カテゴリ:野鳥( 154 )

 コミミズクがフクロウ類の中でも異質なのは、冬鳥として飛来することと日中でも活動すること.
陽が西に傾き夕暮れ近くなると、それまで葦原を帆翔していたハイイロチュウヒに代わってコミミズクが活動し始める。
 コミミズク(小耳木菟 Short-eared owl)& ハイイロチュウヒ(灰色沢鵟 Hen harrier)

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 順光側の青空を飛ぶコミミズクは、ゆったりとした気持ちで撮れる。
時折、目の前を横切っては驚かせてくれたりもするが。
 コミミズク(小耳木菟 Short-eared owl)

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 しかし、逆光側での光あふれる中をゆくコミミズクはなかなかに難儀だ。
空気の揺らぎがあったり、葦の輝きに負けてしまったり・・・。

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 トルストイの「光あるうち光の中を歩め」を思い出させるような一時だ。

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 葦原を滑空してひとしきり狩りをしたコミミズクが、一休みに来た。

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by photo-etudes-eiji | 2019-01-21 18:00 | 野鳥 | Comments(0)

コミミズクの狩り

 コミミズクは近くで見れば相当に厳つい顔をしているが、離れた距離で見ている分にはやんちゃな雰囲気が勝っている。
土手を帆翔して、獲物を探す。
 コミミズク(小耳木菟 Short-eared owl)


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 葦原の向こうからコミミズクがやって来た。
低い位置から、わざと葦の葉をかぶらせて雰囲気を出したつもりだがどうだろうか・・・。

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by photo-etudes-eiji | 2019-01-18 06:00 | 野鳥 | Comments(2)

 地上1mほどを這うように滑空していたハイイロチュウヒが、突然に両脚を突き出し草むらにおりる。
中空でホバリングしては一点を狙い定めて急降下し獲物を狩るノスリに対して、チュウヒやハイイロチュウヒは帆翔しては獲物を見つけ次第宙返りするかのように身を翻して襲いかかる。
それまで閉じられていた尾羽が、花開くように黒い横斑が全開する。
ハイイロチュウヒの雄の尾羽下面が灰白で横斑もそれほど目立たないのに対して、雌は鮮明だ。
 ハイイロチュウヒの狩り、はチュウヒと同様に帆翔しての不意打ちハンティングがメインのようだが、獲り逃がしたときなど地上に下りたまま逃げた獲物が現れるまで待ったりする行動も見られた。
 ハイイロチュウヒ ♀(灰色沢鵟 Hen harrier)

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 西の空が色付き始める頃、ハイイロチュウヒの雌はねぐらに戻っていった。

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by photo-etudes-eiji | 2019-01-14 17:00 | 野鳥 | Comments(0)

 ハイイロチュウヒの♀タイプが、河川敷の葦原を地をはうように滑っていく。
フィールドでノスリとチュウヒ・ハイイロチュウヒの三種を見比べると、ハイイロチュウヒが最も低く滑空していることが多い。
地上0.5m~2.0mほどをなめらかに滑空しては急反転して獲物を押さえたかと思えば、葦の中をいつの間にか10m近く移動した場所から突然飛び立ったり・・・。
 ハイイロチュウヒの雄は今までずいぶんと撮影してきたが、雌は機会は多くてもあまり撮っていなかったので逆光の中での雌を狙ってみた。
 ハイイロチュウヒ(灰色沢鵟 Hen harrier)


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by photo-etudes-eiji | 2019-01-12 22:29 | 野鳥 | Comments(0)

柿とアオゲラ

 カラムクドリに始まりベニヒワの大群やヤマヒバリに出会え、ドイツトウヒでのイスカやシラビソの天辺コマドリなど念願の絵を撮ることができた2018年。
最後は、日本固有種と学名に日本語の入った植物で締めよう。
 アオゲラは日本にのみ生息し繁殖する固有種。
そのアオゲラはなかなかにグルメで、蟻からマユミの実やサクラの実・タラノキの実といろいろな実も食べる。
一方の柿は、『柿の起源と品種分化・・・神崎真哉 近畿大学農学部』によれば中国原産の温帯性落葉果樹で、東アジアの固有種。
グルジア、アルメニア、トルコ辺りでは干し柿を作るそうだ。
ヨーロッパや北アメリカには江戸時代に日本から伝わり、その影響で学名に「Diospyros kaki」と「柿」が入り「Dios=神」「pyros=穀物」で、「神のたべもの」という意味になったという。
英名でも柿は「Kaki Persimmon」。
 そんな柿の木に、固有種アオゲラがやって来た。
 アオゲラ ♂(緑啄木鳥 Japanese green woodpecker)

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 伸び放題の徒長枝が邪魔して、スッキリした場所でなかなかとらせてくれないのが困りもの。
アオゲラは遠くでビョービョーと鳴いていたと思えば、一気に柿の木の中段のこみ入ったところにやってきて、周囲を見回し食べやすい実のところまで登っていく。

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 そうして、柿の実に嘴を突き刺してはゼリーやジュレ状になった実を長い舌でなめとる。
あるいは長い上嘴のヘリ全体でこそぎ落として食べていた。

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 一口二口食べては、瞬膜を閉じて「ウ~~ン、うまい!」とでも言っているかの表情を見せる。
やっと来だした寒気の中で、一日アオゲラに遊んでもらった。

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 アオゲラ ♀(緑啄木鳥 Japanese green woodpecker)

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 左が♂右がメス

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 アオゲラ ♀(緑啄木鳥 Japanese green woodpecker)

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by photo-etudes-eiji | 2018-12-30 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

コミミズク

 2018年も残りわずかになって、やっとこの冬、初のコミミズクに会えた。
コミミズクは優秀な野ねずみハンター。
葦原や草地を飛び回っては、みごとな狩りを見せてくれる。
今までもたくさん撮っているから、スローシャッターで流し撮り風に撮ってみようか?などと色気を出した。
とはいっても、そこは小心者。
1/200~1/125程度の中途半端で。
獲物を捕まえて飛んできたコミミズクが、草原に降りた。
 コミミズク(小耳木菟 Short-eared owl)


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by photo-etudes-eiji | 2018-12-29 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

 朝霜の干拓地にチュウヒが舞い降りた。
しばらく眺めてから、静かにすこしづつ距離をつめた。
羽繕いをしている。
もうひとつ近づくと、飛び立つ予感がしてレンズを構えて待つと・・・・。
その場でフワッと浮かぶ感じに飛び始めた。
翼の一羽ばたきが大きく、体の大きさ故に浮かぶことに初力の大半が使われている感じだ。
小鳥なら一瞬で画角から外れてしまうが、以外にゆったりとした飛び立ちを目にしてなるほどなと妙に感心した。
 チュウヒ(沢鵟 Eastern marsh harrier)

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by photo-etudes-eiji | 2018-12-25 21:16 | 野鳥 | Comments(0)


 広い干拓地を廻ると、いろいろな野鳥に出会う。
オオタカが釣り堀の傍らの木に潜んで、カモでも狙っているのだろう。
車窓から証拠写真を撮って、見えるか見えないかぎりぎりまで近づいたら・・・飛び立たれた。
 オオタカ(大鷹 Northern goshawk)

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このオオタカは標識調査されている個体。
脚環がされているが、数字をすべてを読み切れなかった。
枝被りの中から飛び立ち数カットを撮ったが、目が枝で隠れたりしてろくな写真にならなかった。
 オオタカ(大鷹 Northern goshawk)

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 タゲリの群れが田圃に降りていた。
冬鳥のタゲリは、背面の暗緑色の金属光沢が美しいがジックリ撮るのが狙いではないので数カット。
 タゲリ(田鳧 Northern lapwing)

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 タゲリはトラツグミと同じように、脚で地面をたたきその震動でミミズなどをおびき出して採餌する。
そんな場面をジックリと思うが、なかなか機会が無い。
 タゲリ(田鳧 Northern lapwing)

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 タゲリは雌雄同色だが、メスは頭部と胸部の黒い部分に褐色味があるという。
ジックリと狙わなければ、なかなか判断は難しい。
 タゲリ(田鳧 Northern lapwing)
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 モズが、こちらが驚くほどに近づいてきた。
朝日をうけて肩羽の灰色が染まっているが、初列風切の白斑があるから雄個体だ。
 モズ(百舌 Bull-headed shrike)

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 思いがけない出会いもある。
ペアのように寄り添って採餌する2羽を見つけた。
少数が越冬飛来するヒシクイとマガンだった。
絶滅危惧II類で 、日本では1971年に国の天然記念物に指定されているヒシクイ。
日本雁を保護する会とロシア科学アカデミーとの共同標識調査で、ロシアのツンドラ地帯で繁殖する亜種ヒシクイの内、カムチャツカ半島南部の群れが日本へ渡ることが明らかになったという。
 ヒシクイ(菱喰 Bean goose)

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 ただ、普段から水鳥は撮っていない僕がすぐにヒシクイと同定できたわけではない。
あたりに他の鳥影はなく、2羽の種が違うことにおかしさを感じて撮るだけ撮って帰宅後図鑑で確認したのだ。
もう一羽のマガンは、歌川広重の作品「月に雁」にも登場した冬鳥で「準絶滅危惧種」。
 マガン(真雁 Greater white-fronted goose)

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 電柱の上であたりを見回しているのは、ハヤブサ。
ハヤブサは山方面でたくさん撮っているので、絵にならないから証拠写真に押さえただけだが、ここもまたハヤブサの狩り場ということだ。
 ハヤブサ(隼 Peregrine falcon )

 
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by photo-etudes-eiji | 2018-12-23 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

 早朝の干拓地を、猛禽を探して走る。
朝霜の降りた田に、チュウヒがいた。
 チュウヒ(沢鵟 Eastern marsh harrier)

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 チュウヒ(沢鵟 Eastern marsh harrier)

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 霜の降りた二番穂の中にいた別個体のチュウヒが少し動いた。
こちら向きではないのが残念。
 チュウヒ(沢鵟 Eastern marsh harrier)

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 雲間から朝陽が顔を出すと、霜もチュウヒもほのかに染まった。
 チュウヒ(沢鵟 Eastern marsh harrier)

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 最初に見つけて、まずは証拠写真をとシャッターを切って少し近づく。
三度目にさらに近づいたところで、睨まれた!
 チュウヒ(沢鵟 Eastern marsh harrier)

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 チュウヒ(沢鵟 Eastern marsh harrier)

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 干拓地の行き止まりの道に車を停め、少しまどろんだ。
ふと目を開けると、遠くにツグミのような鳥影があった。
双眼鏡でのぞくと、何かコチョウゲンボウの雰囲気だった。
車を動かせばたぶん逃げられるだろうからと待っていると、田圃一枚二枚と近づいてきた。
 コチョウゲンボウ (小長元坊 Merlin)

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 ハヤブサ科ハヤブサ属のコチョウゲンボウは、目から頬へのヒゲ状のハヤブサ斑が、チョウゲンボウに比べて薄い。
尾羽もチョウゲンボウよりも短い。
日本へは北海道から九州まで各地に渡来する冬鳥だが、数はそれほど多くないという。
どうやら雌タイプのようだ。
 コチョウゲンボウ (小長元坊 Merlin)
 
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 辺りを見回しては獲物を探す。
ここまで近づいてくれたから動こうかなと思ったとき、飛び立たれた。
尾羽には太めの黒色横帯が見えた。
チョウゲンボウなら、横帯は細く10本ほどある。
 コチョウゲンボウ (小長元坊 Merlin)

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 成鳥雌なのか幼鳥で雌雄判別できないタイプか、残念ながら僕の猛禽の実力では不明だからメスタイプとしておこう。
コチョウゲンボウは、「越冬地では数羽から十数羽の群れでねぐらをとる。」という一文を見た。
ほんとうなら、そんな場面を見たいものだと思う。
 コチョウゲンボウ (小長元坊 Merlin)

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 チュウヒの別個体が、二番穂の中に降りていた。
頭部からの白さが目立つ、国内型の若鳥なのだろうか?
 チュウヒ(沢鵟 Eastern marsh harrier)

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 ノスリが二羽、田に降りてマッタリとしていた。
一羽が突然飛びあがり、爪を伸ばして降りた。
バッタでも捕まえたのだろうか?その食事場面は見えなかった。
 ノスリ(鵟 Common Buzzard)

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by photo-etudes-eiji | 2018-12-21 20:00 | 野鳥 | Comments(0)

 11月の半ば頃、猛禽を待っていると路肩の草むらに見慣れないずんぐりと丸まった鳥が、まるで日光浴をしているかのように座り込んでいた。
日本の野鳥としては、見たことのない鳥だった。

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しばらく撮っていると、別の個体が草むらから顔を出した。
以前に、房総中央部の射撃場近くで撮影したこともあり、あとから出て来た個体は「コリンウズラ」とピンときた。
しかし、赤茶色の個体は見たことがなく、安易に「コリンウズラ」と断定するわけにはいかないので、いろいろと調べてみた。
コーネル大学のHPに「Northern Bobwhite ・・・In Masked subspecies of southwestern U.S and Mexico male has black head with solid rufous or chestnut underparts」と書かれた個体の写真があったが、頭頂部まで真っ黒で同じ種には思えなかった。
 困ったあげくに「日本野鳥の会」と「国立環境研究所」に問い合わせてみた。
調べている間に、情報網にながれたようで12月に入るとネットに「コリンウズラ」がいろいろ出てきだし、『胸に白斑があり、眼の周囲が黒い個体はメスではないでしょうか』とか『コリンウズラの幼鳥』『コリンウズラ若鳥』とか、諸説でている。
 コリンウズラ ♂ Northern Bobwhiteに似た個体

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 後から出て来た個体は、「Wikipedia」でコリンウズラと検索すれば出てくる、「Northern Bobwhite 学名:Colinus virginianus」にピッタリと来る種だった。
赤茶色の一羽はずっと座り込んだままで、もう一羽は側溝に入ってそこでエノコログサなどの種子を食べたりしていた。
コリンウズラ ♂ Northern Bobwhiteに似た個体

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 コリンウズラは、アメリカ中東部やメキシコを原産とするウズラより一回り大きいがっしりした体型で全長約20~25センチメートル。
コリンウズラ(学名:Colinus virginianus)は、キジ目ナンベイウズラ科で22亜種(1亜種は絶滅)に分かれているそうだ。
要注意外来生物で、侵入経路は猟犬の訓練用として1980年頃から放鳥されるようになったとある。
アメリカでは狩猟対象として人気種である一方、農地開発などにより個体数が減少し、保護が開始されたと環境省「要注意外来生物リスト」にある。
  コリンウズラ ♂ Northern Bobwhiteに似た個体

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 ほとんど周年にわたって群で生活するという。
周囲には三羽は確認できたが、撮影できたのは二個体。
 コリンウズラの雄は、額とくちばしの付け根・眼下部分は黒色で、のど・眉斑は白色、雌は顔が黄褐色で過眼線は褐色淡い黄色だとであるので、こちらは間違いなくコリンウズラの♂。
英名は「ぼぶ、ぼぶ、ほわいと」と聞こえる鳴き声に由来するそうだが、僕には「フィョーフォイ」といった風に聞こえた。
  コリンウズラ ♂ Northern Bobwhiteに似た個体

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 コリンウズラは、日本では移入種。
販売サイトや「ウズラ交換会」などを調べてみると、ノーマルコリン・レッドコリン・白(ホワイト)コリン・メキシココリン・パイドコリン・カンムリウズラ・スノーフレーク・テネシーレッド・ズアカカンムリウズラなどなど。
実に多様な種が出てくる。
 コリンウズラ ♂ Northern Bobwhiteに似た個体

 
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 コリンウズラは外側を向き群がって眠りにつく特徴があり、これは何か異変が起こった際に全員がバラバラに飛び立てるような習性になっていることからだそうだ。
 コリンウズラ ♂ Northern Bobwhiteに似た個体

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 さて、問題は赤茶色で顔は黒く頬に茶色のこの個体。 
 コリンウズラ  亜種名不明種としておく

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 問い合わせた、「国立環境研究所」と「日本野鳥の会」から、丁寧な返信をいただいた。
一部抜粋して・・・・。

「国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター」
『 ☆写真の赤い個体は、顔が黒っぽいので分布の南西部に生息する顔が黒くて赤いMaskedというタイプの雄に近い。
 ☆顔の黒色部は典型的な個体よりも少なく、下面も横斑が散見されるので、白っぽいタイプとの中間的な個体のようです
 ☆白っぽいタイプ個体群では、幼鳥は赤くなくて雌の羽色に近いようです
 ☆調べた限りではMaskedタイプの雄幼鳥が赤っぽい可能性がないとは言えないと思うが(ただし他種の例から想像するに可能性は低いと思う)、その場合は羽色で雄幼鳥か雄成鳥かを判断することは出来ないということになります
 ☆原産地では異なる色彩の個体群は亜種とされているようですが、ペット等で流通している日本では今回のような赤いけどちょっと中間的といった個体の由来は正確にはわからないようです。
 ☆茨城でこのタイプの個体を標識したことのある人に聞いたのですが、品種間で混ぜ合わせたものが売られているなどがあるようで、該当する亜種はいないとのことです。』


「日本野鳥の会 自然保護室」
『Hand Book of the World という図鑑の第2巻によると、コリンウズラは22亜種に分かれており、額とくちばしの付け根、眼下部分は黒色、のど、眉斑は白色の写真は、北アメリカ南東部に分布する亜種virginianusと思われます。
また、赤茶色い個体の写真は、メキシコで見られる亜種ridgwayiに良く似ています。一方で、販売されているコリンウズラには通常の羽色のものと、レッドタイプなど色変わりのものも販売されており、写真だけからは、正確に判断することはできません。
また、写真の鳥を幼鳥と判断できるだけの根拠も写真ではわかりません。おそらく幼鳥ではないと思います。』
 
 「国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター」と「日本野鳥の会 自然保護室」から返信をいただいた後も、いろいろと調べて僕なりに出した結論は『コリンウズラではあるが、日本で野生化したものはDNA解析でもしなければ亜種名や交雑を特定できない。
したがって雌雄・若鳥・幼鳥などの安易な断定や誤誘導は避けるべきだ。』ということ。




by photo-etudes-eiji | 2018-12-19 06:00 | 野鳥 | Comments(0)