ヒレンジャク来たる!

 首都圏を今期最強の寒波が襲い、待たされたレンジャクがやってきた。
初冬に北海道や東北から入りだし、暮れに信州の鳥友から「ヒレンジャク数羽にキレンジャクが一羽いた。」などとメールがきていた。
やっと、三ヶ所のポイントでレンジャクに会えた。
つぶさに見、探したが・・・キレンジャクは混じっていなかった。
  ヒレンジャク(緋連雀 Japanese Waxwing)

e0365355_21591874.jpg


 早朝に飛んできたのは40羽ほどの群れだったが、最終的には63羽まで数えられた。
欅の樹冠部に飛来しては、しばらくマッタリと周囲を眺め・・・やがて一羽がヤドリギに。
すると、2・3羽が続き、一斉に降下しヤドリギに鈴なりになる。
 
e0365355_21591163.jpg

 ヤドリギは半寄生で、宿主木からミネラル分などを得、光合成は自身でおこなう。
レンジャクの飛来を期待してあちこちのヤドリギを見るが、飛来・逗留のポイントは年々宿主木やヤドリギ本体が弱ってきている。
 
e0365355_21591134.jpg

 
 半寄生のヤドリギ類に寄生されると、寄生された木は弱り、やがて枯死することがあるのだろうか?
「宮崎市の公園緑地における半寄生植物オオバヤドリギの繁茂」という研究論文によると、
「マテバシイの衰退度とオオバヤドリギの被覆面積との間には、強い正の有意な相関が認められた」そうだ。


e0365355_21591141.jpg


 ヤドリギの種子は果実の内部に詰まった粘液に守られているため、鳥の消化器官を通り抜け、糞とともに排出される。
そのうちの、樹上に落ちて貼り付いた種子が発芽して根を下ろし成長する。
下の写真には、種子を散布?するヒレンジャクが写っている。

e0365355_21591086.jpg


 かつては100羽以上が飛来しながら、このところまったくと言ってイイほど飛来を確認できなくなったポイントがある。
僕が見ていないだけなのか、樹勢が弱まった所為なのだろうか。
それにしても、レンジャクの集団飛行・集団採餌は見事。
下写真には40羽しか写っていないが、右側の枝にもう13羽がいる。
 
e0365355_21591175.jpg

 ヒマラヤスギだろうか?
緑の常緑樹の枝に鎮座する絵も、また良いものだ。

e0365355_21591006.jpg


 ポイントのケヤキのヤドリギを集団で食べては、次の木に次の木にと移動してゆく。
それというのも、宿主木の衰えとともに宿り木自身も弱くなっているせいなのだろう。
以前は同じ木に何度も来て、滞在時間も長かったのに・・・・。
飛翔写真を撮るにはいいのだが・・・。

e0365355_22031657.jpg

 宿主木もヤドリギも弱まったせいか、スッキリとした採餌ーンが撮れない。
トリミング前提でガサガサの中のレンジャクを撮った。
それはまた、後で。

e0365355_22031649.jpg

 別のポイントでは、20羽+の群れが来た。
こちらも、しっかり確認したがヒレンジャクばかりだった。

e0365355_22031644.jpg

 飛来して間もないせいか、行動範囲もそう広くは無いような感じだった。

e0365355_22031763.jpg

 しばらくいてくれれば良いのだが、一ヵ所目のポイントでは翌日は10数羽しか出てこず。
二ヵ所目では遠く南に通過してゆく群れ。
 それでも、今年はレンジャクとのいろいろな出会いがありそうなのがうれしい。


e0365355_22031750.jpg







[PR]
Commented by nenemu8921 at 2018-01-16 21:47
まあまあ、すごいなあ。
この鳥たちは南下していくのですか?
よく出会いましたねえ。信州まで行かれたのですか。
今年はあちことで大群に出会えそうですね(^_-)-☆
Commented by photo-etudes-eiji at 2018-01-16 23:33
> nenemu8921さん
 房総にも入ってきました。
基本的に南下していくのでしょうね。
しばらく見なくなって、3月になると北帰行の途中にまた立ち寄ります。
Commented by photo-etudes-eiji at 2018-01-16 23:33
> nenemu8921さん
 房総にも入ってきました。
基本的に南下していくのでしょうね。
しばらく見なくなって、3月になると北帰行の途中にまた立ち寄ります。
by photo-etudes-eiji | 2018-01-15 06:00 | 野鳥 | Comments(3)