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ムラサキシジミとムラサキツバメの吸蜜

 冬季の集団ねぐらを形成したムラサキツバメ(と、ムラサキシジミ)は、日の出から早朝はまったく動かず、気温が上がりねぐらに陽が差し込み体温が上がってくるともぞもぞと動き出す。
やがて、一頭また一頭と飛び立つ。
飛び立った個体は、ねぐらのすぐそばの葉上や生け垣の上で日光浴する個体や、離れた場所まで飛んでいってしまう個体と様々だ。
ある日は気温も高く日射しもタップリだったので、10:00頃には大半が飛び出していた。
 羽ばたこうとする、ムラサキツバメの雌

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 別の日は、10:18ムラサキツバメ♂が起きて翅をひろげ、しばらくしたら飛び立っていった。

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 そうかと思えば、どこかで吸水・吸蜜してきたのだろう♀が、11:04集団ねぐらに戻ってきた。
 ムラサキツバメ ♀

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 ムラサキツバメもムラサキシジミも、この時季はサザンカによくやって来て吸蜜する。
ムラサキツバメがサザンカで吸蜜している。
花の中に埋もれてしまうので、口吻というストロー状の器官が伸びているところを撮るチャンスが少なかった。
 ムラサキツバメの吸蜜

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 ムラサキシジミの♀が2頭吸蜜している花に、集団ねぐらを飛び立ったムラサキツバメの♂がやって来た。
 ムラサキツバメ♂と2頭のムラサキシジミ♀

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 3頭は争うこともなく1時間2時間と、出入りはあってもここで仲良く吸蜜していた。
翅に欠損のあるクロっぽい裏翅のほうが、ムラサキツバメ。

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 時折、近くで日光浴をしては、戻ってきたムラサキシジミ♀。
向こう側はムラサキツバメ♂。
 ムラサキシジミ ♀(紫小灰蝶 Japanese oakblue)

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 別の日、曇り空で集団ねぐらは全員集合状態。
静かに、眠ったままのように微動だにしない。
こんな時は飛ばないなと歩き出すと、サザンカの近くの張り出した木の根でくろいものが・・・。
ムラサキツバメのオスが地面で吸水しては日光浴をしていた。
綺麗な♂個体だった。
 ムラサキツバメ ♂(紫燕 powdered oakblue)

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by photo-etudes-eiji | 2021-11-22 17:30 |