ピラカンサにくる野鳥・・・谷津干潟12時間

  あれほどたわわに実っていたピラカンサ(トキワサンザシ)も、見事にほぼ食べ尽くされた。
散歩やジョグの人を避けて早くから食べまくっていたのは、この一帯で定住しているオナガの集団。
「ギューイギューイ」と日の出から騒ぎ、周回しては食べまくっていた。
 
                   
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 濃紺の空にオレンジの線が走り、やがて陽が昇る。
オナガの喧騒の中に、ムクドリやヒヨドリに小鳥達が動き出す。
 カラムクドリの様子見がてら干潟を散歩すれば、ポイントではいろいろな野鳥が登場してくれる。
 撮れてうれしかったのは、エナガ。
エナガは、日本では九州以北に留鳥または漂鳥。
特にアブラムシを好み、集団であるいはシジュウカラなどと混群で周回し、ホバリングしながら捕食する。
干潟周辺で営巣し子育てするが、雛が無事に育つ確率は低く悪天候やカラスやヘビに巣の卵や雛が捕食される。
 エナガ(柄長 Long-tailed Tit)

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 甲乙付けがたいのは、やはりメジロのこの色だろう。
留鳥または漂鳥のメジロの羽衣は、ピラカンサ(トキワサンザシ)の赤い実によくあう。
撮っても撮っても、来ればレンズを向けてしまう。
  メジロ(目白 Japanese White-eye)


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 英名に「 Japanese」とつく野鳥の中でも、身近な小鳥。
この程度ならかわいらしさが先にくるが、その目は割と恐め。
ハワイ・オアフ島のそこここにいてビックリしたが、日本から持ち込まれたと聞いて納得もした。

                   
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 カワラヒワは留鳥だが、干潟では冬場が目立ち早くから来ていた。
色合いのわりに地味な鳥だが、ピラカンサにきたのだからなんとか絵にしたいと思った。
 カワラヒワ(河原鶸 Oriental Greenfinch)


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 シロハラは、中国東北部やロシアで繁殖し日本や朝鮮半島、中国で越冬する渡り鳥。
冬鳥として干潟に来て、芦原と遊歩道際でよく見かける。
芦原の際でおとなしめに、しかししっかりと生きている。
雌雄同色だが、メスはの目の上に薄い眉斑があり顔や腹部が白っぽい。
  シロハラ(白腹 Pale Thrush)


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 これは雌かな?
カラムクに注目が集まる中、カラムクと2ショットということもよくあった。

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 ツグミとアカハラの争いは、おもしろいものだった。
ツグミがピラカンサの枝に飛んできてその実を食べ始めると、きまってアカハラが出て来て追い立てる。
ツグミはそのたびに芦原や緑の中に避難するが、性懲りもせずに居場所を換えることもない。
冬鳥として飛来する、かつては食用にされた野鳥だ。
 ツグミ(鶇 Dusky thrush)

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 アカハラは毎回ツグミを追い立てはするが、人には臆病でこんな感じでこちらの様子をうかがう。
アカハラは、地域によって夏鳥だったり冬鳥だったり漂鳥だったり。
干潟にくるアカハラはどっちだろうか?
夏場の高原で誇らしげに「キョロンキョロンツィー」と、イイ声でさえずっている姿との落差がわらえる。
 アカハラ(赤腹 Brown-headed thrush)

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 ツグミを追いかける途中で、表に出て来て全身を見せてくれた。
喉元の白さが目につくから雌のようだ。

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 やがて、旧プリンスホテルが夕陽を受けて金色に輝くと、そろそろカラムクドリもねぐらに帰る。


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 トワイライトといい夕照(せきしょう)といい、マジックアワーという。
この時間のしっとりとした美しさ。
谷津干潟観察センターの光も落ち、中央4本の塔の左に富士山が頭だけ浮かぶ。
帰宅の脚が、またとまってしまう。
( 何日分も集めたもので、12時間いたわけじゃないですよ!念のため(^^;) )


                       
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by photo-etudes-eiji | 2018-01-08 15:09 | 野鳥 | Comments(0)