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オオルリとコルリ

 マロニエが咲きだした湾岸をあとに、高速にのる。
葉桜から桜吹雪・満開のしだれ桜をすぎて、低山は若葉の中に山桜が舞い笑っている。
山の町はいたるところに、今が盛りの桜・桜・桜。
それもやり過ごして、着いたところはアカヤシオが中腹にポツンと一つ。
まだ鳥の声は少ないが、オオルリが高い梢で鳴いている。
三脚を担いで遊歩道を上る。
 オオルリ (大瑠璃 英名 Blue-and-White Flycatcher)♂

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  オオルリは、ウグイス・コマドリとで日本三鳴鳥。
ピールーリー ポイピールリー ジッジッなどとさえずる、鳴き声の美しい鳥。
地鳴きとさえずりは動画で。


                 
                      


 ひとしきり天辺で鳴いたら、斜面の中段を飛翔して採餌を始めた。

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 オオルリも部分換羽のため、キビタキの半ナリほどは目立たないが、第一回夏羽では幼羽が残っている。
回数出てくれて、近くで撮らせてくれないとフィールドではなかなか判断が難しい。
 オオルリ (大瑠璃 英名 Blue-and-White Flycatcher)

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 早朝、かすかにジッジッジッジッ カララララと鳴いていたコルリ。
探せずにいると、声が消えてしまっていた。
動くものも眼に入らない。
オオルリやクロツグミやセンダイムシクイを撮って、もう一度戻ると沢のこちら側の死角でうろうろとしていた。
  コルリ (小瑠璃 英名Siberian blue robin)♂

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 一声も鳴かずに沢筋を上っては下り、対岸の濡れた斜面や落ち葉の積もる岩陰に。
こちらがレンズを構えていることに一応の警戒をして、チラ見をする。

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 沢の石伝いに、長い脚でピョンピョンと飛び移っては採餌する。
こんな時は、その脚の長さに改めて感心する。


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 生態も生息域もよく似たコマドリも脚は長いが、コルリの方が顔が細くきかん坊のやんちゃ坊主といった感じがする。

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 あちらからこちらの死角に入ったかと思えば、突然目の前に!

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 ひとしきり採餌をして、今度は岩の上で羽繕いにストレッチング。
気温が低いから体に空気を取り込んで、ひょうたん太りがとってもかわいい。

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 見ていると、まだ雌は到着していないのだろう。
コルリも笹の茂った林の中で生活するから、雌との出会いが少ない。
今季はまじめに探してみようかな。
  コルリ (小瑠璃 英名Siberian blue robin)

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by photo-etudes-eiji | 2017-05-01 21:18 | 野鳥