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赤いリンゴに・・・

 リンゴといえば唇に歌が浮かぶ。
初夏ならば「♪りんごのはなほころび かわもにかすみたち♪」。
花の頃は、道すがら心惹かれてレンズを向けたくなる。
深夜のヘッドライトの中に浮かんだ、リンゴの花吹雪も素晴らしいものだった。
 いまは「♪あかいりんごに くちびるよせて♪」。
青空ならなおさらだが、朝靄の中でもたわわに実った赤に惹きつけられる。

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 遠くの山並みは雲に隠れ、手前の稜線だけが煙るように浮かぶ。
それを形良くいれたいが、路肩からではなかなか難しい。
紅玉系の赤黒いリンゴと緑の青リンゴ。
それを、こう植え育てたのはリンゴ農家のちょっとした遊び心だろうか。

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 町の朝の音が次第に聞こえ始めてきた。
もうしばらくすれば、集団登校の子供らの明るい声も聞こえてくるだろう。

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 この赤は紅玉系。
青森なら「大紅栄」とか「おいらせ」いう品種だろうが、「秋映・あきばえ」とか「あかぎ」とかだろうか?
深紅が美しい。


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 斜面に3・4枚ほどの棚田。
刈り取られた稲穂が、畦の稲架(はさ)にかけられ天日干し。
青空に遠く山並みが入ればいい絵になるなと思いながらも、秋雨の時季らしいか?とシャッターを切る。


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 もうひとつ引きつけて、赤いリンゴも強調したいなぁ。
青いビニールシートは稲架掛け稲束の切り口を覆っている。

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 ふと、視線を民家に向けると卵ほどのリンゴが!
ギンザンマシコが啄んでいたエゾノコリンゴにしては、実が大きい。
これが「アルプス乙女」かもしれないと、帰宅後調べればその通りだった。
「ふじ」と「姫リンゴ」の偶発実性種らしい。
可愛らしく、枝垂れた感じがたまらなかった。

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 実りの秋とはいえ、災害を考えれば心は弾まないが・・・目は奪われる。
境内のイチョウに銀杏が実る。

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 ひときわ早く赤味を際立たせたガマズミが、雨に洗われハッとするほどに。
メジロでもきてくれないかと期待したが・・・まだすこし早かったのだろうか・・・。

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by photo-etudes-eiji | 2018-09-27 21:54 | 風景