春まだ浅き源流

 「春まだ浅き」ときたら浮かぶのは「信濃路」で「あずさ二号」か、「春まだ浅く 月若き」の石川啄木「雲は天才である」だろうか。
山里の桜や花々は満開だというのに、源流の春は林内に雪が残ってやっと芽吹き始めたばかり。
早朝の冷気の中を行けば、ホー ホケ? ホケキョ?。
関東では三月初旬の「春告げ鳥」=ウグイスのさえずりも、ここではまだ初鳴きのようなつっかえつっかえの下手さ加減。
 ウグイス(鶯 英名 Japanese Nightingale)

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 それに比べて元気なのは、ミソサザイ。
日本の野鳥の中でキクイタダキと共に最小種のひとつだが、小さな体でこれでもかと言わんばかりの精一杯の声量だ。
さすが、一夫多妻なだけあると妙に関心。
 ミソサザイ

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 キビタキが湿原の廻りでさえずっている。
レンズで覗くと若い個体だ。
昨年遅く生まれて換羽を中断したのか、遠くまで渡って換羽よりも渡りを優先したのか?
頭部や雨覆・風切羽に茶色の残る、第一回夏羽の半ナリ個体だ。
 キビタキ♂ (黄鶲 英名 Narcissus Flycatcher)

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 イイ声でさえずっていたオオルリが、高い梢から下りてきた。
 オオルリ(大瑠璃 Blue-and-White Flycatcher)

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 近くを廻っては地面に下りて虫をついばみ、また低い枝先に。

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 何故かと思えば、近くの枯れ草地で雌が食事中だった。
 オオルリ ♀(大瑠璃 Blue-and-White Flycatcher)

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 良く出会ったのはノジコ。
湿原の中で昆虫か種子だか、盛んに採餌していた。
 ノジコ(野地子・野路子 英名 Japanese yellow bunting))

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 ノジコの繁殖地は、日本に限られているという。
それも東北や信越の限られた地域だ。
 ノジコ(野地子・野路子 英名 Japanese yellow bunting))

                       
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 アオジよりは小さく、眼の周りの白いアイリングが特徴的だが、野外で撮影しているときなど迷うことがある。
アオジの生態とよく似た感じだからだ。

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 ノジコはお手本のようにしている写真があって、毎年ウツギの花で撮りたいと思っている。
が、なかなか撮れないで居る。
今年はなんとかものにしたいものだ。
 ノジコ(野地子・野路子 英名 Japanese yellow bunting))

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by photo-etudes-eiji | 2017-05-12 22:38 | 野鳥 | Comments(0)