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クモマツマキチョウ

 ギフチョウを撮ったら、クモマツマキチョウに会いたくなる。
蝶専門ではないのですべて美しいとは思えないし、毛虫は苦手だし、チャドクガにはやられてひどい目に遭っているし・・・。
それでも、シジミチョウはベネツィアンマスクを思わせるような目がかわいく、ギフとクモツキは別格。
クモマツマキチョウは、表翅の鮮やかな赤味を帯びた黄色またはオレンジがとてもキレイだが、裏翅の色や模様が素晴らしい。
雲の間に金色の雷光が走ったような、金粉をまぶしたような美しさにひかれる。
 クモマツマキチョウ ♂( 雲間褄黄蝶 The Orange Tip

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 早朝にウグイスやオオルリ・コマドリの声を聞き、キビタキ・コルリを見て気温が上がった頃探し始めると、一頭の雄がヒラヒラと現れた。
現れたのはイイが、なかなかとまってくれない。
やっと、カキドオシの花にとまった。
カキドオシ(垣通し)は、シソ科の植物の1種で日本中どこでも道ばたなどで見られる多年草。
こんな時でなければ、滅多に目もくれない草花だが・・・、クモマツマキチョウの時だけは咲いている場所を丹念に探す

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 クモマツマキチョウは、準絶滅危惧種。
長野県では、指定文化財・長野県天然記念物で、指定全域で採集禁止蝶。
採集禁止にもかかわらず、産卵した食草ごと盗まれてしまうといい、昨年もそんな人がいたという。
鳥の世界も蝶の世界も・・・困った人はどこにでもいる、ということか・・・。

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 スミレは満開に咲いているのに、そこにはなかなか来てはくれかった。
やっととまっても、なかなか撮りづらいところ。
キレイに開翅もしてくれず、次から次ぎへと瞬時で飛んでしまう。

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 飛んでいるのは蜂なのか蟻なのか?
まったく分からない。
蟻がシジミチョウと関係性が深いというが、クモマツマキチョウとという話は聞かないから、たまたま吸蜜でバッタリ鉢合わせということか。

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 雌のクモマツマキチョウは、一時間に二度ほどのペースで出てくれたがやはり飛び回ってばかりだった。
どういう時期に発生し、どのような時間帯や条件で開翅してくれるのか?
いろいろなことが不勉強なままでも、とりあえず今年も雌雄に会えた。
 クモマツマキチョウ ♀( 雲間褄黄蝶 The Orange Tip

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# by photo-etudes-eiji | 2019-05-26 20:26 | | Comments(0)

 田園地帯にヒバリが舞い上がっていた。
♪ピーチュル、ピーチュル、ピーチュク、ピーチュク♪とさえずりながら天高く舞い上がる、「揚げ雲雀」。
 ヒバリ(雲雀 Eurasian skylark)

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 農道の傍らで眺めていると、水田の畦に降りたりすぐ側の畑に舞い降りたり。

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 ヒバリの名は多くの人が知っているが、これを見せるとみんなが「エェ~、こんな顔なの!!」とビックリしてくれる。
  
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 2014年~2016年に、日本野鳥の会がおこなった「わたしの町のヒバリ情報」アンケートで、「見たこと・聞いたことがあるか?」の設問に対しては、どちらも約90%の人が見たこと、聞いたことがあると回答していた。
それは、野鳥の会周辺の人たちの回答だからだろう。
一般の人を対象にしたら、スカイラークやタバコのLarkは知っていても、野鳥のヒバリは名前は100%でも見た聞いたという比率は極端に少ないのではと思う。
 下は巣作りする雌を見守っていたから♂でいいと思う。
 ヒバリ ♂(雲雀 Eurasian skylark)

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 そんなヒバリは、留鳥。
春先から「揚げ雲雀」で求愛・テリトリー宣言して、早ければ三月下旬には産卵に入るはず。
遅かったとしても、この時季にはもう抱卵から育雛にうつっている頃。
見渡せば周辺は草が刈られ・・・、一度目の営巣失敗を思わせる光景。
 ヒバリ ♀(雲雀 Eurasian skylark)

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 その上、巣材を運んでいる場所は・・・畦というより畑のヘリ。
 ヒバリ ♀(雲雀 Eurasian skylark)

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 ヒバリは雌が巣作りをし、雌は頭部の冠羽をあまり立てないというから、この三枚はヒバリの雌でいいだろう。
 ヒバリ ♀(雲雀 Eurasian skylark)

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 道路脇の畑のヘリでは、農機具が入ったらひとたまりもない。
前途の多難さが容易に想像できる。
雌がせっせと巣材を運び、雄は高く舞い上がってさえずる。
時折、雄は近くの盛り上がった土や杭の上でもさえずりを繰り返す。

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 ペアが連れ添って遠くへ行ったので、そのすきに一枚を携帯で・・・。
底はそれなりに巣材が詰まっていたが、回りはまだまだだった。
何とかなれば良いのだが・・・難しいだろうなぁ~~。

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# by photo-etudes-eiji | 2019-05-23 17:00 | 野鳥 | Comments(0)

 今年もあちらこちらに、アオバズクが渡って来た。
青葉の芽吹く頃渡ってくるから、アオバ木菟。
あるいは、青葉に付くから青葉ズク。
 アオバズク(青葉木菟 Brown hawk-owl )

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 「木菟」はズクで、ミミズクの別称・フクロウの古語。
耳(のように見える羽角)のあるフクロウということだが、アオバズクにはないし、逆に羽角のあるシマフクロウはシマズクでは無くシマフクロウ。
羽角のあるのはトラフズクやコミミズク。
ペアになった二羽が並んでいた。
  アオバズク 左が♀・右が♂ (青葉木菟 Brown hawk-owl )

 
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 オスよりもメスの方が体が大きい。
並んでいれば一目瞭然だが、別々にいると???で、画像で比べるのはなかなか難しい。

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 フクロウの雛が巣立っていた。
一羽だけ見つけられたが、近すぎて・・・。
証拠写真を2カット・3カット撮って、その場を後にした。
 フクロウ 巣立ち雛(梟 Ural owl)

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# by photo-etudes-eiji | 2019-05-22 17:00 | 野鳥 | Comments(0)

 ニリンソウの咲き誇る湿原の日陰に、咲き遅れたキクザキイチゲが一輪咲いていた。
 キクザキイチゲ 菊咲一華

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 コサメビタキの動きを見ながらそんな風景を眺めていると、突然、灌木に飛び込んだ鳥が・・・。
隙間から見えたのは、グレーな背中。
亜種サンショウクイの♀だった。
 サンショウクイ ♀(山椒食 Ashy minivet)


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 そこからニリンソウの中に飛び込んだ。
何かを食べて、また、灌木の枝にもどり・・・を繰り返し・・・。
たまたまニリンソウが咲き誇ってはいるが、林内の灌木を廻って採餌する場面はよく見たし、そこまでは見慣れた光景だった。
やがて、灌木を飛び立ち・・・、降りたところは!!
 サンショウクイ ♀(山椒食 Ashy minivet)

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 開けた湿地の真ん中のミズバショウの葉の上!
経験豊富なバーダーには「そんなこともあるね。」程度のことなのかもしれないが、僕にはとても新鮮な感動だった。


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 林縁の地面に降りるなどは見たことがあっても、ニリンソウの群落にとまって採餌するのは初めて見た。


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 サンショウクイの平均的な体重は21gで、コサメビタキが12.5g・キビタキは14gで、日本では最軽量のキクイタダキが5.6g(あくまで参考値)。
軽量の野鳥なら花にとまってとはなっても、サンショウクイではとまれば沈む、飛び立とうとすれば沈む!
そのたびにピントは外れる。

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 飛び立った瞬間に沈み込んで、翼裏面の白い帯がキレイに見えた。

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 ミズバショウの葉の上ならニリンソウよりはだいぶイイが、それでも同じこと。
まるで、広い舞台でバレエでも踊っているかの動きは微笑ましかった。
 やがて、林縁に戻り・巡り・・・レンズの最短撮影距離近い目の前の枝に。

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 獲物を探し、ニリンソウの中に飛び込んで上がったところで、慌ててレンズを振っているこちらの動きに警戒して去って行った。
ミズバショウの白い苞のある時期なら最高だったが、残念ながら花の時季は過ぎてしまっていた。
それでも大感動だった。

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# by photo-etudes-eiji | 2019-05-21 12:30 | 野鳥 | Comments(0)

 渓流沿いで出会う野鳥

 渓流沿いを行けば、早い時期に良く出会うのは、漂鳥または留鳥のキセキレイやルリビタキにミソサザイ・コガラなど。
喉元の白いキセキレイ♀が、石伝いにやってきた。
英名のWagtail のwagとは、(上下・前後・左右に) 振る、振り動かす。
動作を良く表していると思う。
 キセキレイ(黄鶺鴒 Grey Wagtail )

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 漂鳥のルリビタキも、早くから山に登ってきている。
この個体は、肩羽に青味が出始めているから♂の若い個体だ。
渓流を飛び回ってフライングキャッチしたり・・・、良くさえずってくれた。
 ルリビタキ(瑠璃鶲 Red-flanked bluetail)

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 「冬山の番人」とも言われるコガラは、貯食もする留鳥または漂鳥。
これを撮ったポイントでは、標高もそれほどではないのでほぼ留鳥。
渓流沿いの木々に芽吹きがはじまり、よく見ると「ミヤマウグイスカグラ」が咲いていた。
花や葉・柄にも極細の毛がついているから、「深山鶯神楽」。
なんとか枯れ葉のないスッキリした枝で・・・と、粘ってみた。
 コガラ(小雀 Willow tit)

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 「ジョリジョリ」とよく鳴きながら、メボソムシクイが飛び回っている。
何かを捕まえた!
ハエのようなこの虫はなんだろう?
 メボソムシクイは夏場だからさえずり声を聞くことで、同定できたが・・・、これが秋の渡り時期だと、かつては同じと考えられていたオオムシクイやコムシクイとの判別が僕には無理かもしれない。
なんといっても、ムシクイ類の同定は難しい!
同定の証拠に声を動画にしていたら、目の前に茂みに下りてきた。
 メボソムシクイ (目細虫食 Japanese leaf warbler)

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 コサメビタキが、渓流で探し物。
餌探し?と思ったら、巣材あつめの最中だった。
空抜けの高い枝に盛んに巣を作っていた。
 コサメビタキ(小鮫鶲 Asian brown flycatcher)

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 ミズバショウも咲く湿地では、ニリンソウが満開だった。
その群生地の回りで、コサメビタキは盛んに採餌。
良くさえずってくれるのだが、その声を文字で表現するのが難しい。
背景はイイのだが、ニリンソウはボケでいれるのが精一杯だった。
 コサメビタキ(小鮫鶲 Asian brown flycatcher)

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# by photo-etudes-eiji | 2019-05-19 20:00 | 野鳥 | Comments(0)