カラムクドリが、ピラカンサの実を食べる。
「ピラカンサ」と言い、最近は「ピラカンサス」とも目にする。
ピラカンサはバラ科トキワサンザシ属で、これをピラカンサ属といったりするらしい。
トキワサンザシやタチバナモドキ(実はオレンジ黄色)やヒマラヤピラカンサなどが属する。
ピラカンサの学名は Pyracantha で英語読みにすると「パイラカンサ」又は「ピラカンサ」。
英語で、このピラカンサ(Pyracantha)の仲間を総称して、複数形で pyracanthasピラカンサズまたはピラカンサス。
この辺からきているのではという説があるが・・・よくわからない。
 カラムクドリ(唐椋鳥 White-shouldered Starling)

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 カラムクドリは、今はこの実を中心に食べに来ている。
時折、ネズミモチを食べてもいたが・・・。
ピラカンサ、ウメ、サクラなどの「未熟果には青酸配糖体のプルナシンやアミグダリンが含まれている。」という。
野鳥にはこうした人間にとっては毒性のものでも、強烈に消化してしまう機能がある。

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 実を咥えて飛び出しそうだったので、連写した。

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 3枚目は甘くなってしまった。
それはさておき、このピラカンサの実にも不思議なことが有り、何時だったかどこでだったか忘れてしまったが・・・。
レンジャクが、この実を食べて死んでしまったという話を聞いた。
未熟果の青酸配糖体を大量摂取したためとか。
 そこでよく見ていると、カラムクドリは食べる実をしっかり選んでいるようにも見えた。

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 そして、3・4粒飲み込むと枝隠れ葉隠れのところで必ず一休み。
それは、こんな訳もあるのかなと思った。

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 一方で、多数の野鳥カメラマンが集まっているせいか、枝と枝の間の房?の中段あたりを食べ尽くしているから、完熟した実だけ食べているようにも見えない。
どの実を食べるかの基準が解らない。

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 カラムクドリの「舌」の形状が垣間見えるカットが撮れた。
細長の△板を下からの筋肉で押し上げたり引いたり・・・そんな感じかな?
イスカの舌とは、△板のところがぜんぜん違う。

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△板を押さえに転がす感じで・・・・

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 丸呑みだ。

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 これを見ても、ヤツガシラの上に放り投げてパックンという食べ方が可愛くて仕方ない。
 ピラカンサの実をほんの少し味見してみた。(危険だからまねしないでください。
完熟していそうな実でも酸味が強かったが、一冬経過した実はスカスカのリンゴの実くらいの無味だった。

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 いろいろな条件が重なって、ここに来てくれれば・・・という、たわわに残っている枝に出て来てくれた。

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by photo-etudes-eiji | 2017-12-29 22:40 | 野鳥 | Comments(2)

ヤツガシラ ふたたび!

 カトマンズからの帰路の航空機でもらった喉風邪をひきづり、ふたご座流星群の徹夜ボケをしていた頃。
今年2月に続いて、ふたたびヤツガシラに出会えた。
ヤツガシラは、君津や神奈川・埼玉・長野のりんご畑と何度も出会っているが、そのたびに可愛らしく魅せられてしまう。
 ヤツガシラ(戴勝 Eurasian Hoopoe)
  
                       
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 冠羽がたくさんあることから「八頭飾鳥」が略して「八頭」となったと、「名前の由来と語源  野鳥の名前」山渓にある。
「戴勝」は女性が首飾りを付けることで、頭部の飾り羽からの連想という。
僕はキクイタダキ(菊戴 英名 Goldcrest )説だが、ヤツガシラを「鳥の王様」とする説もある。
当ブログの5月 「鳥の王様 キクイタダキ 」を参照。
 パタパタと懐かしくユーモラスな飛び方でやってきた。

                       
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 ヤツガシラはヨーロッパ中・南部から中近東・ロシア中南部・モンゴルや中国で繁殖した個体は、南下して越冬するそうだ。
アフリカやインド・東南アジアなどでは留鳥らしい。
6亜種がいるそうで、その分布の広さに驚く。
日本で繁殖した記録も越冬例もあるが、数少ない旅鳥だ。
 木々は紅葉の葉を落としていたが、植え込みの色がイイ感じだった。

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 危ないなぁ!と思っていたら、野良猫に襲いかかられてヒラリとかわし樹上に逃げ延びた!
その瞬間画像は、残念なことにネコとヤツガシラの顔から下しか映せなかった(>_<)
枝に飛びついた瞬間「アァ、ビックリした!」といわんばかりに、冠羽をひろげた。


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 食後休憩などの後は、急降下というよりも落ちる感じで地上に。
 
 
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 ユダヤ教では「避けるべき不浄な鳥」とされ、にもかかわらずイスラエルでは国鳥。
その不思議さは、僕にはまったく理解できていない。
パタパタといった飛び方、湾曲したクチバシとちょっと反り返った冠羽、ヨタヨタといった感じの歩き方に獲物を飲み込むパックンチョという動作。
どれもあんなに可愛らしいのに・・・。

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 目の前7・8mほどまで近づいて来てくれた。

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 たっぷりと採餌風景を楽しませてくれた。
あのクチバシにはセンサーが着いていて、好物を見つけるとヤッタ!と言わんばかりに冠羽を広げる。

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 もちろん警戒は怠りなく、高く飛んだ猛禽の行方に視線を送る。
 
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 食事の途中で一休み。
肩を上げてエンゼルポーズ。
こんな時はかわいらしさが倍加する。
喉から冠羽までのまん丸さと比べた、胴の細さ!
正面から見れば、顔はどら焼きを立てたよう。


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 ひとしきり食事が済むと枝に移って小休止で、のんびり羽繕い。


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 はたまた、乾燥した砂地で砂浴び。
こんな時も「アァ、イイ気持ち~~~!」、といわんばかりに冠羽を拡げる。

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 楽しませてくれた時間は終わり、ヤツガシラはご帰還。
こちらもたっぷりと堪能させてもらった。
ありがとうね!

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 リンゴ畑に降りたヤツガシラ動画はこちら。
      
                  
                  



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by photo-etudes-eiji | 2017-12-27 21:38 | 野鳥 | Comments(4)

カラムクドリ

 ネパール旅行から帰ってずいぶんたつのに、いまだに8000m峰の連なる景色がまぶたを閉じれば浮かぶ。
そうは言っても、普通の日常に戻ってあちこち歩いている。
 近くの散歩道は台風の影響か、今年は柿の実が全くなかったので早くからピラカンサの実に野鳥が集まって順番に食べ尽くしている。
この辺ではヒヨドリ・ムクドリ・オナガが集団で巡回する。
いつも散歩やジョグの人通りが多く、最後まで残るピラカンサにカラムクドリが来た。
 カラムクドリ(唐椋鳥 White-shouldered Starling)

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 カラムクドリは今年あちこちで出たようだが、僕は2015年1月以来の出会い。
日本では数少ない冬鳥または旅鳥で、本州では稀な迷鳥。
中国大陸南部で繁殖し、冬は台湾・フィリピン・インドシナ半島などに渡って越冬する。
南北が反転して湾岸に来てしまったのだろうか。
桜の高い枝に留まって様子をうかがい、やがてピラカンサの枝の中に降りる。

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 ムクドリが体長24cmくらいなのに対しカラムクドリは19cm~20cm。
一回り小さいうえ、雨覆いの白色が目立つ。
ただ・・・枝被りでなかなかそこをはっきりと見せてくれない。
 

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 枝被りの中から、ピョンと跳びだしてはお気に入りの房に。
こんな時に雨覆の白が確認できるので、これは雄だろうと想像が付く。
雌は大雨覆が黒いので、白い部分は少ない。

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 時たま、ネズミモチの木の中で一休みしていることがあった。
滅多に見ないが、ネズミモチの実を食べた。
ネズミモチの実はヒヨドリの独り占めかと思っていたが、ムクドリの仲間だからカラムクドリも一応食べるようだ。
証拠を撮れた。

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 カラムクドリは、ムクドリ・ギンムクドリ・ホシムクドリが地上に降りるのに対し、コムクドリ同様に樹上性であまり地上には降りない。
桜の枝で上空を見つめる。
どうも肩の黒や薄茶が気にかかる。
こちらは若い個体なのかな?

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 こちらは成鳥雄といってイイのだろう。
滅多に見ることのない野鳥だから、素人判断だが・・・。

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 2羽が並んだときに両方が側面や背面をみせてくれれば、いろいろ判断もできるのだが・・・。
撮りためた画像を見ても、どうも雌と断定できる画像がなかった。 
 
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 まぁ、滅多に会えない迷鳥だから、仕方ない。

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 時たま良いところに!と思った瞬間、予定方向に反して飛ばれてしまった。

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 遠目に見ると眼瞼輪の白い輪がメジロのようでかわいくもあるが、メジロ同様に強面の顔だ。 

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 チョコンと枝に留まってこちらを見ている感じは、クチバシの色といい何となく幼鳥っぽい。
だんだん 実が少なくなって来たがもう少しいてくれれば良いな!

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by photo-etudes-eiji | 2017-12-26 21:13 | 野鳥 | Comments(2)

 旅の最後は、8日目・ポカラからノーダラの丘に日の出のヒマラヤ山脈観賞。
その後はポカラ空港からカトマンズへ戻り、9日目チャンドラギリ・ロープウェイで展望台に行きその後帰国の道だ。
日の出前のノーダラの丘をライト片手に登って行くと、暗闇に白ウサギが一羽いた。
D5はISO 102400まで強化されているから、撮るだけなら手持ちで十分撮れた。
夜明け前、空がドンドン染まっていく。

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 昇る朝日にアンナプルナ山群が少しずつ染まる。
相変わらずこの角度から見るダウラギリは、角を下に巻いたヒツジの横顔に見える。

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 マチャプチャレの双耳、その岩肌が染まる。
金色に!もっと赤く!と願うけれど・・・この程度だった。

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 アンナプルナ・サウスの雪が光に輝く。
奥に輝くのがアンナプルナⅠ峰だろう。

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 美しい景色にみんな見飽きることがない。
何枚も何枚もそれぞれに写真を撮っている。

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 ノーダラの丘からホテルにもどるバスは、それほど揺れなかったのでなんとか車窓からの景色を撮れた。
稲の収穫だ。
 少年の頃の稲刈りを思い出す。
脱穀した後、わら束を円柱状に積上げる「ワラ稲積 (にお)」はあったけれど、刈り取った稲を干す「ハサギ」はあまり目につかなかった。
乾期だから、むしろ田にそのまま置いて天日干しですんでしまうのかな?

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 マチャプチャレがそびえる田園地帯。
牛がゆっくりとゆく。

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 無事に収穫を終えた時期だからか、あぜ道を行く女性達の歩みも安堵感に包まれたようにゆったりとしていた。

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 なんという川だったろうか?
ヒマラヤを源流とする川の流れ。
あそこにも、もしかしたらアンモナイトの化石が転がってきているかも・・・なんて。
そういえば土産物屋さんで、まん丸の石ころを二つに割ったアンモナイトの化石を売っていた。
僕は昔、鉱物の即売会でネパールの鉱物業者から買って持っているので買わなかったが・・・。

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 ポカラからカトマンズの空港に降りて、パタンのダルバール広場を散策した。
ゴールデンテンプルやパタンの旧王宮などを見学。
ヒンズー神やブッダとカースト制・キリスト教のカースト制利用など、複雑で悩ましいことが頭をよぎり単純に感動できなかった。。

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 カトマンズでの最終日は、できたばかり(2016年8月)の展望地=ロープウェイに乗ってチャンドラギリ展望台へ。
およそ15分の乗車時間を経て、頂上は約2,500M。
東はエベレストから、西はアンナプルナ連峰までのヒマラヤ山脈を見渡すことができた。
問題は、見ている高度や位置が違えば見え方も違うこと。
あれがアンナプルナと解っても、低いマチャプチャレははっきりと見えない。
マナスルもここでは見えず、見えているのはヒマールチュリとピーク29と教えられた。
 ヒマラヤ山脈の壮大さに圧倒されるばかりだった。

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 信州の鳥友がこのシリーズを読んでくれて「場所をググった」というので、お絵かきした。
形も場所も適当だけれど・・・。
カトマンズに降りてナガルコット~ゴルカ~ポカラ~カトマンズから帰国でした。 
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 帰国後、立て続けにネパール関連記事が目についた。
インドからのプログラマーや留学生と話しても、いまだにカースト制は根深く、ネパールにもその影響は複雑にからみあっているのだろう。
イエティは子供の頃から夢物語として親しかったが、「とんでも科学」を科学的に証明するのに今までかかったか!とビックリした。


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 少年の頃から憧れたヒマラヤの山々を、遠くからでも見ることができて良い旅だった。
帰宅して喉風邪に悩まされたが、今も夢にアンナプルナやマチャプチャレに現地ガイドのラビンドラさんの声が出てくる。
添乗のIさん・ラビンドラさん、ありがとうございました。




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by photo-etudes-eiji | 2017-12-20 21:26 | 風景 | Comments(2)

ふたご座流星群

 氷点下の湖畔の高台で眺めていると、流星はあんなにも明るく尾を引いて流れていたのに、写真にすると何故こんな程度なのだろう。
理由はよくわかっているのだけれど・・・。
たくさんの流星を写そうと広角レンズで欲をかけば中央部ほど小さくなり、大きく写そうと70mmで狙えばそこになかなか流れない。
あぁ、空は広く、宇宙は深い。
 1998年11月18日04時14分に出現した、マイナス6等級に達する獅子座の大火球が忘れられない。
あの日は職場の同僚やパートさんまで10人以上集めて、幕張メッセ近くで赤道儀に天体望遠鏡もセットして眺めていた。
地面さえ真昼に照らし、みんなの大歓声に包まれた幸せな遭遇。
もう一度と願いながら、くらい流星にも心踊らせるふたご座流星群の夜。

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 あいかわらず、直前まで何処で撮るか、どう撮るか、悩みながら、安直に山中湖。
後付けの理由は、富士山を駆け下りるオリオンやシリウス。
朝日にそまる紅富士も、あわよくば・・・!
 シリウスが輝き、スバルが瞬く。

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 シリウスの真下にカメラマンがいる。

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 狙いはこの画角で、やがてオリオンの左膝のリゲル(和名は源氏星)が、富士山の頂上に消えていくはずだ。
ちなみに、オリオンの右肩・赤色超巨星ベテルギウスの和名が「平家星」。
真ん中の三つ星はオリオンのベルト。


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 キチンと星を合わせて合成すれば、もう少しまともになるのだが・・・時間がない。

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 300枚とかそれ以上を比較明合成をすると、こんな感じ。
全天真っ白な光跡だらけで、流星が隠れてしまう。

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 流星の流れた画像だけ比較明合成すると、枚数分星々は動いて・・・。
それでもたくさん流れた感じはわかりやすいかな?

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 マイナス6度くらいだろうか?
完全防寒スタイルで眺めていても、足元が冷える。
カメラ任せで車に入っている手もあるが、それではもったいなさすぎる。
やはり、肉眼で「流れた!」「良し!画角に入った!」とやっているのが気持ちいい。


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 D5の24-70mmとD800に14mmの2台態勢だから、一台は固定したままあちこち狙いを代えてみる。
冬の大三角( こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウス、オリオン座のベテルギウス)にふたご座。
流星の45度右上の星団はおうし座のスバル=プレアデス星団。
?マークを逆さにした形で沈む。


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 しし座が中天に昇ってきたが月齢25の細い月が明るくやめた。
 
 
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 02:40過ぎからの流星画像を7枚ほど合成してみた。

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 オリオン座のリゲルが、富士の頂上にもう少しでかかる。
ちょうど頂上にリゲルがかかった時に流星が入ればと期待したが、それはかなわなかった。

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by photo-etudes-eiji | 2017-12-18 21:38 | 流星群 | Comments(0)

 今回の旅は「2つの遊覧飛行 遙かなる天空の世界 ネパール10日間」という、クラブツーリズムのツァー。
絶景ということがメインだから、野鳥や蝶はそれほど出会えなかった。
あわよくば大好きなヒタキ系の鳥や、ヒマラヤを越えて飛ぶアネハヅルなど万に一つの夢想もしたが・・・。
アンナプルナやマナスルをバックにワシやタカでも・・・の期待は、カラスにトビと、もしかしたらノスリかも・・程度だった。
 アネハヅル(姉羽鶴)は日本では迷鳥として、まれに渡来するツル科の鳥。
モンゴルなどで繁殖し、標高8000メートルのヒマラヤ山脈を越えてインドへ渡り、越冬することで知られる。
 2017年1月につくばの田圃で出会った個体
 アネハヅル(姉羽鶴)

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 カラスとスズメは、やはりどこにでもいた。
コクマルガラスに似てはいるが、調べてみるとどうやらイエガラスというようだ。
カトマンズの街中のビル街や、ポカラのアンナプルナバックでも飛び回っていた。
いかにアンナプルナバックでも、カラスでは撮る気が起こらなかった。
(証拠に2・3枚は撮ったけれど(^^;))

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 もう一つ、よく目についたのはインドハッカ(印度八哥)またはカバイロハッカ(樺色八哥)。
ムクドリの仲間で、ハワイなどでもよく見られる鳥。
ダルバール広場にもよくいた。
 インドハッカ(印度八哥 

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 下もインドハッカ。
ゴルカ ガウンのコテッジの朝、近くのトウモロコシ畑に5・6羽が集まっていた。
 インドハッカ(印度八哥

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 ゴルカ ガウンでは、シリアカヒヨドリも早朝巡回していた。
下尾筒の赤色と黒い冠羽が特徴的だが、下尾筒の赤はなかなか撮りづらかった。
 シリアカヒヨドリ(尻赤鵯 Red vented bulbul)

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 インドハッカもシリアカヒヨドリも繁殖力が高く、世界的には侵略的外来種らしいがここは本来の生息地。
 シリアカヒヨドリ(尻赤鵯 Red vented bulbul)

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 あれっ?とビックリしたのは、モズ。
過眼線だけでなく頭頂部も黒い。
現場では判別ができなくて、帰国してから調べて解ったがタカサゴモズだった。
これまで僕が東京ほかで出会ったのは、まれ旅鳥として飛来する台湾や東南アジア系の亜種。
それは頭頂部が灰色の個体だった。
ネパールでは亜種tricolorが多いらしい。
 タカサゴモズ(高砂百舌 亜種 tricolor race )

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 蝶は5種ほど。
シジミチョウで尻尾があるから、「なんとかツバメ」とかいうことになるのだろうが、ネパールの蝶は簡単には調べきれない。
マリーゴールドに、来てくれたが開翅してくれず表を撮れなかった。

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 これはヤマトシジミやルリシジミに近い感じだが、やはり名前はわからない。

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 上の個体の裏面
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 こちらはバンティプルの丘で出会った。
正式な名前は解らないから、僕が勝手に命名すれば「ヒマラヤ ウラキン ベニオナガツバメ」。
尾状突起が長く、目を惹かれた。

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 裏面もしっかり見せてくれた。
止まっている場所が、もう少し良いところだったらよかったのだけれど。
なにしろ、トイレ休憩のわずかな時間に見つけたものだから、贅沢は言えなかった。
 
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 こちらも同じバンティプルの丘近く。
白蝶系なのか、シジミチョウしかあまり興味のない僕には「科」さえわからないが、きれいだった。

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 上と同じところで撮った。
まったく名前もわからない。

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 野鳥やチョウは、カトマンズの南西にあるチトワン国立公園などが良いのだろうが、行くのは大変だから・・・。














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by photo-etudes-eiji | 2017-12-10 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

 ネパールのユネスコ世界遺産は、文化遺産がカトマンズ盆地 (1979年)と仏陀の生誕地ルンビニ (1997年)、自然遺産がサガルマータ国立公園 (1979年)とロイヤル・チトワン国立公園 (1984年)。
文化遺産のカトマンズ盆地には、 ダルパール広場がある。
ダルパール広場というのは一つだと思っていたら、ネパールのカトマンズ渓谷内の3つの主要都市であるカトマンズ、パタン、バクタプルにそれぞれある王宮広場の名称で、周辺にはチベット仏教の寺院が集中していた。
宗教にはまったく疎く、歴史的な建造物や風景を眺めるだけだったが、カラフルな彫像などには目をひかれた。
 「ブッダの智慧の目」の描かれたストゥーバ=仏塔。
世界(過去世・現世・来世、これら三世の界)を見渡す、ブッダの智慧の目なのだそうだ。


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 日本でいえば狛犬とか唐獅子いうことになるのか。
狛犬の起源は、古代インドで仏の両脇に守護獣としてライオンの像を置いたことからとされる。
カラフルでユーモラスな姿に惹かれた。
 
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 シヴァ・パールバティ寺院では、正面二階の窓からシヴァ神と神妃のパールバティが顔を出していた。
 

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 日本ならお線香やろうそくということになるのだろうが、ここではバターランプ。
銀製などの器に、コットンを撚って作った芯を真ん中に立てバターを流し入れてある。
ランプのバターは、ヤクや水牛のお乳で作ったバターを使っているそうだ。


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 この像もきれいだった。
地震の被害から守るため、補強がしてあった。

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 シバ神なのかその化身なのか、よくわからないが「悪いことをするとこうなってしまうよ」ということだろう。
花環の黄色はマリーゴールド。
参道や路肩で道行く人に売られていた。

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 土ぼこりを被っているのは、復興作業中ということもあるかもしれないが・・・。

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 ダルバール広場のカーラ バイラウ=シヴァ神の化身像。
カーラ・バイラブは、シヴァ神の化身の一つで恐怖の神。
よく見ると、右手で刀を振り上げ、左手には生首をぶら下げている
カーラ・バイラウの前で嘘をつくと、即座に死んでしまうと信じられているそうだ
この像は一つの石から掘り出されたものとのことだが、どことなくユーモラスで可愛らしい姿をしている。
 
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 広場の店では、お供えの飾りから土産物までこちらもカラフルな品々が置かれていた。 


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  通りにはたくさんの土産物屋や仏具店・山用品の店などがあった。
その中で一番カラフルだった仏像。
グル・リンポチェ=チベット密教の開祖像だそうだ。

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 こちらはパタンのダルバール広場だったか?
マンダラの学校も見学した。
光を背に、一心不乱に制作に励んでいた。


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 ユーモラスな像やブッダアイには惹かれたが、宗教はホントウに難しい。














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by photo-etudes-eiji | 2017-12-09 06:00 | 風景 | Comments(0)

 アンナプルナ遊覧飛行は結局、11時近くになってやっとフライトになった。
有視界飛行のため、雲海に阻まれてカトマンズを発つことができなかった事からそうなったようだ。


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 最初にエベレスト遊覧飛行を経験していたので、写真撮影は相当難しいと覚悟していた。
案の定、客席の窓ガラスには擦れたような傷?や汚れもあり、偏光フィルターを使っても画像にはローパスフィルターのゴミが写ったようになる。
それでも、見れば撮りたくなるのが病気というもの。
左を向いたヒツジの顔のように見えるダウラギリ 8,167 m が見えてきた!
 
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 飛行中CAが、順番に操縦席後方に案内してそこから写真を撮らせてくれる。
マチャプチャレとアンンアプルナⅣとⅡが見える。

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 マチャプチャレをズームしてみたが、どうもガラス越しではキレが悪い。

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 写真はそこそこにして、窓から見えるアンナプルナ連峰やヒマラヤの山並みと眼下の町を楽しんだ。
マチャプチャレ・アンナプルナⅢ・Ⅳ・Ⅱ・ラムジュンヒマールの山並み。

 
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 ポカラ空港では他にウルトラライトプレーンでの空中飛行もおこなわれていた。
30分191USドルとか60分299USドルとか。
窓がない分写真には良さそうだが・・・怖そう!
 
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 クローズ・キャビンの軽飛行機も飛んでいた。
バックはアンナプルナⅡ。

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 遊覧飛行後、ネパール語で乗客の名前を書いた搭乗証明書をもらった。
午後はデビの滝(Devi's fall)やラムコットの丘などを散策した。
デビの滝では、マチャプチャレの山岳レプリカが庭に作られていた。
魚の尻尾のようなといわれる双耳がよく解ったし、まるで厚い岩盤のままといった山容に驚きを覚えた。
 スイス側で見た鋭く鋭角にそびえるマッターホルンが、イタリア側では甲羅を背負ったような姿に見え驚いたことを思い返した。

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 ラムコットの丘も展望は素晴らしく、アンナプルナⅠ峰を念のため撮っておいた。
アンナプルナサウスからの稜線が、手前に右まで伸びて高くなったところがヒウンチュリ(6441m)だろうか。
そのヒウンチュリの奥側すぐ左に、こんもり三つの頂に見えるのがアンナプルナⅠ峰と思うのだが・・・自信がない。

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by photo-etudes-eiji | 2017-12-07 18:21 | 風景 | Comments(0)

 ポカラでは「アンナプルナ遊覧飛行」の予定だったが、雲海がカトマンズを覆い航空機が飛べない状態で、ポカラ空港に来られない。
World Peace Pagoda・日本山妙法寺からの日の出やアンナプルナ展望をした後に、状況を確認することになった。

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 陽が昇ると、ダウラギリからアンナプルナ連峰が一望。
ダウラギリは標高は8,167 mで世界第7位。
サンスクリット語で「白い山」。
何とはなしにヒツジの顔に見えた。


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 アンナプルナ・サウスは7,219m。
アンナプルナとはサンスクリット語で「豊穣の女神」。

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 アンナプルナⅠ峰 8,091 mは、標高世界第10位。
ところがこの同定が難しい。
奥の三っのトンガリに見えるのが1峰のあたりなのだが・・・?
アンナプルナⅠ峰は、フランス隊によって1950年に14座ある8000メートル峰で初めて登られた山。
その登山記録『処女峰アンナプルナ』を、昔読んだ記憶がある。


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 マチャプチャレ 6,993 mは、目を引きつけられる山だ。
マッターホルンに似た山容は、しかし、別角度で見ると双耳峰で魚の尾のよう。
シヴァ神の聖なる山。
 マチャプチャレは未踏峰で、現在までに行われた登山は1957年の英国隊によるものだけだそう。
メンバーは北稜から頂上50 mの位置まで上ったが、頂上を踏まないという約束に従って登頂しなかったそう。
それ以降、この山は神聖であると宣言され、登山は禁止されている。


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 アンナプルナ Ⅲ 7,555 m


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 アンナプルナ Ⅳ 7,525 m

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 アンナプルナⅡ 7,937 m

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 ラムジュン ヒマール 6,986m

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 World Peace Pagoda・日本山妙法寺からの眺めは、素晴らしいものだった。
日本からの修行僧が、朝の念仏を唱えていた。


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 8時を過ぎても、カトマンズの雲海はとれず航空機が飛べない状態だそうで、ポカラの名所フェワ湖に廻った。
フェワ湖はネパールを代表するリゾートらしく、サッカーの大会や観光客でごった返していた。
しかし、ここで現地ガイドのラビンドラさんが案内してくれた、フェワ・ダムサイトからの光景は忘れられないものになった。

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 うなずきひめふよう=Sleeping Hibiscusの赤がひときわ映えて、湖面の水鏡を引き立ててくれる。
この旅の一番の景色だったように思った。

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by photo-etudes-eiji | 2017-12-07 06:00 | 風景 | Comments(0)

 クラブツーリズムの「グランデ25周年企画」旅程の6日目は、ゴルカをたってバンディプルの丘からポカラに向かった。
バンディプル(Bandipur)は、カトマンズとポカラの中間あたりの町。
この町を越えた先でマナスルに向かう、マナスル街道が北に分岐する。
僕らはまっすぐにポカラに向かう。
 バンディプルのメインストリートは、路肩にゴミもなく車の乗り入れは制限されていて歩行者天国のようだった。
昼食のレストランもテラス席の景色が素晴らしく、アンナプルナ連峰が一望できた。

                       
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 ネパールでの食事は、好き嫌いの相当ある僕でもビュッヘ形式だったのでまったく困らなかった。
ここだけを切りとれば、スイスの片田舎の町を思わせたが、一番の違いは洗濯物だろう。
スイスでは窓に洗濯物を干すことは、観光政策でか制限されていた。
天気がずっとよかったので、どこも洗濯物があちこちに干してあった。
それもまた、僕には良い景色だった。


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 少しばかり丘に登り、樹齢何百年の菩提樹を見たりマナスル連峰を一望したり・・・。
ゴルカ ガウンでマナスル連峰に落ちる流星を撮ったが、肝心のマナスルがどの山なのかわからずにいた。
あそこからは見えなかったようだったが、バンディプルではスッキリとみることができた。


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 写真左のトンガリがマナスル。
1956年に日本の登山隊が初登頂した、世界で8番目の高峰。
下写真右がピーク29(標高7,871メートル)。

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 マナスル(標高8,163メートル)とピーク29(標高7,871メートル)に、下写真の一番右=ヒマールチュリ(標高7,893メートル)のマナスル三山は、いずれも日本隊が初登頂した山だ。


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 バンディプルでも学校に通う子供達に出会った。
ネパールでは、国際連合開発計画=UNDPによれば識字率が、179の国と地域中150位の68.2%(2013年)。
学校は公立、私立、及び地域住民により運営されているものなどあり、1~8年生が基礎教育、9~12年生が中等教育で、
1~8年生までが義務教育だそう。
『小学校1年生への入学率は90.7%(2012年ネパール教育省統計)と向上したものの、貧困などの理由で、義務教育終了まで継続して学校へ通う子どもの数は67.5%という現状です。
 ネパールの多くの私立学校では国語(ネパール語)以外の全ての授業が英語で行われ、同校においても学校内では皆英語を使用しています。 日本 外務省 』
だそうな。
 それにしても何で昼日中に子供達が・・・と、現地ガイドのラビンドラさんに聞いたら「通うのも大変だから、始業が遅かったり二部制をとっていたりするから」ということだった。


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 町には建設中のビルもあった。
他でもそうだったが、足場は竹で組まれていた。
安全ベルトなどない谷側の高所での作業に、見ているこちらの足がすくんだ。


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 バンディプルでの昼食・散策後はポカラに。
この時は、共和制に移行後の2015年に制定された新憲法下で初の下院選の第1回投票が26日に迫っていた時期。
ホテル ポカラ・グランデには、高官でも来ていたらしく軍が警備していた。


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 ポカラ・グランデも、屋上に勝手に上がることができた。 
下写真は2泊目に撮ったが、アンナプルナ連峰が目の前に一望できた。
飛んでいるのは、アンナプルナ遊覧飛行を終えポカラ空港に下りる飛行機だろうか?


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 夕暮れ時、一番綺麗に染まったのは、ラムジュン・ヒマール(6986m)だった。


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 ポカラ グランデからのアンナプルナ星景を撮ったが街の光りが強く、警備の方か?強い光りを当てられ中断したり、なかなかきれいにはいかなかった。 

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 それでも、北斗七星側とカシオペア側で枚数をきって、比較明合成してみた。

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by photo-etudes-eiji | 2017-12-05 23:00 | 風景 | Comments(0)