ヤマヒバリ・・・驚きの生態 ②

 雪面に落ちた種子を食べる度に、顔中に雪がつく。
そんな姿はたまらなく可愛い。
 ヤマヒバリ Siberian accentor

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 ヤマヒバリはどうするのかとみていると、ふたたびベニマシコのいるところに飛んでいった。
ベニマシコは、地上に顔を出した枯れ枝の中段に乗っている。
それを見上げるヤマヒバリ!
 ヤマヒバリ Siberian accentor

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 ヤマヒバリは雌雄同色なうえ、今回含め二度しか見ていないのでこの個体が若なのかどうかも判断できない。
ベニマシコの動きをしっかりと見ては一度二度、落ちた種子を食べた。

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 ベニマシコがさらに穂先に動き、穂の先端が雪面についた。
すると、ヤマヒバリがその先端部を踏みつけたのだ!
ベニマシコが他へと飛び立つ。
穂はヤマヒバリが踏みつけたまま・・・ァッ!穂先に乗った!
どういうことなのだろうか?
別にベニマシコの行動を利用しなくても、自分の羽で飛びつけばすむことなのに?

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 しばらくそこで食べたヤマヒバリは、またベニマシコの元に。

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 エェ~~ッ、そこまで近づくの!!
袖すり合うどころか、時たま風に揺れ体もぶつかりそうだ。

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 ベニマシコもベニマシコだ。
頭まで雪面に突っ込むくらいなら、降りた方が楽だろうに?

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 ヤマヒバリはベニマシコの動きを見ながら、落ちた種子を突くように食べる。
雪はちらつくし、顔も雪まみれになって食べる。

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 そうして、またベニマシコが移動すると・・・。
飛んだ!

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 孵化してまもなく、目の前を動く物体を親として認識しそれに追従する現象を『刷り込み』という。
「Fly Away Home (邦題 グース)」 という刷り込みを見事に映像化した作品があったが・・・。
まるで、そんな場面を見ているかのようだった。

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 16:10から17:40までのたった90分ほど観察できただけで、針小棒大の感があるかもしれない。
しかしいくつかの限られた条件の中で、ヤマヒバリは確かにこうした行動を見せてくれた。

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 同郷?のベニマシコの越冬飛来についてきてしまったのか?
一時間ほどこうした採餌を繰り返したヤマヒバリは、やがてお気に入りの採餌ポイントを見つけたようだ。

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by photo-etudes-eiji | 2018-04-02 22:25 | 野鳥 | Comments(0)