ハギマシコ・・・キハダの木で

 雪の山道を、野鳥を探して車を走らせる。
カラマツにベニヒワやマヒワ、赤松やトウヒにイスカ、ハンノキにはベニマシコ、キハダにはオオマシコ。
そろそろと走りながら、鳥影を探し木を探し、なおかつその根元の雪の上の食痕を探す。
全くの徒労で終わることもあるが、今年は格段に楽をしている。
飛来数が多いことが一番だが・・・。
 キハダの木があった!
しかも、その木には実が全くなかった。
ということは、誰かが食べたからだ。
周辺を探すと、一本のキハダに小鳥が群れ動く影があった。
離れて車を停め、双眼鏡で覗くとハギマシコの群れだった。
 ハギマシコ(萩猿子 Asian Rosy finch)

e0365355_21054922.jpg
 
 ハギマシコは、モンゴル・アルタイ山脈からカムチャッカ半島・北米などで繁殖し、冬鳥として少数が渡ってくる。
北海道では日高山脈など一部で、繁殖している観察例があるという。

e0365355_21042212.jpg

 房総にもやって来て、ハンノキの実をよくついばんでいるのだが、このところ出会えていない。

e0365355_21042221.jpg

 ジックリと眺めれば、仕草は可愛い。
キハダの小さな実を咥えて、うれしそうにも見える。
嘴は黄橙で先端が黒いが、夏になれば全体が黒くなるそうだ。

e0365355_21042289.jpg

 撮りづらいのは、集団で飛来するベニヒワやマヒワと一緒。
ワァ~~ッと来て、一斉に食べる。みんな頭を下げて顔が見えない。

e0365355_21042284.jpg

 全体を見ながら、一応構図を考えるが・・・姿がそこそこスッキリ見えるところで、トリミング前提で撮るしか・・・。
上の個体が♂で、下が♀でいいだろう。
野鳥の雌雄の判定は、特に雌と昨年生まれたばかりの若鳥は似ているため難しい。

e0365355_21042368.jpg

 出会ったハギマシコは、およそ四〇羽ほどの群れ。
盛んにキハダの実を食べているが・・・、その多くが枝被り実隠れの中。
落ち着いてみれば、もう天辺や枝先の実は食べ終わって無くなっている。
ということは、この木に何日か居続けているということだ。

e0365355_21054888.jpg

 零下の中で生き抜くためには、食べることは=生きること。
一生懸命、食べる!食べる。
気がついたら06:49から09:00過ぎまで、出っぱなしでずっとそこで食べていた。 

e0365355_21054917.jpg

 集団の飛翔を撮ろうと思ったが、良い角度で飛んでくれない。
枝先でチョコマカやっているので我慢かな。

e0365355_21054966.jpg

 それにしても、2018年は冬鳥の当たり年だ。
レンジャクといい、ベニヒワ・イスカといい、あちらの高原こちらの田圃と集団飛来。
 ハクチョウの北帰行が始まったというが、まだまだ楽しめそうだ。

e0365355_21054925.jpg




[PR]
by photo-etudes-eiji | 2018-03-01 21:48 | 野鳥 | Comments(0)