クモマツマキチョウ-氷河期を超えて生きる

 クモマツマキチョウを知ったのは、3年ほど前のこと。
「野鳥の会 軽井沢」の先輩が蝶や蜻蛉にも造詣が深く、いろいろと見せてくれていた。
その中に「クモツキ」がいた。
鮮やかな月の黄色と、その月光に照らされた雲の筋が金色に輝いて!
なんて綺麗なんだろう!これなら撮りたい!
そう思って昨年同行させていただいた。
そして、今年も行ってきた。
 クモマツマキチョウ ♂ (雲間褄黄蝶 英名 The Orange Tip)

e0365355_18303625.jpg

 初めは「雲間月蝶」と誤解していた。
雲間から月が顔を出す。
月光が雲間にさし、雲の縁が黄金色に輝く、なるほどと思ったのだが・・・。
「褄が黄色い蝶」、褄とは「裾(すそ)の左右両端の部分」とのこと。
ウ~~ン・・・・。
 
e0365355_18303734.jpg

 昨年は五月の10日過ぎには発生していたのに、今期はなかなか「飛んでるよ!」という知らせがない。
鳥撮りの都合もあるし・・・と、遅ればせながら行ったのは五月も終わり頃。
いてくれた!!
雌雄1頭ずつだったが、そこそこ遊んでくれた。

e0365355_18303387.jpg

 ヒラヒラと蝶道を飛び回るが、なかなかスミレに来てはくれなかった。
それでも、何回かに一度ほんの少しだけ止まって、そのすばらしい色合いを見せてくれた。

e0365355_18303505.jpg

 メスも出てきてくれたが、初めはモンシロチョウか?ぐらいな感じでシャターをきった。
 クモマツマキチョウ ♀ (雲間褄黄蝶 英名 The Orange Tip)

e0365355_18303413.jpg

 その、翅裏を見ると!間違いなくクモマツマキチョウのメスだ!

e0365355_18303401.jpg

 メスの翅裏もシンプルで綺麗だ。

e0365355_18303510.jpg

 クモマツマキチョウは、調べてみると日本列島が大陸と地続きだった頃に飛来し、氷河期を超えて高山に生きることで今に命をつないでいるそうな。

e0365355_18303606.jpg

 まるで、北海道の山で出会った「ナキウサギ」と同じだな。
ナキウサギの「ピキィー」という声が聞こえてきそうだ。
クモツキを撮りながら、またナキウサギに会いたくなった。



 






 
 









[PR]
Commented by kurkur at 2017-06-05 22:14 x
こんばんわ。クモツキを一緒に撮影した群馬県人です。鳥の画像見事ですね。蝶の写真も増やしてください。またお会いしましょう。
Commented by cactuss at 2017-06-07 06:31
クモマツマキチョウのスミレ吸蜜写真はきれいですね。
オレンジの雰囲気が良く出ていて、その場にいる様な感じです。
Commented by photo-etudes-eiji at 2017-06-08 19:38
kurkur さん、今晩は。
クモツキの数は少なかったですが、良く出てくれて嬉かったです。
六月ゼフィルスの季節。
またどこかでお会いできるでしょう。
その際はよろしくです。
Commented by photo-etudes-eiji at 2017-06-08 19:47
 cactussさん、今晩は。
ギフとクモツキは特別で、シジミメインに狙っています。
なかなか、想いどうりの色合いを出すのが難しいですね。
ブログで勉強させていただいてますm(_ _)m
by photo-etudes-eiji | 2017-06-04 20:05 | | Comments(4)