ドイツトウヒのイスカ②・・・トウヒの実を食べる

 ドイツトウヒは、宮沢賢治の詩の中にも出てくると教えてもらった。
『春と修羅』の中の「丘陵地を過ぎる」という詩だと、『賢治鳥類学 新曜社』を書かれたイーハトーブ・ガーデンのnenemu8921さん。
青森下北地方ではイスカが営巣・繁殖したと、最近の研究で明らかにされている。
磔になったキリストの打たれた釘を抜こうとして嘴が曲がってしまったイスカを、宮沢賢治は知っていただろうか?
知っていたとしたら、どんな物語が紡がれたか?
そんなことを考えるのも、また楽しい。
 ドイツトウヒのイスカを、この冬観察してきた。
カラマツの天辺に雌雄のイスカが止まって、求愛給餌のような仕草を見せてくれたこともあった。
 イスカ(交喙 Common Crossbill)

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 いろいろなことを考え合わせると、どうやら営巣などとはまったく関係の無い採餌ポイントの一つにすぎないようだった。
それも、一日に一度二度・・・。
 イスカ ♀(交喙 Common Crossbill)

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 その上、ドイツトウヒの結実は4年に一度だと森林技術協会の方に教えていただいた。
いろいろな鳥が訪れ食べていけば、来年はないということか。

                       
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 陽のあたった側に出てきてくれると、イスカ雌のオリーブ気味の黄色はよく目立つ。


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 嘴を差し込み、舌をうまく使って中の種子を取り出す。

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 イスカ♂が実につくと、日陰側や房の中では保護色のようになって見落としてしまうほど。
 イスカ ♂(交喙 Common Crossbill)

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 嘴を差し込んで開くと、松毬も開かれる。

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 舌を使って引っ張り出して・・・。
高い梢・カーテンのように囲ってくれるトウヒの枝。
時として、イスカは一時間近く採餌してくれたこともあった。

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 いろいろな姿勢でジックリと採餌を見せてもらった。

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 三月、湾岸でももう桜が満開に近づいた。
ドイツトウヒのイスカ画像も、ひとまとめにして見直す時期になったようだ。

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by photo-etudes-eiji | 2018-03-26 23:08 | 野鳥 | Comments(0)