サバクヒタキ・・・迷鳥と出会う! 判定の結論

 10月15日、棚ボタでサバクヒタキに出会った。
日本では、「まれな冬鳥または旅鳥」となっているが、それは日本海側の島嶼部や西日本の一部のようだ。
 僕には、2010年印旛沼近くの干拓地で出会って以来のサバクヒタキ。
第一感は「雌か若の♀タイプ」だったが、自信は無くいろいろな方に相談した。
結論的には、「サバクヒタキ 幼鳥」ということ。
 サバクヒタキ 幼鳥 Desert wheatear

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 イナバヒタキやセグロサバクヒタキ・ハシグロヒタキとの判別では、尾羽の黒に注目した。
尾羽の白黒パターンはサバクヒタキの場合、ほぼ全面的に黒。
他の3種は黒い部分が凹型になっている。
このことから、サバクヒタキに間違いはない。

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 雌雄の判別だが・・・・。
問題は、サバクヒタキがオオルリのように巣立ってしばらくすると性差がはっきり出るタイプなのか、たとえばルリビタキのように雌との判別が困難なタイプなのかわからなかったこと。

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 このサバクヒタキが、巣立ってからどの程度の時間を過ごしてきたのかが大事な問題だ。
7月半ばに巣立ったと考えるとまだ3ヶ月、8月なら2ヶ月だ。
2010年12月に千葉県印旛沼近くの干拓地にでた個体は、顔が斑に黒かった。
雄の第一回冬羽の若鳥だった。


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 2010年12月に千葉県印旛沼近くの干拓地にでた個体。

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 12月半ばだったから、5ヶ月から6ヶ月たったと考えられる個体だ。

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 今回のこの個体は、性差が羽衣にでてくるには時間が足りないか?

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 野鳥の会本部の自然保護室に相談したところ 『写真の鳥は、初列雨覆や初列風切の色が、暗い灰褐色で、つやがないこと、摩耗していること等から、幼鳥と思います。
幼鳥は、非繁殖期の雌のように見えますが、胸の上部がバフ色になります。
おそらく成鳥になるにつれて、このバフ色が腹部の下部の方に広がっていくのではないかと思います。』
との返信をいただいた。


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 知人が真木さんに訊ねてくれた。
答えは『目元に黒みが感じられるから、もしかしたら雄かもしれないよ。変化を見たいね。』とのことだったと教えてくれた。
 この個体が長く居着いて、継続して観察できれば、やがて目元に黒が広がってくるかもしれない。
しかし・・・・それはなかなか難しいだろう。
こうしたことから、今回の迷鳥は「サバクヒタキの幼鳥」ということまでしか写真では判別できないという結論にした。
サバクヒタキ・・・迷鳥と出会う! その1・その2での♀表記画像は入れ替えました。




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Commented by nenemu8921 at 2017-11-06 10:11
おお、スゴイ。サバクヒタキ!!
何年か前、首都圏でも話題になったことがありました。
2010年でしたか。
鳥の神がeijiさんについているみたいだわあ。

Commented by photo-etudes-eiji at 2017-11-25 18:56
> nenemu8921さん
 付いている神様は貧乏神くらいですよ!
区切りにヒマラヤを見に行って、風邪をもらって寝込んでいましたm(_ _)m
by photo-etudes-eiji | 2017-11-03 21:58 | Comments(2)