遅桜の頃

 ソメイヨシノが風に舞い散る頃、ケヤキは眼にも鮮やかな若葉を青空に拡げる。
東京の木といったら、僕にはケヤキ。
ケヤキが関東地方に特に多いのは、徳川幕府の奨励策によるものだそうだ。
 東京都の木がイチョウになったのは、1966年11月8日。
東京の木選定委員会で決定した三種の候補の木(ケヤキ、イチョウ、ソメイヨシノ)について、住民のハガキによる投票の結果、イチョウ7,919(49%)、ケヤキ5,153(32%)、ソメイヨシノ3,032(19%)で、委員の大多数はケヤキに賛成でありましたが、都民投票のとおりイチョウに決定』都のHP参照
 ケヤキ(欅、ツキ(槻)ともいう)
 
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 ソメイヨシノが終わる頃、盛りを迎えるのはウワミズザクラ。
これが桜だとは、何度見ても信じられない。
 ウワミズザクラ(上溝桜 Japanese Bird Cherry)

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 ウワミズザクラは桜とは思えないが、ウコン桜はほのかな緑から黄色に変わる可愛らしい変化が楽しい。  
 ウコン 鬱金桜
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 ギョイコウの緑は葉緑体によるものだそうだが、何とも不思議な桜だ。
 ギョイコウ(御衣黄 lannesiana 'Gioiko')

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 遅桜代表三種に、荒川堤・江北五色桜系の二種も遅めだ。
 荒川堤で栽培されていた品種「エド 江戸

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 同じく荒川堤で栽培されていた品種の「ショウゲツ 松月」
どちらもほんのりとした薄桃色が、何とも素敵。

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 遅咲きの桜にうっとりとしていれば、萌え出す緑の新芽が目を引く。
ベニバナトチノキの若葉は、深く刻まれ浮き出たような葉脈が美しい。

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 スプリング・エフェメラルな草花は、都心ではもう時期を過ぎた。
シャガが満開だ。
シャガは中国原産にもかかわらず、学名に「Iris japonica」とつく不可解。
 
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 イカリソウ(碇草)の英名には「fairy wings」。
なんともメルヘンチックなイイ名前だ。
 
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 大好きなのが、ヤマウグイスカグラ。
鶯が無くころに咲き、鶯が隠れるような藪になるというのもいわれのひとつ。
ここにルリビタキを待ったのはもう二昔前か。

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 最盛期を過ぎた公園はゆったりと時間が流れる。

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 春の終わりに山を黄色に染める「山春黄」が転じてヤマブキという説も。
ちらほらと夏鳥の話題が出始めてきた。

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by photo-etudes-eiji | 2018-04-08 21:00 | 風景 | Comments(0)