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カテゴリ:野鳥( 206 )

  ブッポウソウに会いに、数年ぶりのポイントに行った。
 ブッポウソウは、♪法法華教のウグイス、慈悲心のジュウイチと並んで日本三霊鳥の夏鳥。
(姿のブッポウソウ・鳴き声のコノハズクで四霊鳥とすべきと思うが。)
とにかくブッポウソウは話題の多い鳥で、鳳来寺山からブッポウソウの声をラジオ中継したら、東京で飼っていたコノハズクが同じ声で鳴き、中継された声と同じ声の鳥を山梨で撃ち落としたらコノハズクだったという二つのことから、謎だった声のブッポウソウがコノハズクだとわかった事は有名だ。
そのほかにも、巣にプルタブや陶器片を集めるとか、ブッポウソウを守るための巣箱設置の取り組みや発信器をつけた渡り先の調査など話題は尽きない。
 ブッポウソウ (仏法僧 Oriental dollarbird)

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 そんなブッポウソウに関して、僕がわからないことの二つは・・・。
一つはブッポウソウの繁殖地は北半球の日本などのほか、南半球のオーストラリアだということ。
北半球に向かう個体と南に向かう個体、何があるのだろう。
もうひとつが英名の「Dollarbird 」=ドル鳥???という馬鹿な疑問。
「so named because of the distinctive blue coin-shaped spots on its wings.(羽の上に特徴的な青いコイン型の斑点があるため、その名前が付けられました)と、wikiにあったが、ペニーでもポンドでも良さそうなのに、何故ドル?。
念のため、「Dollar」をGENIUSで調べてみたが・・・。
 ブッポウソウ (仏法僧 Oriental dollarbird)

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 そんなつまらないことを考えながら眺めるブッポウソウは、美しい羽色を輝かせて緑の渓谷を流れるように飛んでいく。
 ブッポウソウ (仏法僧 Oriental dollarbird)

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by photo-etudes-eiji | 2019-07-23 16:00 | 野鳥 | Comments(0)

 三月末の飛来以降、求愛から交尾・抱卵・育雛と折々に見続けてきたサシバ。
それぞれの場所で無事に巣立ち、親鳥に見守られながら幼鳥が狩りをし始めていた。
あるポイントでは、三羽のうち最後の一羽が巣立つ所だった。
 サシバ 幼鳥(差羽 Grey-faced buzzard)

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 ほかの二羽は巣から5メートルほど離れた枝の中で、親鳥の給餌を待っていた。
 サシバ 幼鳥(差羽 Grey-faced buzzard)

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 長居をするつもりもなく、証拠画像を撮って・・・と思っていたら、バサバサッと音がして親鳥が近くに。
嘴に緑のなにかを咥えて、雛への給餌にやってきたのだ。
現像してみると、美斑が無いから雄のようで、咥えているのはどうやらバッタのよう。
こちらの姿を確認した親鳥は、一旦離れた電柱に避難したので、こちらも残りの一羽を撮ってその場を後にした。
 サシバ 親鳥(差羽 Grey-faced buzzard)

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 別のポイントでは、巣立ってしばらくたった幼鳥が3羽。
遠くの鉄塔と、こんもりとした緑の上と電柱の天辺に。
双眼鏡で見ると、電柱の幼鳥は盛んに地表に眼をこらし獲物を探している。
親鳥がたまに給餌しているようだったが、少しずつ狩りをしているようだ。
サシバの秋の渡りは、9月の半ばころからだからジックリと渡りに耐える体を作っていけるだろう。
 サシバ 幼鳥(差羽 Grey-faced buzzard)

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by photo-etudes-eiji | 2019-07-21 17:00 | 野鳥 | Comments(0)

コウノトリ・・・②

 コウノトリは雛の時季を過ぎると鳴かず、クラッタリングという嘴をカタカタカタとたたき合わせた音でコミュニケーションをとるという。
クラッタリングは、挨拶や威嚇であったり愛情表現であったり・・・。
 コウノトリ (鸛  鵠の鳥 Oriental White Stork)  
「カズ(オス・J0237)左脚 赤・赤 右脚 黄・緑」

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 クラッタリングが聞こえ「カズ(オス・J0237)左脚 赤・赤 右脚 黄・緑」が、雌のレイの近くに降り立った。
 コウノトリ (鸛  鵠の鳥 Oriental White Stork)  
 右「カズ(オス・J0237)左脚 赤・赤 右脚 黄・緑」

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 野鳥は雄よりメスの方が体格が良い・大きいことが多いが、コウノトリは雄の方が大きいという。
同じ位置で2羽が並べば大きい方が♂かな?と思えるのは、同じように育ってきたので巣立ち間もない今の時期限定かも。
個体差や暮らした地域差なども出てくれば、比較は難しい。
 ひとしきりつかず離れずの距離で採餌に集中していたが、2羽が揃って一休み。
と思ったら、翼をひろげストレッチのようなじゃれ合い?が始まった。

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 まるで、タンチョウのダンスのようだ。
位置が変わる度に、どちらが雄だったかわからなくなる。
飛び上がって微かに青が目に入ったが・・・現像の段階でやっと、脚環で「レイ(メス・J0238)左脚 赤・青 右脚 黄・緑」とわかる。

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 余談だが、「足環」か「脚環」か、「あしわ」か「あしかん」か「きゃくかん」か?
(あし、英:leg)趾(あしゆび)の付け根から上の、地につかない部分。
足(あし、英:foot)趾の付け根から先端までの、地につく部分。」などと使い分けているようだが、
山階やbirder-jpでは「足環・あしわ」。
コウノトリの足環は、かかとの直ぐ上に付いている。
ここが「かかと」というのも、普通はビックリなことかも。
 雌のレイがクラッタリングして喉をそらし、まるで勝利の雄叫びのよう。
喉元の赤が綺麗だ。
求愛期には、頭部を反らせ嘴を叩き合わせてクラッタリングするというが、小さい頃から予行演習かな?

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 雄のカズも悔し紛れに・・・といった感じに、飛び上がってクラッタリング。
梅雨寒の晴れ間に、楽をしてコウノトリのダンスを楽しんだ。

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by photo-etudes-eiji | 2019-07-19 20:00 | 野鳥 | Comments(0)

コウノトリ・・・①

 所用で早出したが、どこへ行くにも中途半端な時間・・・、それならと、7月3日に放鳥されたコウノトリを見に行くことにした。
近所の方々が、早朝散歩途中のベンチで井戸端会議。
探す間もなく「2羽とも屋根にいるわよ!」。
幼鳥は飼育棟の屋根で、マッタリと羽繕いをしていて飛び立つ気配もない。
市民農園にはアマサギが一羽。
婚姻色のアマサギは 嘴・虹彩・目先の裸出部・脚が赤みを帯びるというが、もう嘴や虹彩の色があせている。
 アマサギ (猩々鷺・飴鷺・ 尼鷺・甘鷺・黄毛鷺・亜麻鷺  Cattle egret)

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 アマサギで面白いのは、その漢字表記の多様さ。
しょうじょうさぎから飴色まであって、英語表記では牛のような茶色いシラサギということだろう。

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 「ダイサギ」も一羽。
「ダイサギ」もまた複雑怪奇だ。
ダイダイサギとダイチュウサギの2亜種が、日本では見られるそうだ。
いろいろ当たってみても、様々な「ダイサギ」があふれている。
鳥類目録7版(2012年)によれば・・・・
『日本で春から夏に繁殖し、越冬もしている亜種チュウダイサギ (アオサギと同大か、少し小さい)と、大陸で繁殖し日本で越冬する亜種ダイサギ(アオサギと同大か、少し大きい) 』が基本だろう。
亜種チュウダイサギの夏の嘴は黒で冬は黄色となっているが・・・、では、この個体はなんなのだろうか?
眼下にある口角の切れ込みが眼より後ろまで食い込んでいるので、「ダイサギ」に違いはないが嘴の色は、先端のみ黒で全体は黄色だ。
冷夏気味の梅雨時だから黒くなる前なのか、もう秋が来たと黄色くなってしまったのか?
サギ類に目を向けてこなかったので、まったくわからない。
 チュウダイサギ(中大鷺 Eastem Great Egret)

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 コウノトリがなかなか餌取りに田圃に降りてくれないので、その間を遊んでくれたのがツバメ。
 ツバメ(燕 Barn swallow)

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 営巣が遅れたか、二番子かはわからないが親ツバメが盛んに給餌していた。
はじめは雌雄交代で餌運びから糞の始末までしていたが・・・、やがて40羽を越す群れが集まり群舞しだした。
渡り前の集団ねぐらでは数千から万の単位で集まるというが、それを少しだけ想像させる光景だった。
ツバメ(燕 Barn swallow)

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 そんなツバメに遊んでもらっていると、屋根でマッタリしていた「レイ(メス・J0238)・ 左脚 赤・青 右脚 黄・緑」が飛び立った。
 コウノトリ (鸛・鵠の鳥 Oriental White Stork)

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 しばらくして「カズ(オス・J0237)左脚 赤・赤 右脚 黄・緑」も飛び立ち、揃って畦を採餌しながら歩き出した。
  コウノトリ (鸛・鵠の鳥 Oriental White Stork)左「カズ(オス・J0237)」、右「レイ(メス・J0238)」

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 左「レイ(メス・J0238)」、右「カズ(オス・J0237)」

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 「レイ(メス・J0238)・ 左脚 赤・青 右脚 黄・緑」

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by photo-etudes-eiji | 2019-07-15 21:56 | 野鳥 | Comments(0)

イヌワシとツキノワグマ

 イヌワシは、何度も見たこと撮ったことはあるが、たいした絵は撮っていない。
今回も行ったついでにという程度で、有名地に寄ってみた。
ポイントは、残念ながら予報に反してガスが覆い吹き上げて視界が悪かった。
そんな中でも待っていると、小高い丘の頂上下斜面に黒い物体が動いた。
双眼鏡で覗けば、熊だった。
しかも、子熊二頭をつれていた。
 ニホンツキノワグマ ( Japanese black bear)

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 今季は、戸隠でも熊が遊歩道に現れたりしているが、まさかここで出会えるとは思っていなかった。
親子熊は、斜面の少し開けた草地で若草や新芽を食べているようだった。
二頭の子熊は、斜面の木の5メートルほどの高さに上り新芽を食べたり、母熊にじゃれついたり・・・。

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 そんな熊の動きを、イヌワシは見つけたのだろうか?
熊のいる斜面上空に、イヌワシが現れた。
時には、子熊を襲い運ぶこともあるイヌワシ。
・・・少し期待したが、熊は緑の木々の中に移動し何事も起こらなかった。

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 何度かイヌワシは飛来したが、証拠程度。
夕方前に比較的近くに、真っ正面に飛んで来てまったく羽ばたかず風に乗ってスライドして飛び去った。
残念ながら良い角度ではなかったが、会えただけで良しだろう。
 イヌワシ(犬鷲 Golden eagle)

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by photo-etudes-eiji | 2019-07-06 17:00 | 野鳥 | Comments(0)

 「八東の森」でジックリ撮りたかったのは、コノハズク。
しかし・・・・・・(>_<)・・・・・徹夜運転に続くアカショウビン見学で・・・・・・。
夕方から仮眠のつもりが・・・、しっかり寝てしまった!!
目覚めたのは23時ちかくで、コノハズクとオオコノハズクの声を堪能するのが精一杯。
残念ながら、撮れたのは朝のオオコノハズクと深夜のコノハズクのお尻だけ。
 オオコノハズク(大木葉木菟 Collared scops owl)

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 仕方ないので、一番近い7年前と6年前の画像を引っ張り出してみた。
コノハズクは、この時は赤色型のメスだった。
普通種のオスのコノハズクとペアになっていた。
 コノハズクは「声のブッポウソウ」で、♪ブッキョッコー ブッキョッコー♪と良く鳴いてくれた。
 コノハズク(木葉木菟 Oriental scops owl)

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 この年は、もうすぐ巣立ちという時季だったので巣から顔を出す雛も見ることができた。
 コノハズク(木葉木菟 Oriental scops owl)

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 コノハズクの頭の先から尾羽の先までの全長は、20㎝ほどで日本のフクロウ類では最小。
オオコノハは24㎝だ。
我孫子市の「鳥の博物館」で剥製を見る事が出来るが、その小ささにはビックリしたものだ。
 コノハズク(木葉木菟 Oriental scops owl)

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 オオコノハズクはコノハズクに比べれば、これまで会う機会は何度かあった。
しかし、その声までとなると・・・やはり「八東の森」は特別に良いところだ。
 オオコノハズク ♀(大木葉木菟 Collared scops owl)

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 その声は、動画にとってYouTubeにあげてあるのでこちらから。
コノハズクの鳴き声と雛への給餌
オオコノハズク-雌の鳴き声

by photo-etudes-eiji | 2019-07-01 17:00 | 野鳥 | Comments(0)

 梅雨の季節らしい梅雨の今年、合間を見つけて遠出のドライブ=「八東の森」に7年ぶりに出かけた。
きっかけは、昨年11月の「ジャパンバードフェスティバル 2018」のイベントで、高田館長の「無料宿泊券」が当たったこと。
 『きれいな写真さえ撮れたら自己満足、おまけに写真仲間にほめてもらえれは大満足で、被写体がその後生きようと死のうと彼らにとってはどうでもよいことらしい。
自分が無理やり撮影したためにその鳥が子孫を残せなくなっても、来年この地にもう来ることがなくなっても気にならないのだろうか?
野鳥たちの生活に対する配慮と想像力が欠落したこんな連中には二度とこの森に来てほしくない!
いや、もう地球上どこであろうと野鳥写真を撮ることを永遠にやめてもらいたい!』
 そんな、館長のポイントを守り続けている思いや努力には頭が下がるし共感しているので、久しぶりにその後を見たくなったのだ。
 アカショウビン(赤翡翠 Ruddy kingfisher)

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 移り変わる風景を眺めたどり着いた森は、7年前と変わらぬ自然木にアカショウビンが営巣していた。
ブナの森のはずれの渓流方面から♪キョロロロロ~~、キョロロロロ~~♪と微かな声が聞こえ、しばらくするとアカショウビンが近づいてきた。
7年前と変わらぬ枝にとまって、一呼吸二呼吸して巣に入る。
やがて顔を出した嘴の先には、白い卵の殻が!
雛が孵ったのだ。

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 この日、何度か殻はこびがあったが、翌日と合わせて4~5羽が孵ったようだった。
始まったばかりの雛への給餌は、それほど多くはなく一時間に一度ほど。
それでも、巣内で抱卵・抱雛しているメスへの給餌も有り楽しませてくれた。
 ちなみに、「無料宿泊券」は行使せず記念に写真一枚と交換してきた。

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by photo-etudes-eiji | 2019-06-30 16:00 | 野鳥 | Comments(0)

麦秋・馬鈴薯の花

 一月前、ハルジオンが咲きヒバリが高くさえずっていた青々とした麦畑。
♪麦は泣き 麦は咲き 明日(あした)へ育ってゆく♪・・・中島みゆきさんの歌が唇に浮かび、ムギにまつわる名句『一粒の麦もし死なずば・・・』や、ミレーやゴッホの『種まく人』ミレーの『晩鐘』などが浮かんでくる。
ミレーの「種まく人」の種とは小麦という話や、ゴッホの二つの「種まく人」は、春蒔き小麦だとか一方はひまわりのようだとか・・・・。
そんなことを思いながらゆったりと眺めた。

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 房総の谷地田では、サシバが営巣し♀との出会いが少なくなっていた。
この頃目についたのは、カラスとサシバの争い・威嚇攻撃。
どちらも営巣中で、過敏になっていたのだろう。
 サシバ(差羽 Grey-faced buzzard)

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 ひと月たって、麦秋を迎えていた。
広角で広く撮りたいところだが、なかなか絵にできる光景ではないのが残念。
子供の頃は、東京でも麦は眼にしていたので麦の穂のチクチクした感触がよみがえってきた。

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 市街地の公園では、ツミの給餌が始まっていた。
何羽生まれたのかも確かめずに場を後にしたが、なんとか無事に巣立てば良いのだが・・・。
 ツミ (雀鷹 Japanese sparrowhawk)

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 ホトトギスは、托卵を終えたのだろうか?
時たま♪特許許可局♪と鳴いては採餌していた。
 ホトトギス(杜鵑 Lesser cuckoo)

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 サシバの子供達は、ずいぶんと育っていた。
 サシバ(差羽 Grey-faced buzzard)

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 時間をかけて何羽生まれたのか確認していないが、たった4日で綿毛のような白い羽毛はほぼ無くなっていた。
親鳥も、飛来当初の綺麗な翼に比べると、あちこちの羽に欠損や傷が目立っていた。
 サシバ(差羽 Grey-faced buzzard)
  
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 畑のジャガイモの花が、今を見頃に咲いていた。
ミレーの『晩鐘』には、一日の仕事の終わり近く教会の鐘の音に祈る二人の足元に、その日の夕食になるのであろうジャガイモがバスケットに五つ六つ描かれていた。
麦から作られるパンは豊かな人々、ジャガイモは貧しい人々を象徴するとか・・・。
 ジャガイモの花 (馬鈴薯)

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by photo-etudes-eiji | 2019-06-25 18:00 | 野鳥 | Comments(0)

 セッカは、雌雄ほぼ同色とされている。
しかし、繁殖期のオスは口内が黒く、『オスのこの黒い部分は嘴を閉 じた状態でも,嘴の付け根部分に現れる』と10年以上前に立教大学上田教授が書かれていた。
確かに、繁殖期のオスのクチバシ基部は黒くなっている。
 セッカ ♂ (雪加 Zitting cisticola)

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  セッカ ♀ (雪加 Zitting cisticola)

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 それに対して、雌のクチバシはどうだろうか?
上嘴は雌雄とも黒めで違いはそれほど感じないが、下嘴は雌は肌色で明らかに違いがある。
繁殖期の雌雄の判別は、ここから出来るのではないだろうか。
 セッカ ♀ (雪加 Zitting cisticola)

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 一夫多妻のセッカは、育雛のすべてを雌任せにしてオスはせっせと次の巣作り次の伴侶捜しに励んでいる。
この点でも雌雄の区別はしやすいように思った。
 セッカ ♀ (雪加 Zitting cisticola)
 
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 せっせと餌を巣に運ぶ♀と、高く舞い上がってさえずり巣材を運ぶ♂。
♂は他の♂と縄張り維持の追いかけっこをしたり、ほかのメスにちょっかいをかけたり・・・。
♀は獲物の節足類を咥えて、サッと葦の中段の茎に入り消え、突然アシの底から飛び立ち一目散に狩り場に向かう。
 セッカ ♀ (雪加 Zitting cisticola)
 
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 セッカの雌雄判別では、尾羽先端の白も判断材料の一つのようだがここを鮮明に撮り分けるには相当通わなければ難しそう。
その上、メスの尾羽の先端の白は擦れても来ているのでなおさら。
 セッカ ♀ (雪加 Zitting cisticola)

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 それにしても、セッカの求愛・繁殖はなかなか厳しいものがあり、上田教授の研究に寄れば、セッカは4割が一夫多妻で3割が一妻で残り3割は独身だという。
なかなか、大変な生態だ。
メスの獲物をくわえていないカットも狙ったが、なかなかものにならなかった。
 セッカ ♀ (雪加 Zitting cisticola)

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by photo-etudes-eiji | 2019-06-24 18:00 | 野鳥 | Comments(0)

 セッカやオオヨシキリは、僕にとってはなにかのついでに撮る野鳥。
惹かれるのがヒタキ系や冬のアトリ系なので、夏の河川や湖沼での探鳥はあまりしてこなかった。
ボランティアで手伝っている「イヌワシの繁殖・保護・調査活動」のために、猛禽類を少し追ってみようと昨秋からやってきたので、この機会に少し撮っておこうと思った次第。
 狙いは二つあって、セッカの雌雄を撮り分けることと、名前の由来と思える雪加=雪を咥えた姿を撮ること。
 セッカ ♂ (雪加 Zitting cisticola)

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 留鳥または漂鳥のセッカの♂のこの時季の特徴=黒い口内色は、婚姻色の一種ではないかと言われているそうだ。
『黒い部分は換羽中には早くも消失し、非繁殖期のオスや幼鳥オス には見られない』と文献にもあった。
そうならばこの時季、雌雄を判別することは相当に楽なこと。
知識としてはあっても、写真としては撮り分けていなかったので狙いにした。
 セッカ ♂ (雪加 Zitting cisticola)

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 風に揺れる葦の穂先にとまるセッカは、ゆれに揺れて波乗り状態。
風がなければ、ゆったりと羽繕いをしてくれたりもする。
 セッカ ♂ (雪加 Zitting cisticola)

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 休耕田の葦原や稲田廻りから♪チィ チィ チィ チィ♪と飛び立ち上昇し、♪チ ヒ チ ヒ ♪とか♪ジャッ ジャッ ♪と続く。
その飛形は、急上昇したかと思えば波形で横に動き去って行くのでなかなか飛び姿を撮るのに苦労する。
 セッカ ♂ (雪加 Zitting cisticola)

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 セッカの漢字表記は「雪加」。
セッカの語源は、その鳴き声が「セッセッセッセッ、カッカッカッ」というふうに聞きなしてセッカとか・・。
漢字表記は、『巣材のチガヤの白い穂を雪に見立て、それを口にくわえて飛ぶ姿から・・・』(山溪「野鳥の名前」)とある。
だったら、その姿をこの機会にしっかり撮っておこう。
 セッカ ♂ (雪加 Zitting cisticola)

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 セッカは一夫多妻。
雌が盛んに給餌する一方で、新しい巣作りに忙しい。
チガヤだろうか、雪のような白い綿を咥えてきた。
 セッカ ♂ (雪加 Zitting cisticola) 

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 この雪を咥えたような姿から「セッカ=雪加」ではないかと、山と渓谷社「野鳥の名前」に解説=安部直哉さんの考えと記されている。
なるほど!と納得出来るとても良い解説だった。
 セッカ ♂ (雪加 Zitting cisticola)

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by photo-etudes-eiji | 2019-06-23 18:00 | 野鳥 | Comments(0)