信濃路逍遥

 急ぐ車に先を譲ってゆったりと走る信濃路は、360度のどこにでもため息の出る美しさがある。
本来の目的は飛来したばかりの夏鳥だが、毎年たくさん撮っているのであせる気持ちはない。
かといって、風景にこだわればシャッターを切りたくなる場面はたくさんありすぎる。
そして、そこで渾身の一枚を狙おうとすれば一日二日では何ともしがたい。
お気楽に行くのが、僕らしい気ままさだろう。
 先日の飲み会で、職場の山友の夏山行が爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳に決まった。
ここは一枚二枚、撮っておかねば。
写真は、左側がアルペンルート扇沢駅から登った種池山荘方向。
爺ヶ岳南峰 2660m・中央峰 2669.9m・北峰 2631m・布引山・鹿島槍ヶ岳・鹿島槍ヶ岳北峰。

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 若い仲間達は鹿島槍往復くらいはしてしまうだろうが、僕は爺ヶ岳中央峰あたりでのんびりと劔岳を眺めているつもりだ。
満開の桜を幹から入れたいが、そこはプレハブの作業小屋。
カットカットで、申し訳ない。

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 芝桜も植えられ、畑にはサクラの花びらが落ちてイイ感じに絨毯になっていく。
安曇野や白馬に限らず、雪国の春はそれを待つ人の心がたくさんの花を咲かせる。

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 アルプス公園廻りではハナモモの若木が満開だった。 
それでも何より美しいのは、芽吹きの緑・清流の輝き・・・。


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 街道は、満開の桜や枝垂れ桜にハナミズキやハナモモが若々しく咲き誇る。
名所の枝垂れ桜の古木が、かえって痛々しくも感じる。

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 カタクリの名所も、ひとつは満開だった。
こうなっては欲張ってカタクリから残雪の稜線まで、腹這いになってワンカットだ。


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 途中のあちこちで、野鳥を探した。
4月、僕の感覚では一番早く飛来する夏鳥はノビタキ。
草原の少しばかり緑の出た中に、ピンと立っていた。
 ノビタキ♂(野鶲 Common Stonechat )

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 ウグイスも、だんだん歌がうまくなってきた。
 ウグイス(鶯 Japanese Nightingale)

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 クロツグミのさえずりは、メロディーラインが素晴らしい。
飛来して間もないのか、林床で枯れ葉を咥え飛ばして採餌ばかり。
やっと枝にと思ったら、手前に若緑の枝・・・仕方ない、この時期らしいかな・・・。
 クロツグミ♂(黒鶫 Japanese thrush)

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 もう少し抜けた絵をと思ったが、被りまくりの遠い小枝がらみの中ばかりだった。

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 エナガは、目の前のカタクリとキクザキイチゲの斜面に。
近すぎて慌ててマニュアルでピントを合わせると、一生懸命巣材選びの最中。
場所によっては、まもなく雛が出るという時期にこちらではこれからだ。
 エナガ(柄長 Long-tailed Tit

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 マヒワがまだ少数の群れで残っていた。
杉の種子を盛んに食べていた。
近くにはサクラも満開だったから、じっくり待てばそこで撮れたかもしれない。


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 渓流沿いではミソサザイ!
石に座って休憩していたら、突然鳴き声が聞こえ・・・倒木の乾いた苔をむしっていた。
 もうしばらくしたら、夏鳥が本格的に飛来してにぎやかになるだろう。

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Commented by isa-isabird at 2018-04-25 08:51
春を満喫する様子、とっても心に良い栄養ですねー
冬も好きですが、息吹を感じるこの季節、何にも勝
る妙薬ですかね。ここに鳥が入ればって場所ばかり
ですが、もうお帰りになったころでしょうか?
Commented by photo-etudes-eiji at 2018-04-25 21:28
> isa-isabirdさん
 芽吹の新緑・コブシにヤマザクラにいろいろな木々の花。
野鳥が止まってくれれば良いんですが・・・それだけでも心は晴れ晴れしますよね!
(^^;)また、行ってきます(^^;)
by photo-etudes-eiji | 2018-04-24 17:30 | 風景 | Comments(2)