ふたご座流星群-2018

 ふたご座流星群はほんとうにイイ流星群だ。
問題は天気と撮影ポイントと実力。
遠出を避けて向かった昔からのポイントは湿度が高く、レンズヒーターのモバイルバッテリーが途中で切れてしまった。
出先で携帯に充電し、半分ほどしか残っていなかったというドジからだった。
 今夜も出かけるので・・・とりあえず、現像したものを。

e0365355_19351689.jpg



e0365355_19351631.jpg


 北印旛沼の朝焼け。

e0365355_19351589.jpg


e0365355_19351585.jpg


e0365355_19351546.jpg


 北印旛沼の人気者=モモイロペリカンのカンタ君が起きた。
1994年頃から北印旛沼・吉高在住のカンタ君は、今日も元気だった。

e0365355_19351592.jpg


[PR]
by photo-etudes-eiji | 2018-12-14 20:00 | 流星群 | Comments(0)

 1円硬貨を5枚並べて、ジックリ眺める。
一円玉は、重さが1グラムで直径2cm。
5枚ならべれば、キクイタダキの全長(仰向けに寝かせた嘴先端から尾羽の先まで)。
ここに一枚足せば、6gでキクイタダキの平均体重。
日本で見られる野鳥の中で一番小さい鳥=キクイタダキが、今期は当たり年であちこちの公園に来ている。
原画を縮小して実際のキクイタダキとほぼ同じ大きさにしてみた。
 キクイタダキ(菊戴 Goldcrest 学名:Regulus regulus)

e0365355_00024643.jpg

 キクイタダキは春から夏の繁殖期は亜高山帯から山地にかけての針葉樹林に生息し、秋に低地や暖地に移動してくる「留鳥」または「漂鳥」だが、3~4年おきに多数が首都圏に飛来する傾向があるように思う。
日本で見られる野鳥の中で、エナガ・ミソサザイとともに最小の鳥の一種とされるキクイタダキ。
スギやマツの枝葉のなかでチョコマカと動き回って、なかなか撮らせてくれない。

e0365355_00014567.jpg

 野鳥の大きさは、地域差や個体の雌雄・年齢差などで多少の違いもあるから単純に比較はできないが、手元の資料で大きさを比べて見た。

e0365355_00014597.jpg


 キクイタダキ  全長100mm 尾羽長 41mm 体重 6g 
 ミソサザイ   全長105mm 尾羽長 35mm 体重 9g
 エナガ     全長136mm 尾羽長 74m 体重 8g
(元資料=日本産鳥類測定表 日本野鳥の会大阪支部 1941年 故佐々木勇氏が作成)
 日本鳥類標識協会の第一回測定値報告でも同様な数値だった。

e0365355_00014539.jpg

 日本一小さい鳥キクイタダキは、昆虫やクモ、チョウや蛾の幼虫などを主食にしている。
スギや広葉樹で見るときは、こちらは安心して見ていることができる。

e0365355_00014607.jpg
 しかし問題は、マツの尖った葉元を縫うように忙しなく移動しているときだ。

e0365355_00014604.jpg
 
 キクイタダキの小さな体に、あの尖った松の葉は凶器ではないのだろうか?とつくづく思う。
カマキリに捕食されてしまうこともあるキクイタダキは、自らの危険を引き替えに尖った松の葉に守ってもらっているのかもしれない。

e0365355_00243203.jpg
 小さい体と細いクチバシは、他の種が利用できないような針葉樹の細かい隙間からもエサをとることができる。エナガやシジュウカラと混群になって動いているのも、そんな特性からだろう。

e0365355_00243205.jpg


 キクイタダキの頭頂には黄色の冠羽があり、普段は一辺の花びらをのせたように見えるが開くと菊の花びらのように見えることから和名がついたという。
しかしなかなかその花びらを見せてくれない。

e0365355_00251490.jpg

 菊の花びらを開花させるのは繁殖期の初めの頃というが、なにかの拍子で開くこともあるのだが・・・。

e0365355_00251405.jpg

 キクイタダキは「鳥の王様」。
これについては過去記事2017年05月16日を参照。
学名のレグルス(Regulus) が、ラテン語で「(小さな)王」ということからだけではない。
 
e0365355_00360422.jpg

 日本一小さい鳥キクイタダキに遊ばれながら、毎回、やっと撮っている。
キクイタダキのせわしなさに比べれば、世界一小さい鳥マメハチドリは花の蜜を吸うためにホバリングするから少しは楽だろうかなどと考えたりしながら・・・。
 
e0365355_00360400.jpg

 ちなみに、世界一小さい鳥は、キューバに生息するマメハチドリで全長4~6cm、体重2g。 
当然、卵も世界一小さく、マメハチドリの卵は長さ約6mm、重量は約0.3gというから驚く。
現場ではそんなことを考える余裕など無く、必死に探しレンズにいれれば、枯れ松の高い位置のマツボックリに鎮座したキクイタダキがキョトンとしていた。

e0365355_00360471.jpg

[PR]
by photo-etudes-eiji | 2018-12-13 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

ナベヅルがやって来た!

 フィールドで野鳥の出を待っていると、背後の遠い空に黒い点が三っ。
アオサギにしては順光なのに黒いし体が太い気がするし、鵜にしては飛び方も体型も違う。
双眼鏡に入れて見ると、ツル!
胴体の羽衣の色が鍋についた煤のように見えることから、和名がついたといわれるナベヅルだった。
ナベヅル三羽はゆったりと、しかも、なんとなくユーモラスな格好でこちらに向かってくる。
 ナベヅル(鍋鶴 Hooded crane)

e0365355_00180861.jpg

 ナベヅルは800mほど先の田圃に降り立ったようだ。
500mほど歩き、畦の枯れ草の隙間から急いで証拠にワンカットを押さえた。
ナベヅルは絶滅危惧II類(環境省レッドリスト)。

e0365355_00180872.jpg

 距離をつめようとしたが、ナベヅルはしばらくして飛び立ってしまった。
しかし、こちらに飛んでくるではないか!

e0365355_00180883.jpg


 三羽は家族なのだろうか?
前後を成鳥がゆき、真ん中の個体は頭部から顔・頸と淡褐色だから幼鳥だ。

e0365355_00180849.jpg

 村の杉林を横切りひと羽ばたきごとに近づき、南西に向かうが・・・レンズからはみ出してしまった。

e0365355_00180806.jpg
 ナベヅルは、世界の推定生息数の九割が九州・鹿児島の出水市で越冬するという。
近年、その過度の集中が種の保存上からも問題になって、デコイを設置するなどして越冬地を分散させようとの試みも始まっている。

e0365355_00221288.jpg
 2014 年 11 月に出されたパブリックコメント資料を、一部抜粋してみた。
『ナベヅル、マナヅルの新越冬地形成等に関する基本的考え方   環境省自然環境局野生生物課 鳥獣保護業務室 』
『3 目標 第一段階として、集中化による絶滅リスクの回避が喫緊の課題であり、ナベヅルは、世界の個体の約9割が出水で集中して越冬していることから、まずはナベヅルに対して優先的に取り組み、国内の出水以外の複数地域で安定的に合計1,000羽以上(成鳥)越冬する(環境省レッドリストの絶滅危惧 種判定の一基準)ことを目標とする。マナヅルについては、出水での集中の割合は世界の個体の約5割とナベヅルより低いものの、世界の個体数は、ナベヅルよりも少ないことから、ナベヅルのように具体的な個体数の設定は行わないものの、出水以外での越冬個体数の増加を目指す。 最終的な目標としては、出水以外の国内複数箇所において、出水のよう な長期安定的な越冬地を形成するとともに、国内でのツル類の健全な個体群の維持を図ること、また、出水においても、餌場、ねぐらへの過度の集中を緩和し、できる限り給餌に頼らずに生息できる良好な越冬環境を形成・維持することを目標とする。 』

e0365355_00221286.jpg
 ナベヅルが戻ってこないか?と、 チラチラと西の空を見て北の空を見て・・・。
すると、北の空からハクチョウの群れが飛んできた。
 コハクチョウ(小白鳥 Tundra swan )

e0365355_00221176.jpg
 コハクチョウの群れのようだ。
「本埜のハクチョウの里」では、今期の飛来数が130羽を超えたとか。
コハクチョウ(小白鳥 Tundra swan )

e0365355_00221111.jpg
 この冬はもう一度コハクチョウのビルパターンを三種きっちりと撮りたいものだ。
(過去記事の2018-01-31 「コハクチョウのビルパターン」に詳しく)

e0365355_00221179.jpg

 そんなことを考えながら待っていると、ふたたび西北の空にナベヅルが戻ってきた。
先回りして先ほどの田圃近くにと思っていたら・・・東の空に飛んでいってしまった。
この冬、茨城・千葉とナベヅル飛来の話を聞く。
この家族は同じ家族なのかどうか解らないが、いずれにしても周辺に落ち着けばまた会う機会もできるだろう。
 ナベヅル(鍋鶴 Hooded crane)

e0365355_00244639.jpg


[PR]
by photo-etudes-eiji | 2018-12-05 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

 湾岸の公園は、かつて反公害運動の高まりの中で首都高湾岸線から東関道を伸ばす際に緩衝緑地帯として作られた。
そこには、マテバシイなどの公害に強い常緑樹が植樹された。
今年も、そのマテバシイを幼虫が「食樹」とするムラサキツバメが気温が上がると舞っている。
 誰が植えたのか、最近人気の皇帝ダリア=木立ダリアが一輪の花をつけていた。
 皇帝ダリア・キダチダリア(木立ダリア)

e0365355_22255807.jpg


 ムラサキツバメは、ウラギンシジミやムラサキシジミとともに、ここで集団越冬している。
今年も数カ所で集団ねぐらができている。
が・・・、残念なことはいたるところ過剰に剪定・刈り込みされてチョウの卵や幼虫も排除され、野鳥が逃げ込む隙間もドンドン無くなってしまっていることだ。
 アオキに集団ねぐらができていた。
 ムラサキツバメ(紫燕)の集団ねぐら

e0365355_22264391.jpg


 ムラサキツバメの集団ねぐらに、一頭だけムラサキシジミが一緒に居た。
ムラサキシジミには尾状突起が無いから、すぐに区別がつく。
このアオキも、剪定されすぎてみすぼらしいこぢんまりとした株になってしまったが、気温が上がって集団ねぐらからムラサキシジミが降りてきて羽を広げてくれた。
 ムラサキシジミ ♂(紫小灰蝶 Japanese oakblue)

e0365355_22301156.jpg

 光が差し込むと青紫が輝きを増し美しい。
近くにはこれも切り詰められたサザンカの垣があり、花盛りなのだがなかなかうまく花とからんでくれない。
無理矢理、横から花をいれて撮った。
 ムラサキシジミ ♀(紫小灰蝶 Japanese oakblue)

e0365355_22301101.jpg


 ムラサキシジミも、光が差し込む一時間ほどの短い時間に羽を広げ椿やサザンカ・アオキなどで葉の表面のミネラルなどを補給するのだろうか?
 ムラサキシジミ ♀(紫小灰蝶 Japanese oakblue)

e0365355_22301222.jpg

e0365355_22301216.jpg

e0365355_22301205.jpg

 ムラサキツバメの♂がねぐらから降りて、リュウノヒゲの葉の上で開翅してくれた。
 ムラサキツバメ ♂(紫燕)

e0365355_22264302.jpg


 ムラサキシジミもムラサキツバメも、緩衝緑地帯の谷津干潟~テニスコート・秋津サッカー場・野球場から香澄~幕張と続く一帯に暮らしている。
一帯はすべて埋め立て地。
ムラサキツバメやムラサキシジミは、そこに植樹されたマテバシイによって運ばれここに来たのだろう。
ムラサキツバメは1990年代までは本州(近畿地方以西)、四国、九州に分布していると考えられていたのだから。
マテバシイの葉でムラサキツバメが羽を広げていた。
 ムラサキツバメ ♀(紫燕)

e0365355_22345891.jpg

 純白のサザンカに、ムラサキツバメがきて吸蜜してくれた。
こうしたときは羽を広げてはくれないのが残念だが、あちらこちらと舞っては移動して様々な花で撮らせてくれた。
しかし、翅裏だけでは雌雄の判定が僕には難しいのが難点。
 ムラサキツバメ (紫燕)

e0365355_22345804.jpg

 ムラサキシジミもムラサキツバメも、アリに守られる代わりにアリに分泌物を提供するという共生をおこなうことが知られている。
ただ最近の研究では、単なる共生ではなくムラサキシジミやムラサキツバメの幼虫の出す分泌物のなかにアリを従属させるような物質があり一方的に従属させているといった事も明らかになってきている。
 公園を散歩するときに、カメラを持っていくと・・・どうしても目が行ってしまい・・・これでは運動量が少なくなってしまうのが問題だ!
 ムラサキツバメ (紫燕)

e0365355_22345840.jpg


[PR]
by photo-etudes-eiji | 2018-12-03 06:00 | Comments(0)

落ち葉とミヤマホオジロ

 木枯らし一番が近畿には来ても、東京地方では1979年以来の39年ぶりに木枯らし無しの師走。
これでは冬鳥は関東に向かわず、近畿に行ってしまいそうだ(根拠があるわけではないけれど)。
それでも少数が来ているからと、ミヤマホオジロを探しに行った。
 ミヤマホオジロは警戒心が強い。
枯れ葉を踏むこちらの足音に敏感に反応して、草むらや樹間に隠れてしまう。
静かに歩いては、双眼鏡で先を探し・・・、いた!
そっと寄ったが、一歩近づきすぎた!!
地表からピョンとジャンプして細い枝にのってしまった。
 ミヤマホオジロ ♂(深山頬白 Yellow-throated bunting)


e0365355_22305550.jpg
 
 じっと動かず静かにしていると、やがて安心したのかふたたび降りて藪際に。

e0365355_22305593.jpg

 ちかくに雌がいるようだ。
 ♪チッ・・チッ♪と地鳴きしてから、黄葉の枯れ葉のなかに。
もう一羽が草藪で動いている。


e0365355_22305491.jpg

 さかんに草の実を食べ始めてくれた。

e0365355_22305494.jpg

 こちらの存在を一応確認しながらも、盛んに採餌してくれる。
雌も枯れ葉の中に出て来てくれた。
黄色と茶色の枯れ葉は、ミヤマホオジロには合いすぎるくらいにピッタリ。
雄の派手さに比べ、雌は動かずにじっとしていたら探すのに一苦労の保護色になっている。

e0365355_22502139.jpg

 ミヤマホオジロは広島県や長崎県対馬では繁殖例があるそうだが、ロシア南東部・中国・朝鮮半島から渡ってくる冬鳥。
昔は漂鳥のルリビタキのように、夏は高い山で=深山で暮らし冬は低地に降りてくると考えられていたのだろうか?

e0365355_22502152.jpg


 20分近く遊んでくれて、林の中に消えていった。
雪が降っても、また会えるだろうから8ヶ月ぶりの出会いに喜んで他を探しに移動した。 
 
e0365355_22532061.jpg


 



[PR]
by photo-etudes-eiji | 2018-12-01 06:00 | 野鳥 | Comments(0)