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ヤブサメ

 誰もいない静かな探鳥地を鳥友と探し歩いているとき、微かな地鳴きを先に指摘されることが何度かあった。
聴力検査はもちろんしているが、フィールドで指標にしているのが飛来当初のヤブサメ。
ヤブサメは「シシシシシ」と8000~10000Hzの高音で鳴くので、加齢とともに聞き取れなくなってくるというのがバーダーの鉄板ネタ。
そんなヤブサメに、今年は出会えた。
 ヤブサメ(藪雨 Asian stubtail)

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 ヤブサメの声がもっとも良く聞こえそうなのは「夜型さえずり」で、飛来当初の短い期間に樹幹で鳴くというが・・・真夜中は寝ているか、車を走らせているかだから・・・。

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 ヤブサメは全長11Cmで、日本で見られる野鳥のなかではキクイタダキ10Cmなどとならんで小さい鳥。
そのうえや藪や枯れ葉の上、暗い湿った斜面などを動くので保護色になつて見つけづらい。

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 沢沿いをちょこちょこと動き回るヤブサメは、雌雄同色。
繁殖は一夫一妻だそうだが、繁殖後期に一妻多夫状態になることがあるそうだ。
サンコウチョウで、ヒナへの給餌を手伝うペア以外の♂ヘルパーを撮ったことはあるが、ヤブサメのそうした行動が何故なのか解明されていないそうだ。

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 ヤブサメの英名もなるほどね!と感心した。
stubな尾。
stubは、①(木の)切り株、株.②(鉛筆・たばこなどの)使い残り、端くれ ③(入場券などの)半券。

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 ヤブサメが見つけづらいのは、ヤブサメの成鳥の帰還率が他のスズメ目の渡り鳥と比較して低く、成鳥7.7%・幼鳥0.5%だといった北海道での調査報告があったが、そんなことも原因のひとつかもしれない。
かつては良く撮影したポイントで、見つけられなくなったのはこちらの事情だけでは無いのかもしれない。

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 陽も傾き谷も薄暗くなった頃、ヤブサメが梢にのってさえずってくれた。
しっかり、動画で録音した。
 ヤブサメ(藪雨 Asian stubtail)

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Commented by torimingoo at 2019-05-18 15:40
こんにちは!

流石ですね(#^.^#)

私はやっとこでした。
^ ^
Commented by photo-etudes-eiji at 2019-05-18 18:36
> torimingooさん
 見つければ、あとを追っていけるのですが・・・小さな鳴き声は聞こえづらくなってきて・・・。
午前一度午後一度の二回だけでしたが、午後はジックリ撮れました。
by photo-etudes-eiji | 2019-05-17 18:00 | 野鳥 | Comments(2)