2017年 12月 20日
ヒマラヤを訪ねて・・・⑪ありがとう、ネパール!
その後はポカラ空港からカトマンズへ戻り、9日目チャンドラギリ・ロープウェイで展望台に行きその後帰国の道だ。
日の出前のノーダラの丘をライト片手に登って行くと、暗闇に白ウサギが一羽いた。
相変わらずこの角度から見るダウラギリは、角を下に巻いたヒツジの横顔に見える。
奥に輝くのがアンナプルナⅠ峰だろう。
何枚も何枚もそれぞれに写真を撮っている。
稲の収穫だ。
脱穀した後、わら束を円柱状に積上げる「ワラ稲積 (にお)」はあったけれど、刈り取った稲を干す「ハサギ」はあまり目につかなかった。
乾期だから、むしろ田にそのまま置いて天日干しですんでしまうのかな?
牛がゆっくりとゆく。
無事に収穫を終えた時期だからか、あぜ道を行く女性達の歩みも安堵感に包まれたようにゆったりとしていた。
なんという川だったろうか?
あそこにも、もしかしたらアンモナイトの化石が転がってきているかも・・・なんて。
そういえば土産物屋さんで、まん丸の石ころを二つに割ったアンモナイトの化石を売っていた。
僕は昔、鉱物の即売会でネパールの鉱物業者から買って持っているので買わなかったが・・・。
ゴールデンテンプルやパタンの旧王宮などを見学。
およそ15分の乗車時間を経て、頂上は約2,500M。
東はエベレストから、西はアンナプルナ連峰までのヒマラヤ山脈を見渡すことができた。
問題は、見ている高度や位置が違えば見え方も違うこと。
あれがアンナプルナと解っても、低いマチャプチャレははっきりと見えない。
マナスルもここでは見えず、見えているのはヒマールチュリとピーク29と教えられた。