山里のチゴモズ

 山里の広葉樹と針葉樹の混交林に囲まれた棚田、そこにひっそりとチゴモズが住んでいる。
オオヨシキリがギョギョシ ギョギョシ と五月蠅く鳴く中、林縁の小枝でカナブンやカナヘビなどを狙っている。 

 チゴモズ (稚児百舌 英名 Tiger shrike )

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  鳥の名前を言われたとき、普通は鳥自体の姿形が浮かび続いてその鳥が住む環境・風景や人が浮かぶもの。
何カ所かのポイントで撮影してきたが、チゴモズに限っては始めに風景と人が浮かぶ。
 夏でも時によって通行止めになる山道を登って行くと、朝陽に棚田が光り輝く。
フレアやゴーストまでが美しい。

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 農家の朝ははやい。
一声かけた農道の片隅、ニセアカシアが白い花房をつけ、タニウツギやキリがピンクや薄紫の花をつける。 
そんなところにからまないかと妄想しながら、待った日の記憶。
 今年も会いに行った。

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 会えなかったポイントもあったが、ここには来ていた。
お茶をいただき、畑に連れて行ってもらって撮った日も懐かしい。

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 「今年は上の畑でメスをよく見る。」とか、たわいない世間話をしながらのんびりとチゴモズが廻ってくるのを待ったものだ。

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 チゴモズは今年も元気に飛び回って、いつもの枝に廻ってきては撮らせてくれた。

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 時折、サシバが飛ぶ。
 サシバ (差羽 英名 Grey-faced buzzard )

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 チゴモズも空を見上げる。


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 もうすでにペアも来ていて、どこかに巣もできているようだった。
追いかけ回して探すこともない。
静かに繁殖できればそれでいい、と思う。
また、そこに来たンだね。
 
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 見ておきたい風景を見、会っておきたい人に会い、チゴモズにも会えた。
あれから少しばかり時間が過ぎたから、もう早苗は伸び棚田には緑の風が吹いているだろう。
林立するビルの向こうに、そんな光景が浮かんでくる。

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Commented at 2017-06-17 17:07
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by photo-etudes-eiji at 2017-06-18 20:27
 仕事、忙しそうですね!
その上取材も受けて・・・。
こちらは時間はあるのですが、先立つものが少なく・・・。
選んで、好きなものを重点に撮影しています。
by photo-etudes-eiji | 2017-06-15 11:24 | 野鳥 | Comments(2)