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ヒマラヤを訪ねて・・・⑪ありがとう、ネパール!

 旅の最後は、8日目・ポカラからノーダラの丘に日の出のヒマラヤ山脈観賞。
その後はポカラ空港からカトマンズへ戻り、9日目チャンドラギリ・ロープウェイで展望台に行きその後帰国の道だ。
日の出前のノーダラの丘をライト片手に登って行くと、暗闇に白ウサギが一羽いた。
D5はISO 102400まで強化されているから、撮るだけなら手持ちで十分撮れた。
夜明け前、空がドンドン染まっていく。

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 昇る朝日にアンナプルナ山群が少しずつ染まる。
相変わらずこの角度から見るダウラギリは、角を下に巻いたヒツジの横顔に見える。

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 マチャプチャレの双耳、その岩肌が染まる。
金色に!もっと赤く!と願うけれど・・・この程度だった。

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 アンナプルナ・サウスの雪が光に輝く。
奥に輝くのがアンナプルナⅠ峰だろう。

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 美しい景色にみんな見飽きることがない。
何枚も何枚もそれぞれに写真を撮っている。

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 ノーダラの丘からホテルにもどるバスは、それほど揺れなかったのでなんとか車窓からの景色を撮れた。
稲の収穫だ。
 少年の頃の稲刈りを思い出す。
脱穀した後、わら束を円柱状に積上げる「ワラ稲積 (にお)」はあったけれど、刈り取った稲を干す「ハサギ」はあまり目につかなかった。
乾期だから、むしろ田にそのまま置いて天日干しですんでしまうのかな?

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 マチャプチャレがそびえる田園地帯。
牛がゆっくりとゆく。

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 無事に収穫を終えた時期だからか、あぜ道を行く女性達の歩みも安堵感に包まれたようにゆったりとしていた。

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 なんという川だったろうか?
ヒマラヤを源流とする川の流れ。
あそこにも、もしかしたらアンモナイトの化石が転がってきているかも・・・なんて。
そういえば土産物屋さんで、まん丸の石ころを二つに割ったアンモナイトの化石を売っていた。
僕は昔、鉱物の即売会でネパールの鉱物業者から買って持っているので買わなかったが・・・。

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 ポカラからカトマンズの空港に降りて、パタンのダルバール広場を散策した。
ゴールデンテンプルやパタンの旧王宮などを見学。
ヒンズー神やブッダとカースト制・キリスト教のカースト制利用など、複雑で悩ましいことが頭をよぎり単純に感動できなかった。。

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 カトマンズでの最終日は、できたばかり(2016年8月)の展望地=ロープウェイに乗ってチャンドラギリ展望台へ。
およそ15分の乗車時間を経て、頂上は約2,500M。
東はエベレストから、西はアンナプルナ連峰までのヒマラヤ山脈を見渡すことができた。
問題は、見ている高度や位置が違えば見え方も違うこと。
あれがアンナプルナと解っても、低いマチャプチャレははっきりと見えない。
マナスルもここでは見えず、見えているのはヒマールチュリとピーク29と教えられた。
 ヒマラヤ山脈の壮大さに圧倒されるばかりだった。

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 信州の鳥友がこのシリーズを読んでくれて「場所をググった」というので、お絵かきした。
形も場所も適当だけれど・・・。
カトマンズに降りてナガルコット~ゴルカ~ポカラ~カトマンズから帰国でした。 
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 帰国後、立て続けにネパール関連記事が目についた。
インドからのプログラマーや留学生と話しても、いまだにカースト制は根深く、ネパールにもその影響は複雑にからみあっているのだろう。
イエティは子供の頃から夢物語として親しかったが、「とんでも科学」を科学的に証明するのに今までかかったか!とビックリした。


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 少年の頃から憧れたヒマラヤの山々を、遠くからでも見ることができて良い旅だった。
帰宅して喉風邪に悩まされたが、今も夢にアンナプルナやマチャプチャレに現地ガイドのラビンドラさんの声が出てくる。
添乗のIさん・ラビンドラさん、ありがとうございました。




by photo-etudes-eiji | 2017-12-20 21:26 | 風景