天空のヒメサユリ

  東北地方を、太平洋側斜面と日本海側斜面に大きく二分する日本列島では最長の脊梁山脈=奥羽山脈。
その日本海側の飯豊・朝日連峰の登山道に、ひっそりと咲き乱れるヒメサユリという花があるという。
たおやかな残雪の山並みと深く刻まれた雪渓へと続く登山道の脇に、鮮やかに咲くユリの花。
そんな写真を見たのは、中学時代のアルパインカレンダーだった。
この時季になると、その光景が目を閉じれば浮かんでくる。
 今年はキマダラルリツバメを撮りに行く途中、南会津・南郷の「天空のヒメサユリ」に寄ってみた。
仮眠をして山道を行けば、いかにもヨタカやコノハズクのいそうな雰囲気にアカショウビンの声が聞こえる。
早朝の「高清水自然公園」は、五分咲きの新鮮なヒメサユリが高原の風にゆれていた。
 ヒメサユリは日本特産のユリで、野生種は環境省のレッドリストで準絶滅危惧(NT)。
 ヒメサユリ(姫早百合・姫小百合)

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 『ひめさゆりは種で繁殖します。
秋に地面に落ちた種が土中に入り、翌年根が生えて小さな球根をつけます。
3年目の春、一片の葉が地表に表れ、翌年その葉が大きくなり、日光を浴びて球根に養分を蓄えます。
5年目、茎を伸ばし葉も2~3枚に増え、さらに球根が成長します。
6年目には葉が5~6枚に増え、ようやく1輪の花をつけます。
そしてその翌年からは球根の成長に伴い、1年に1輪ずつ花を増やし続けます。』南会津町役場南郷総合支所「ひめさゆりガイド」より
 ヒメサユリが、まるでカタクリのような育ち方をするとは、まったく知らなかった。
そんな驚きや感慨とともに園内をタップリと歩き、ヒメサユリを堪能した。


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by photo-etudes-eiji | 2018-06-23 06:00 | 風景 | Comments(0)