柿とアオゲラ

 カラムクドリに始まりベニヒワの大群やヤマヒバリに出会え、ドイツトウヒでのイスカやシラビソの天辺コマドリなど念願の絵を撮ることができた2018年。
最後は、日本固有種と学名に日本語の入った植物で締めよう。
 アオゲラは日本にのみ生息し繁殖する固有種。
そのアオゲラはなかなかにグルメで、蟻からマユミの実やサクラの実・タラノキの実といろいろな実も食べる。
一方の柿は、『柿の起源と品種分化・・・神崎真哉 近畿大学農学部』によれば中国原産の温帯性落葉果樹で、東アジアの固有種。
グルジア、アルメニア、トルコ辺りでは干し柿を作るそうだ。
ヨーロッパや北アメリカには江戸時代に日本から伝わり、その影響で学名に「Diospyros kaki」と「柿」が入り「Dios=神」「pyros=穀物」で、「神のたべもの」という意味になったという。
英名でも柿は「Kaki Persimmon」。
 そんな柿の木に、固有種アオゲラがやって来た。
 アオゲラ ♂(緑啄木鳥 Japanese green woodpecker)

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 伸び放題の徒長枝が邪魔して、スッキリした場所でなかなかとらせてくれないのが困りもの。
アオゲラは遠くでビョービョーと鳴いていたと思えば、一気に柿の木の中段のこみ入ったところにやってきて、周囲を見回し食べやすい実のところまで登っていく。

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 そうして、柿の実に嘴を突き刺してはゼリーやジュレ状になった実を長い舌でなめとる。
あるいは長い上嘴のヘリ全体でこそぎ落として食べていた。

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 一口二口食べては、瞬膜を閉じて「ウ~~ン、うまい!」とでも言っているかの表情を見せる。
やっと来だした寒気の中で、一日アオゲラに遊んでもらった。

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 アオゲラ ♀(緑啄木鳥 Japanese green woodpecker)

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 左が♂右がメス

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 アオゲラ ♀(緑啄木鳥 Japanese green woodpecker)

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by photo-etudes-eiji | 2018-12-30 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

コミミズク

 2018年も残りわずかになって、やっとこの冬、初のコミミズクに会えた。
コミミズクは優秀な野ねずみハンター。
葦原や草地を飛び回っては、みごとな狩りを見せてくれる。
今までもたくさん撮っているから、スローシャッターで流し撮り風に撮ってみようか?などと色気を出した。
とはいっても、そこは小心者。
1/200~1/125程度の中途半端で。
獲物を捕まえて飛んできたコミミズクが、草原に降りた。
 コミミズク(小耳木菟 Short-eared owl)


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by photo-etudes-eiji | 2018-12-29 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

 朝霜の干拓地にチュウヒが舞い降りた。
しばらく眺めてから、静かにすこしづつ距離をつめた。
羽繕いをしている。
もうひとつ近づくと、飛び立つ予感がしてレンズを構えて待つと・・・・。
その場でフワッと浮かぶ感じに飛び始めた。
翼の一羽ばたきが大きく、体の大きさ故に浮かぶことに初力の大半が使われている感じだ。
小鳥なら一瞬で画角から外れてしまうが、以外にゆったりとした飛び立ちを目にしてなるほどなと妙に感心した。
 チュウヒ(沢鵟 Eastern marsh harrier)

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by photo-etudes-eiji | 2018-12-25 21:16 | 野鳥 | Comments(0)


 広い干拓地を廻ると、いろいろな野鳥に出会う。
オオタカが釣り堀の傍らの木に潜んで、カモでも狙っているのだろう。
車窓から証拠写真を撮って、見えるか見えないかぎりぎりまで近づいたら・・・飛び立たれた。
 オオタカ(大鷹 Northern goshawk)

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このオオタカは標識調査されている個体。
脚環がされているが、数字をすべてを読み切れなかった。
枝被りの中から飛び立ち数カットを撮ったが、目が枝で隠れたりしてろくな写真にならなかった。
 オオタカ(大鷹 Northern goshawk)

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 タゲリの群れが田圃に降りていた。
冬鳥のタゲリは、背面の暗緑色の金属光沢が美しいがジックリ撮るのが狙いではないので数カット。
 タゲリ(田鳧 Northern lapwing)

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 タゲリはトラツグミと同じように、脚で地面をたたきその震動でミミズなどをおびき出して採餌する。
そんな場面をジックリと思うが、なかなか機会が無い。
 タゲリ(田鳧 Northern lapwing)

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 タゲリは雌雄同色だが、メスは頭部と胸部の黒い部分に褐色味があるという。
ジックリと狙わなければ、なかなか判断は難しい。
 タゲリ(田鳧 Northern lapwing)
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 モズが、こちらが驚くほどに近づいてきた。
朝日をうけて肩羽の灰色が染まっているが、初列風切の白斑があるから雄個体だ。
 モズ(百舌 Bull-headed shrike)

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 思いがけない出会いもある。
ペアのように寄り添って採餌する2羽を見つけた。
少数が越冬飛来するヒシクイとマガンだった。
絶滅危惧II類で 、日本では1971年に国の天然記念物に指定されているヒシクイ。
日本雁を保護する会とロシア科学アカデミーとの共同標識調査で、ロシアのツンドラ地帯で繁殖する亜種ヒシクイの内、カムチャツカ半島南部の群れが日本へ渡ることが明らかになったという。
 ヒシクイ(菱喰 Bean goose)

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 ただ、普段から水鳥は撮っていない僕がすぐにヒシクイと同定できたわけではない。
あたりに他の鳥影はなく、2羽の種が違うことにおかしさを感じて撮るだけ撮って帰宅後図鑑で確認したのだ。
もう一羽のマガンは、歌川広重の作品「月に雁」にも登場した冬鳥で「準絶滅危惧種」。
 マガン(真雁 Greater white-fronted goose)

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 電柱の上であたりを見回しているのは、ハヤブサ。
ハヤブサは山方面でたくさん撮っているので、絵にならないから証拠写真に押さえただけだが、ここもまたハヤブサの狩り場ということだ。
 ハヤブサ(隼 Peregrine falcon )

 
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by photo-etudes-eiji | 2018-12-23 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

 早朝の干拓地を、猛禽を探して走る。
朝霜の降りた田に、チュウヒがいた。
 チュウヒ(沢鵟 Eastern marsh harrier)

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 チュウヒ(沢鵟 Eastern marsh harrier)

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 霜の降りた二番穂の中にいた別個体のチュウヒが少し動いた。
こちら向きではないのが残念。
 チュウヒ(沢鵟 Eastern marsh harrier)

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 雲間から朝陽が顔を出すと、霜もチュウヒもほのかに染まった。
 チュウヒ(沢鵟 Eastern marsh harrier)

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 最初に見つけて、まずは証拠写真をとシャッターを切って少し近づく。
三度目にさらに近づいたところで、睨まれた!
 チュウヒ(沢鵟 Eastern marsh harrier)

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 チュウヒ(沢鵟 Eastern marsh harrier)

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 干拓地の行き止まりの道に車を停め、少しまどろんだ。
ふと目を開けると、遠くにツグミのような鳥影があった。
双眼鏡でのぞくと、何かコチョウゲンボウの雰囲気だった。
車を動かせばたぶん逃げられるだろうからと待っていると、田圃一枚二枚と近づいてきた。
 コチョウゲンボウ (小長元坊 Merlin)

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 ハヤブサ科ハヤブサ属のコチョウゲンボウは、目から頬へのヒゲ状のハヤブサ斑が、チョウゲンボウに比べて薄い。
尾羽もチョウゲンボウよりも短い。
日本へは北海道から九州まで各地に渡来する冬鳥だが、数はそれほど多くないという。
どうやら雌タイプのようだ。
 コチョウゲンボウ (小長元坊 Merlin)
 
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 辺りを見回しては獲物を探す。
ここまで近づいてくれたから動こうかなと思ったとき、飛び立たれた。
尾羽には太めの黒色横帯が見えた。
チョウゲンボウなら、横帯は細く10本ほどある。
 コチョウゲンボウ (小長元坊 Merlin)

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 成鳥雌なのか幼鳥で雌雄判別できないタイプか、残念ながら僕の猛禽の実力では不明だからメスタイプとしておこう。
コチョウゲンボウは、「越冬地では数羽から十数羽の群れでねぐらをとる。」という一文を見た。
ほんとうなら、そんな場面を見たいものだと思う。
 コチョウゲンボウ (小長元坊 Merlin)

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 チュウヒの別個体が、二番穂の中に降りていた。
頭部からの白さが目立つ、国内型の若鳥なのだろうか?
 チュウヒ(沢鵟 Eastern marsh harrier)

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 ノスリが二羽、田に降りてマッタリとしていた。
一羽が突然飛びあがり、爪を伸ばして降りた。
バッタでも捕まえたのだろうか?その食事場面は見えなかった。
 ノスリ(鵟 Common Buzzard)

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by photo-etudes-eiji | 2018-12-21 20:00 | 野鳥 | Comments(0)

 11月の半ば頃、猛禽を待っていると路肩の草むらに見慣れないずんぐりと丸まった鳥が、まるで日光浴をしているかのように座り込んでいた。
日本の野鳥としては、見たことのない鳥だった。

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しばらく撮っていると、別の個体が草むらから顔を出した。
以前に、房総中央部の射撃場近くで撮影したこともあり、あとから出て来た個体は「コリンウズラ」とピンときた。
しかし、赤茶色の個体は見たことがなく、安易に「コリンウズラ」と断定するわけにはいかないので、いろいろと調べてみた。
コーネル大学のHPに「Northern Bobwhite ・・・In Masked subspecies of southwestern U.S and Mexico male has black head with solid rufous or chestnut underparts」と書かれた個体の写真があったが、頭頂部まで真っ黒で同じ種には思えなかった。
 困ったあげくに「日本野鳥の会」と「国立環境研究所」に問い合わせてみた。
調べている間に、情報網にながれたようで12月に入るとネットに「コリンウズラ」がいろいろ出てきだし、『胸に白斑があり、眼の周囲が黒い個体はメスではないでしょうか』とか『コリンウズラの幼鳥』『コリンウズラ若鳥』とか、諸説でている。
 コリンウズラ ♂ Northern Bobwhiteに似た個体

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 後から出て来た個体は、「Wikipedia」でコリンウズラと検索すれば出てくる、「Northern Bobwhite 学名:Colinus virginianus」にピッタリと来る種だった。
赤茶色の一羽はずっと座り込んだままで、もう一羽は側溝に入ってそこでエノコログサなどの種子を食べたりしていた。
コリンウズラ ♂ Northern Bobwhiteに似た個体

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 コリンウズラは、アメリカ中東部やメキシコを原産とするウズラより一回り大きいがっしりした体型で全長約20~25センチメートル。
コリンウズラ(学名:Colinus virginianus)は、キジ目ナンベイウズラ科で22亜種(1亜種は絶滅)に分かれているそうだ。
要注意外来生物で、侵入経路は猟犬の訓練用として1980年頃から放鳥されるようになったとある。
アメリカでは狩猟対象として人気種である一方、農地開発などにより個体数が減少し、保護が開始されたと環境省「要注意外来生物リスト」にある。
  コリンウズラ ♂ Northern Bobwhiteに似た個体

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 ほとんど周年にわたって群で生活するという。
周囲には三羽は確認できたが、撮影できたのは二個体。
 コリンウズラの雄は、額とくちばしの付け根・眼下部分は黒色で、のど・眉斑は白色、雌は顔が黄褐色で過眼線は褐色淡い黄色だとであるので、こちらは間違いなくコリンウズラの♂。
英名は「ぼぶ、ぼぶ、ほわいと」と聞こえる鳴き声に由来するそうだが、僕には「フィョーフォイ」といった風に聞こえた。
  コリンウズラ ♂ Northern Bobwhiteに似た個体

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 コリンウズラは、日本では移入種。
販売サイトや「ウズラ交換会」などを調べてみると、ノーマルコリン・レッドコリン・白(ホワイト)コリン・メキシココリン・パイドコリン・カンムリウズラ・スノーフレーク・テネシーレッド・ズアカカンムリウズラなどなど。
実に多様な種が出てくる。
 コリンウズラ ♂ Northern Bobwhiteに似た個体

 
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 コリンウズラは外側を向き群がって眠りにつく特徴があり、これは何か異変が起こった際に全員がバラバラに飛び立てるような習性になっていることからだそうだ。
 コリンウズラ ♂ Northern Bobwhiteに似た個体

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 さて、問題は赤茶色で顔は黒く頬に茶色のこの個体。 
 コリンウズラ  亜種名不明種としておく

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 問い合わせた、「国立環境研究所」と「日本野鳥の会」から、丁寧な返信をいただいた。
一部抜粋して・・・・。

「国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター」
『 ☆写真の赤い個体は、顔が黒っぽいので分布の南西部に生息する顔が黒くて赤いMaskedというタイプの雄に近い。
 ☆顔の黒色部は典型的な個体よりも少なく、下面も横斑が散見されるので、白っぽいタイプとの中間的な個体のようです
 ☆白っぽいタイプ個体群では、幼鳥は赤くなくて雌の羽色に近いようです
 ☆調べた限りではMaskedタイプの雄幼鳥が赤っぽい可能性がないとは言えないと思うが(ただし他種の例から想像するに可能性は低いと思う)、その場合は羽色で雄幼鳥か雄成鳥かを判断することは出来ないということになります
 ☆原産地では異なる色彩の個体群は亜種とされているようですが、ペット等で流通している日本では今回のような赤いけどちょっと中間的といった個体の由来は正確にはわからないようです。
 ☆茨城でこのタイプの個体を標識したことのある人に聞いたのですが、品種間で混ぜ合わせたものが売られているなどがあるようで、該当する亜種はいないとのことです。』


「日本野鳥の会 自然保護室」
『Hand Book of the World という図鑑の第2巻によると、コリンウズラは22亜種に分かれており、額とくちばしの付け根、眼下部分は黒色、のど、眉斑は白色の写真は、北アメリカ南東部に分布する亜種virginianusと思われます。
また、赤茶色い個体の写真は、メキシコで見られる亜種ridgwayiに良く似ています。一方で、販売されているコリンウズラには通常の羽色のものと、レッドタイプなど色変わりのものも販売されており、写真だけからは、正確に判断することはできません。
また、写真の鳥を幼鳥と判断できるだけの根拠も写真ではわかりません。おそらく幼鳥ではないと思います。』
 
 「国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター」と「日本野鳥の会 自然保護室」から返信をいただいた後も、いろいろと調べて僕なりに出した結論は『コリンウズラではあるが、日本で野生化したものはDNA解析でもしなければ亜種名や交雑を特定できない。
したがって雌雄・若鳥・幼鳥などの安易な断定や誤誘導は避けるべきだ。』ということ。




by photo-etudes-eiji | 2018-12-19 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

 ふたご座流星群の極大は14日21時頃の予定だが、直前まで雲量・水蒸気画像を眺めては悩み山中湖へ。
日付が変わる頃まで雲はとれず、時折のぞく雲間の星々を眺めてはシャッターを切った。
 ふたご座流星群 Geminids おおくま座 北斗七星

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 全天で一番明るい恒星=おおいぬ座シリウスの上を流れる。
シリウスは和名では「大星」「青星」、中国では「天狼星」。

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 冬の大三角を流れる。

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 カシオペヤ座とふたご座流星。


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 おうし座のプレアデス星団=日本名ではすばる(昴)の下を流れる。

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 Nikon D5にレンズはAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED。
24mmで、この画角では冬の大三角のひとつ、こいぬ座のプロキオンがギリギリ入らない。


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 オリオンの左脚にあたるリゲルが、もう少しで富士山頂に隠れようとしている。

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 やっと、こいぬ座のプロキオンが画角に入り冬の大三角の完成だ!

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 冬の大三角がやっと入ったので、星の名前を入れてみた。
牡牛座のアルデバランのすぐ側を流れた。


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 おおいぬ座のシリウスのすぐ側に明るい流星が流れた。


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 この時間帯に流れた比較的明るいふたご座流星を6枚選んで、単純に比較明合成をした。
100枚200枚と合成すると、空が真っ白くなってしまうので、かえってこの方が雰囲気が分かるかな。

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 明け方はやはり流星数も少なくなった。
綺麗な赤富士とまではいかなかったが、日の出の光を浴びて富士山が色付いた。


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by photo-etudes-eiji | 2018-12-17 06:00 | 流星群 | Comments(0)

ふたご座流星群-2018

 ふたご座流星群はほんとうにイイ流星群だ。
問題は天気と撮影ポイントと実力。
遠出を避けて向かった昔からのポイントは湿度が高く、レンズヒーターのモバイルバッテリーが途中で切れてしまった。
出先で携帯に充電し、半分ほどしか残っていなかったというドジからだった。
 今夜も出かけるので・・・とりあえず、現像したものを。

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 北印旛沼の朝焼け。

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 北印旛沼の人気者=モモイロペリカンのカンタ君が起きた。
1994年頃から北印旛沼・吉高在住のカンタ君は、今日も元気だった。

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by photo-etudes-eiji | 2018-12-14 20:00 | 流星群 | Comments(0)

 1円硬貨を5枚並べて、ジックリ眺める。
一円玉は、重さが1グラムで直径2cm。
5枚ならべれば、キクイタダキの全長(仰向けに寝かせた嘴先端から尾羽の先まで)。
ここに一枚足せば、6gでキクイタダキの平均体重。
日本で見られる野鳥の中で一番小さい鳥=キクイタダキが、今期は当たり年であちこちの公園に来ている。
原画を縮小して実際のキクイタダキとほぼ同じ大きさにしてみた。
 キクイタダキ(菊戴 Goldcrest 学名:Regulus regulus)

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 キクイタダキは春から夏の繁殖期は亜高山帯から山地にかけての針葉樹林に生息し、秋に低地や暖地に移動してくる「留鳥」または「漂鳥」だが、3~4年おきに多数が首都圏に飛来する傾向があるように思う。
日本で見られる野鳥の中で、エナガ・ミソサザイとともに最小の鳥の一種とされるキクイタダキ。
スギやマツの枝葉のなかでチョコマカと動き回って、なかなか撮らせてくれない。

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 野鳥の大きさは、地域差や個体の雌雄・年齢差などで多少の違いもあるから単純に比較はできないが、手元の資料で大きさを比べて見た。

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 キクイタダキ  全長100mm 尾羽長 41mm 体重 6g 
 ミソサザイ   全長105mm 尾羽長 35mm 体重 9g
 エナガ     全長136mm 尾羽長 74m 体重 8g
(元資料=日本産鳥類測定表 日本野鳥の会大阪支部 1941年 故佐々木勇氏が作成)
 日本鳥類標識協会の第一回測定値報告でも同様な数値だった。

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 日本一小さい鳥キクイタダキは、昆虫やクモ、チョウや蛾の幼虫などを主食にしている。
スギや広葉樹で見るときは、こちらは安心して見ていることができる。

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 しかし問題は、マツの尖った葉元を縫うように忙しなく移動しているときだ。

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 キクイタダキの小さな体に、あの尖った松の葉は凶器ではないのだろうか?とつくづく思う。
カマキリに捕食されてしまうこともあるキクイタダキは、自らの危険を引き替えに尖った松の葉に守ってもらっているのかもしれない。

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 小さい体と細いクチバシは、他の種が利用できないような針葉樹の細かい隙間からもエサをとることができる。エナガやシジュウカラと混群になって動いているのも、そんな特性からだろう。

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 キクイタダキの頭頂には黄色の冠羽があり、普段は一辺の花びらをのせたように見えるが開くと菊の花びらのように見えることから和名がついたという。
しかしなかなかその花びらを見せてくれない。

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 菊の花びらを開花させるのは繁殖期の初めの頃というが、なにかの拍子で開くこともあるのだが・・・。

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 キクイタダキは「鳥の王様」。
これについては過去記事2017年05月16日を参照。
学名のレグルス(Regulus) が、ラテン語で「(小さな)王」ということからだけではない。
 
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 日本一小さい鳥キクイタダキに遊ばれながら、毎回、やっと撮っている。
キクイタダキのせわしなさに比べれば、世界一小さい鳥マメハチドリは花の蜜を吸うためにホバリングするから少しは楽だろうかなどと考えたりしながら・・・。
 
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 ちなみに、世界一小さい鳥は、キューバに生息するマメハチドリで全長4~6cm、体重2g。 
当然、卵も世界一小さく、マメハチドリの卵は長さ約6mm、重量は約0.3gというから驚く。
現場ではそんなことを考える余裕など無く、必死に探しレンズにいれれば、枯れ松の高い位置のマツボックリに鎮座したキクイタダキがキョトンとしていた。

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by photo-etudes-eiji | 2018-12-13 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

ナベヅルがやって来た!

 フィールドで野鳥の出を待っていると、背後の遠い空に黒い点が三っ。
アオサギにしては順光なのに黒いし体が太い気がするし、鵜にしては飛び方も体型も違う。
双眼鏡に入れて見ると、ツル!
胴体の羽衣の色が鍋についた煤のように見えることから、和名がついたといわれるナベヅルだった。
ナベヅル三羽はゆったりと、しかも、なんとなくユーモラスな格好でこちらに向かってくる。
 ナベヅル(鍋鶴 Hooded crane)

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 ナベヅルは800mほど先の田圃に降り立ったようだ。
500mほど歩き、畦の枯れ草の隙間から急いで証拠にワンカットを押さえた。
ナベヅルは絶滅危惧II類(環境省レッドリスト)。

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 距離をつめようとしたが、ナベヅルはしばらくして飛び立ってしまった。
しかし、こちらに飛んでくるではないか!

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 三羽は家族なのだろうか?
前後を成鳥がゆき、真ん中の個体は頭部から顔・頸と淡褐色だから幼鳥だ。

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 村の杉林を横切りひと羽ばたきごとに近づき、南西に向かうが・・・レンズからはみ出してしまった。

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 ナベヅルは、世界の推定生息数の九割が九州・鹿児島の出水市で越冬するという。
近年、その過度の集中が種の保存上からも問題になって、デコイを設置するなどして越冬地を分散させようとの試みも始まっている。

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 2014 年 11 月に出されたパブリックコメント資料を、一部抜粋してみた。
『ナベヅル、マナヅルの新越冬地形成等に関する基本的考え方   環境省自然環境局野生生物課 鳥獣保護業務室 』
『3 目標 第一段階として、集中化による絶滅リスクの回避が喫緊の課題であり、ナベヅルは、世界の個体の約9割が出水で集中して越冬していることから、まずはナベヅルに対して優先的に取り組み、国内の出水以外の複数地域で安定的に合計1,000羽以上(成鳥)越冬する(環境省レッドリストの絶滅危惧 種判定の一基準)ことを目標とする。マナヅルについては、出水での集中の割合は世界の個体の約5割とナベヅルより低いものの、世界の個体数は、ナベヅルよりも少ないことから、ナベヅルのように具体的な個体数の設定は行わないものの、出水以外での越冬個体数の増加を目指す。 最終的な目標としては、出水以外の国内複数箇所において、出水のよう な長期安定的な越冬地を形成するとともに、国内でのツル類の健全な個体群の維持を図ること、また、出水においても、餌場、ねぐらへの過度の集中を緩和し、できる限り給餌に頼らずに生息できる良好な越冬環境を形成・維持することを目標とする。 』

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 ナベヅルが戻ってこないか?と、 チラチラと西の空を見て北の空を見て・・・。
すると、北の空からハクチョウの群れが飛んできた。
 コハクチョウ(小白鳥 Tundra swan )

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 コハクチョウの群れのようだ。
「本埜のハクチョウの里」では、今期の飛来数が130羽を超えたとか。
コハクチョウ(小白鳥 Tundra swan )

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 この冬はもう一度コハクチョウのビルパターンを三種きっちりと撮りたいものだ。
(過去記事の2018-01-31 「コハクチョウのビルパターン」に詳しく)

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 そんなことを考えながら待っていると、ふたたび西北の空にナベヅルが戻ってきた。
先回りして先ほどの田圃近くにと思っていたら・・・東の空に飛んでいってしまった。
この冬、茨城・千葉とナベヅル飛来の話を聞く。
この家族は同じ家族なのかどうか解らないが、いずれにしても周辺に落ち着けばまた会う機会もできるだろう。
 ナベヅル(鍋鶴 Hooded crane)

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by photo-etudes-eiji | 2018-12-05 06:00 | 野鳥 | Comments(0)