強風に舞うコアジサシ

 梅雨の晴れ間、九十九里にコアジサシを見に行った。
普段水鳥はあまり撮らないので、どのような気象条件の時に綺麗な絵になるかなど考えもせずに・・・。
向かった河口付近の海は大波が堤防に押し寄せ、砂が巻き上げられる強風。

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その強風の中で、コアジサシが風に流されながらもホバリングしてはダイビングして小魚を捕らえていた。
 コアジサシ(小鯵刺 英名 Little Tern )

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 コアジサシは環境省の足環標識調査から、日本に来る集団はオーストラリアやニュージーランドあたりで冬を過ごしているそうだ。
九十九里の海岸もあちこちに営巣地があって、ハマヒルガオとからめて撮れたこともあったが・・・。
最近はそこに来ていない。

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 近くでは、習志野の浜で1970年代に営巣もしていたが・・・・、今では少数が検見川の浜などに。

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 自然の営巣地が減少するなかで、埋め立て地も営巣には条件が悪化し、最近ではビルの屋上に玉砂利をひいて保護する活動などもおこなわれているようだ。
「 Little Tern Project」で検索!

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 波飛沫が飛び砂が巻き上げられるので、順光側に行くことができない。
海面の色は赤茶けた砂混じり。
吹き付ける風にコアジサシの猟も、不発に終わることも。

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 少しでも風の影響の少ない場所でと、河口付近の岸壁に集まってくるのだが・・・コンクリートバックになってしまって・・・。

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 西の空に青空があっても、なかなかそこで撮れない。

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 コアジサシの食事は、捕まえるとすぐに空中で丸呑み。

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 ふと見ると、2羽が砂浜に飛んでいく。
砂浜に降り立つと、求愛給餌だった。
左が雄で右が雌。

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 一部のペアはもうすでに抱卵に入っている。
雄がせっせと雌に獲物を届けに行く。
 中に嘴の黒い個体が。
水鳥の知識もない僕には??
鳥友に教えを請うた。
コアジサシの嘴は冬場は黒く、夏には黄色くなるそうな。
幼鳥との判断だった。

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 強風の中の狩りを楽しませてもらったが、コアジサシは千葉県では絶滅寸前または絶滅危惧種。
あれほどの長大な海岸線をもつ県で有りながら、その寒すぎる自然保護に愕然とする。
  コアジサシ(小鯵刺 英名 Little Tern )

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Commented by nenemu8921 at 2017-06-25 21:34
おお、コアジサシ、行きましたか。
ばっちりとらえましたね。
それにしてもすごい日に行きましたね。
波が激しく、海のいろも灰色なので、「嵐の中のコアジサシ」とでも名付けたいですね(^_-)-☆
Commented by photo-etudes-eiji at 2017-07-01 19:47
nenemu8921さん、今晩は。
(^^;)遠征していました(^^;)
コアジサシは一夏楽しめますから、また行ってみます。
以前は茜浜でも営巣していたんですが・・・最近はもうダメです。
by photo-etudes-eiji | 2017-06-24 05:00 | 野鳥 | Comments(2)