キビタキ・・・森の音楽家

 キビタキがやって来た。
早朝の森に「♪ポッキリリポッキリリ」「♪ピッコロロピッコロロ」と、軽やかなうれしい声がする。
ミソサザイが渓流の音楽家なら、キビタキは森の軽音楽家だ。
 キビタキ(黄鶲 Narcissus Flycatcher)

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 森も、だんだんといろいろな野鳥の声が聞こえるようになってきた。
ウグイスが鳴きクロツグミが歌い、アカゲラがドラミング、
イカルが透き通った声で「♪ツキ ホ~シ~」。
突然、草むらから飛び出したのはキビタキだった。
腰の黄色が朝の冷気の中に鮮やかだ。

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 気温の上がらぬ早朝は虫もまだ飛ばない。
キビタキは地面の昆虫を探しているのだ。
開けた空間で次から次に移っては、探す。
バックに写ったのは、ヤマウグイスカグラの花!
大好きなウグイスカグラにキビタキで、幸せな気分だ。

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 キビタキのお得意ポーズのひとつがこれ。
別個体の雄が飛んできて、一瞬縄張りバトルのようになった。
久しぶりに「ブンブン」という威嚇鳴きの声を聞いた。

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 空間を二羽が飛び交い、ほんの少しだけの絡み合いだった。

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 その後はふたたび、採餌。
登山靴では靴音が高いからスニーカーにしたのに、最初の一歩で気付かれ睨まれてしまった。

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 それでも、ふたたび向きを変えて予定通りのコースに復帰。

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 獲物を見つけては草むらに飛び込み、枝に戻ってパックン。
見つけたのはムカデのような節足昆虫。
それは見栄えが良くないから・・・・カットカット。

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 倒木の枯れ枝の先端に!
芽吹いたばかりの緑がボケになって、大好きな雰囲気になった。

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 キビタキの羽衣は飛来当初、多彩だ。
途中で換羽をやめ渡りを優先した個体もいるが(この辺は2017年04/29の記事で)、まだ成鳥雄しか来ていないのだろうか雄ばかりが4~5羽。
時たまかち合うと、軽くバトルが起こる。

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 姿勢を低くして、威嚇鳴き。
まだまだ軽い予行演習程度で、かつて見た本格的なバトルでは二羽がもつれて地面に落ちるなどということもあった。

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 この日撮れたのは、二羽の個体だったのかな?
現像しながら個体差を意識してみた。

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 一羽は上の個体で喉元のオレンジが良く出た個体で、もう一羽が下の個体。
こちらは眉斑がちょっと太い。
キビタキがやって来て、オオルリも少しだけさえずっていた。
森もだんだんと賑やかになり出した。

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by photo-etudes-eiji | 2018-04-28 21:00 | 野鳥 | Comments(0)