き前の枝!
なんとか、バックに緑をと思うが・・・なかなかそうはいかない。
おまけに気温が上がれば空気は揺らぎ、期待のバックさえ綺麗に出ない。
 サシバ 雄 (差羽 Grey-faced buzzard)

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 里山の竹藪バックも、色合いがもうひとつ。


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 そんなことを考えていたら、獲物を捕まえて・・・ガサの上。
その上咥えているのは、僕が大嫌いなヘビ!
それを頭から丸呑みなのだが・・・すべてを飲みきれず、尻尾がクチバシ先でクネクネ・・・(>_<)
シャッターを切ることは切ったが・・・、食べ終わってからやっと落ち着いて撮れた。
 サシバ(差羽 Grey-faced buzzard)

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 獲物獲りも、緑の中なら安心して見ていられる。
 サシバ(差羽 Grey-faced buzzard)

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 交尾も何度かあったのだが・・・、残念なことに電線だったり、枝がらみの向こう。

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 休耕地には、アブラナが今を盛りに咲き、香り・・・ベニシジミが飛んでいた。
そこに飛び込んでくれないか!そこを横切ってくれないか?と待つのだが、通算たったの一度だけ。
 サシバ 雄 (差羽 Grey-faced buzzard)

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 おまけに、菜の花に飛び込む直前のピントを外し・・・、再飛び出しもしびれが切れて逃し、横飛びだけだった。

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 桜の枝もたった一度、菜の花もたった一度で消化不良だったが、サシバのいろいろな姿を見ることができた。

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by photo-etudes-eiji | 2019-04-18 19:00 | 野鳥 | Comments(0)

桜とサシバ

 時折、横殴りの雪が吹き付ける山の里でイヌワシやクマタカの繁殖調査をしているとき、突然谷筋から猛禽が浮き上がってきた。
房総でもまだ飛来情報も無い時期だったので、クマタカ!とマニュアルでピントを合わせると・・・サシバだった。
それから数日、サシバが来ているようなので地元のポイントに行ってみた。
サシバは、里やまの指標種とされる。

育雛期にサシバの親は1日に20~50回の給餌を35日間ほど続け、雛が巣立つまでには1羽あたり約5㎏の小動物を与えるそうだ。
それほどのカエルやヘビ・トカゲなどを想像すると、苦手な僕は・・・ひいてしまうが・・・、豊かな生物多様性がなければ生存が難しいということ。
クマゲラやヨタカやライチョウなどとともに、絶滅危惧Ⅱ類。
こんなサイトを見て欲しい。
  絶滅危惧種・サシバはどんな鳥?(前編)
  https://www.nacsj.or.jp/2017/03/246/
  国際サシバサミット2019

  https://www.nacsj.or.jp/2019/02/14772/
 サシバ ♂(差羽 Grey-faced buzzard)

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 サシバ ♀(差羽 Grey-faced buzzard)

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 サシバ ♂(差羽 Grey-faced buzzard)

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 里山の桜は満開になっていた。
そこに来れば良いなと思ったが、なかなか来てはくれなかった。
ワンチャンスがあったのだが・・・思った以上に桜の花がうるさい。
 サシバ ♀(差羽 Grey-faced buzzard)


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  サシバ ♂(差羽 Grey-faced buzzard)

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by photo-etudes-eiji | 2019-04-15 20:00 | 野鳥 | Comments(0)


 先天的に体組織における色素(メラニン)が過剰に生産される体質を持ち、同種の通常の個体よりも強く黒みがかった姿をしている個体はメラニズムとされる。

この薄黒いシジュウカラは、黒化=メラニズムなのだろうか?

 羽色異常のシジュウカラ(四十雀 great tit


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 黒いシジュウカラといえば、2016年につくばで見つけられ、20172月にDNA検査で雌の黒化個体と判明した事例がある。

「黒いシジュウカラ~珍しい黒化個体を DNA で確認」 国立科学博物館のプレスリリースによれば、

『環境省の関東地方環境事務所長の許可を得て捕獲にも成功、採取した微量の血液を使ってDNA(デオキシリボ核酸)バーコーディングという手法によって種の判定を行ったところ間違いなくシジュウカラであることが判明した。』とある。

 画像は「国立科学博物館」の許可を得て掲載します。クレジットをいれました。



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 つくば市で発見され確認された黒いシジュウカラに比べ、「房総のむら」のシジュウカラは黒化と断定するにはあまりにも無理がありそうだ。

上背の普通は黄緑の部分の黒や、頬にあたる普通は白い部分の黒などを見ると何らかの汚れが付いているようだ。



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 単純な汚れだとすれば、水浴び後にはとれそうなものだがこれがなかなかとれない。



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 むしろ、ほかの部分の濡れ羽色に眼がいってしまう。


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 知見をもった鳥友の意見を聞き、僕なりに出した結論は「羽色異常」といえるだけ。

羽色異常には二つあり、羽毛に過剰な色素が供給される「黒化=メラニズム」と、何らかの汚れからくる染色があるが、この個体は汚れの可能性が高い。

 そんなことを考えながら見ていると、おもしろい場面にも出会う。

落ちたドングリの実を運び、その果肉を食べるのかと思いきや・・・。


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 割った実の中からなにかの幼虫をとりだした。

一冬の間に、実の中で幼虫が育っていたのだった。


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 薄黒いシジュウカラの羽色異常の原因はねぐらにあるのかもしれないが、それを調べることはしなかった。


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 薄黒いシジュウカラを合間あいまに撮りながら、雌雄も探してみた。

雄は胸の黒いネクタイ部分が太く、雌は細い。

この羽色異常の個体は下腹部までネクタイは太いから♂。


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 羽色異常のシジュウカラは、その後も元気にとびまわっている。

どうもペアになっている感じがなかったのが心配だが、折に触れて合いに行こうかと思っている。


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by photo-etudes-eiji | 2019-04-11 21:17 | 野鳥 | Comments(0)

 しばらく時間がたってしまったのは、どういうことなのか僕の力では判断が出来ず変化を見てみたかったから。
「房総のむら」に薄黒いシジュウカラがいる。
立ち寄る度に、テリトリーにしているポイントで元気に飛び回っていた。
その色合いは、墨汁やススや重油などで汚れたようでもあり、普通種のシジュウカラと変わらぬ白い部分もありで、どういうことでそうした羽色になったのか不思議だった。
冬枯れの時季は積もった枯れ葉をめくっては虫を探し、ドングリの殻を割っては中に育っている幼虫を食べ、芽吹き後はそこに付いた幼虫を盛んに食べていた。
 シジュウカラ(四十雀 great tit )

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 シジュウカラは、公園から山地の林までいろいろなところで目にする留鳥。
普段ならその混群の中に冬鳥や夏鳥を探す目当てにする程度だが、その黒さは何故なのか?と気に掛かってしまった。
 シジュウカラ(四十雀 great tit )と羽色異常のシジュウカラ

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 シジュウカラは、石垣や民家の隙間や樹洞、さらには巣箱といろいろなところで営巣する。
現地には茅葺きの保存旧家もあり、煤で燻された隙間を塒にしていればコールタール状になった汚れが付くとも想像できる。
廃油などで汚れた水場で水浴びをする習慣があって・・・ということも考えられる。

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 薄黒いシジュウカラは、鳥友に聞けば2013年にも撮ったことがあり何年か見られているという。
シジュウカラの成鳥の平均寿命1年8か月、野外での長命記録は15年と読んだことがある。
そうすると、代々受け継がれているとも思えるし、同じ個体の可能性もないとはいえず・・・。
調べようもない迷宮に陥った。


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 シジュウカラ1羽が1年間に食べる虫の量をガの幼虫に換算すると、12万5千匹になるという古いドイツでの研究があるという。
日がな一日、薄黒いシジュウカラは元気に飛び回っては盛んに採餌していた。


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 時には水場に下りて水浴びし、羽繕いもする。
そんな時には、羽色に何か変化がないかといろいろな部位を撮ろうとしたが・・・なかなか良い角度とはならない。


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 ほかのシジュウカラとテリトリー争いを演じるときなどは、両者が並んでくれないか?両方が尾羽をひろげてくれないかなどとつまらぬ事も考えた。
 手前は普通のシジュウカラ、奥は羽色異常のシジュウカラ。

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 上背面をキレイにしっかり撮ろうとか・・・。


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 下部を撮ろうとか・・・。
いろいろとやって、羽色異常の謎に近づいてみようとしたが・・・。

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 こちらのたいして働かない脳味噌に比べ、シジュウカラはセッセせっせといそがしく採餌していた。

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by photo-etudes-eiji | 2019-04-10 19:00 | 野鳥 | Comments(0)

 ギフチョウは、ヒルトッピングという習性をもつ。
山頂に集まってくる蝶のメスは、多くが新鮮で交尾をしておらず、交尾をした後は山を下る習性があり、ヒルトッピングはオスと、未交尾のメスが出会うための行動という。
その習性から、山頂では卍飛翔というクルクルと回りながら高く上がる姿を見ることができる。
そんなことを期待して登ったのだが、到着するとすでに交尾したペアが地面にいた。
 ギフチョウ(岐阜蝶 Japanese Luehdorfia)


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 ギフチョウの雌雄識別として、ふつうメスはオスよりも大型で♂は体背面に長毛が密集、♀は長毛が少なく、前胸背に赤褐色の毛があるという。
素人判断だが、左の個体が♀だと思う。

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 時たま羽ばたいて位置を変え、ずいぶんと撮らせてもらった。
右が♀。


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 最後は結合したまま斜面を下ってしまい見つけられなくなってしまった。
右上が♀、下が♂。

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山頂で一時間ほど過ごし下った川沿いの道は、日当たりのよいところはスミレがずいぶんと咲いていた。
飛来数は少なく、サクラがらみやカタクリなどでは見られずスミレに吸蜜に来た一頭だけ。
 ここに来て欲しいなというところでは撮れず・・・。
 スミレ(菫)violet

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 ギフチョウが出始めて数日?という時季だったが、それでも一通りミツバツツジやスミレで撮れたうえに交尾まで見ることができたのは、運がよかったのかなと思う。


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by photo-etudes-eiji | 2019-04-03 20:30 | | Comments(0)

春の妖精-ギフチョウ

 319日、父が90歳9ヶ月で、突然逝ってしまった。

101歳で旅だった長姉からすればまだまだと安心していたのに、お盆に妹と会い、次姉のところで昔話に興じ寿司を食べ・・・眠るように・・・。

いろいろと思うことはあり、しばらく忙しなくしていた。


 久しぶりに、ドライブをした。

この時季になれば会いたくなる、スプリング・エフェメラル。

村のサクラは満開近く、昼過ぎまではもつはずの青空に映えていた。

 サクラ(桜 Cherry blossom


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 登山道を上るとミツバツツジが咲いていた。

その周辺を、春の妖精=ギフチョウが周回していた。

しばらく待つと、ミツバツツジにとまってくれた。

ミツバツツジ(三葉躑躅)にとまるギフチョウ(岐阜蝶 Japanese Luehdorfia


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 登山道には3頭が飛び回っていた。

枯れ葉の中に下りては吸水したり、笹の葉に留まったり・・・。


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 後肢の斑紋が美しい。


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 山頂に着くと、先着の方々が三人で撮影していた。

なんと、交尾していた。

近くにはもう一頭。

交尾個体は次回に。


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 交尾個体が飛んで斜面に入ってしまいしばらく待っている間に、地元の「チョウ類保全協会」の方に「センボンヤリ」という野草を教えて貰った。

毎年地上の茎と葉を枯らし地下茎と根で越冬する野草で、種はふさふさの毛の生えた実をつけるそうだ。

その毛がいっぱい立つようすを大名行列の「千本の槍」に見立てた名前で、別名「紫蒲公英(むらさきたんぽぽ)」。

名前を携帯メールに保存し、帰宅後検索してみると・・・なるほど耳かきについているふさふさの梵天のようだ。

気温が上がって少し花が開いてきた。

 センボンヤリ(千本槍)


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 頂上を後にして下ると、登山道から飛び立った鳥が!

トラツグミだった。

留鳥または漂鳥として周年生息するトラツグミは、森の中で夜中に細い声で「ヒィーヒィー」と鳴き鵺(ぬえ)または鵺鳥(ぬえどり)とも呼ばれる。

 トラツグミ(虎鶫  Scaly Thrush


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 登山道を下りると、やはりスプリング・エフェメラルのカタクリが開いていた。

 カタクリ(片栗 Katakuri(Dogtooth violet)


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 残念ながらカタクリにもサクラにも来なかったが、スミレには来てくれた。

昨年も撮ったヤエザクラは、まだ一分咲きで下は飛来数もスミレに来た一頭だけだった。


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by photo-etudes-eiji | 2019-04-01 20:30 | | Comments(2)