2018年 11月 08日 ( 1 )

 今年は8月9月と、日本では太平洋岸に稀に迷鳥として渡来するコグンカンドリ・オオグンカンドリが、銚子や行徳・三番瀬・飯岡・九十九里と話題になった。
僕は基本的に陸鳥だから「あぁ、そうなの」程度の反応だったが、10月も末になって重い腰を上げて撮影に行った。
行けば行ったで夢中でレンズを向けるのは、「シャッター切りたい病」患者の常。
オオグンカンドリは、頭上三メートルまで近づいてたくさん撮らせてくれた。
 オオグンカンドリ 幼鳥 (大軍艦鳥 Great frigatebird)

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 オオグンカンドリは、四年前ハワイのダイヤモンドヘッド(標高232 m)に登ったとき、ワイキキの上空から東に羽ばたきもせずに滑空する成鳥♂を見たのが初めて。
飛形から多分そうだろうとシャッターを切り、モニターで確認すると、わずかに喉元に赤があった。
 ダイヤモンドヘッド頂上からワイキキ海岸を望む。

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 成鳥雄は喉元に赤い喉袋があり、求愛時には体と同じくらいに膨らませたりしている写真が目につく。
求愛期には喉袋を膨らませたまま飛ぶ姿も見られるようだが、八月末のこの時は求愛期を過ぎたのかすぼめていて、喉元に少し赤味が移る程度だった。

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 オアフ島のワイキキの海に伸びるダイヤモンドヘッドの影やダイヤモンドヘッド灯台、そんな光景の中を流れるように飛んだオオグンカンドリは遠さと高さもあって大きさを実感できなかった。
そのうえ、オオグンカンドリのハワイ語名 イヴァ(ʻIwa)は、泥棒という意味だとハワイの野鳥のサイトで知り「Frigate」の「泥棒」とはなんだかなぁ~・・・といった印象だった。
 影ダイヤモンドヘッド。

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 ダイヤモンドヘッド灯台。

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 今回の九十九里のオオグンカンドリは、頭上3メートルほどまで近づいて飛んでくれてその大きさを実感させてくれた。

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 先輩に尋ねてみると、この個体は8月に銚子にて釣り糸が絡んで飛べずにいたところを保護され、
行徳の野鳥病院で治療され8月20日放鳥されたオオグンカンドリとは別個体とのこと。
放鳥された個体には脚環が付けられているそうだ。
ご本人の許可を得たので、その顛末はここで。
 フウラのブログ「 https://ameblo.jp/meireen-fuura/entry-12400236552.html」

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 上空を羽ばたきもせず飛び、時にはまるで凧のように停空したり空中頭掻きを見せてくれた。
そして、漁港上空では旋回し背面を見せてくれる。

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 旋回してこちらに向かってくる。

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 まったく羽ばたかずに、グングンと圧倒的な迫力。
しかし、その正面顔の何とものほほんとしたような表情に怖さを感じられない。

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 心なしか笑っているような顔が、レンズの最短撮影距離。
これほどのドアップで撮れれば、大満足だ。

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by photo-etudes-eiji | 2018-11-08 06:00 | 野鳥 | Comments(2)