ベニヒワ

 桜が咲いて、冬鳥たちは北に帰る時期。
今期なかなか行けなかった、ベニヒワに会いに行った。
早朝に着いた現地は、一晩で20~30cmの積雪。
膝下までズッポリと埋まるフィールドを探し歩く。
するとまもなく、数羽の群れを発見。
雪をかぶったハンノキの枝下にぶら下がっているのは、雌だった。
ベニヒワ(Common redpoll)♀

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 実をついばんで中から種を探し出すから背中は丸くなり、どれが雄やら雌やら判別が難しい。
しかも顔を上げるのは一瞬。
ベニヒワ♀
 
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 そこに、続々と群れが集まってきて!
一目、50羽プラスの数になった。
そこから2時間近く、いきなりラストスパートに近い全力疾走。
といっても走れる訳が無いから、時には膝上まで埋もれる中をゼーゼー息を切らし・・・。
『いい加減どこかに飛んでいってくれて、一休みさせて欲しい!』
と、本気で思うほどに(^^;)

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 数がいればいたで苦労するのが、胸の赤い雄探し。
ハンノキの実を、抱きかかえるようについばむから背中ばかり目につく。
あれは違うこれも♀・・・、とにかくチョコマカ動くし・・・いた!
ベニヒワ♂だ。



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 天気は曇っていたと思えば雪が降り、やんだと思えば一瞬青空が見え、また曇り雪が舞う。
群れの中の雄を探し、移動すれば息を切らし雪に足を取られながらズッポズッポとついていく。
また飛んだ!

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 雪の積もった幹の近くに、雄が下りた!
あぁ!綺麗だなぁ~!
オオマシコやベニマシコとはまた違って、苺ミルクのかき氷のような鮮やかな透明感もある赤。
しみじみと会えたうれしさがこみ上げてくる。
ベニヒワ♂
 
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 ベニヒワを初めて知ったのは、もう二昔前。
野鳥にたいした興味も持っていなかった頃、全国ネットの写真掲示板で。
初めて撮ったのは、冬の奥日光だった。
以来ここ数年は、毎年どこかで出会えているがなかなかに撮るのが難しい鳥だ。
ベニヒワ♂

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 探し出すのが大変。探せても高い梢の先。
なかなか下の枝に下りてきてくれない。
しかも足元は雪。
道の上なら圧雪してあるからまだ歩けるが、そうで無いところでは・・・!
この日も雪の中で、根に足を取られたのかズッポリと倒れてしまい、三脚を杖代わりにやっと起き上がった。
ベニヒワ♂

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 ベニヒワは、紅色をした「鶸」。
ヒワは弱いと鳥の合字。
小さくても若々しいといった意味があるそうだ。
解らないのは英名。
「Common redpoll」赤い柱には見えないよなぁ~?
 

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 とにもかくにも、雪の林間をヒーヒーゼーゼーいいながらも、うれしい出会いを楽しんだ。
2日間で3000枚近くシャッターを切った。
画像の点検も現像も、まだまだ終わらない。
うれしい悲鳴のベニヒワとの出会いだった。
 額に雪が!
ベニヒワ♂

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Commented by カケ51 at 2017-03-31 21:15 x
雪にベニヒワ、いいですねぇ。ナイスです。
Commented by photo-etudes-eiji at 2017-04-02 16:11
 カケ51 さん、どうもです。
今期は房総レンジャクも不作で、まだいるか抜けたか自信も無いまま行ってきました。
思いもかけずいきなり遭遇は、ラッキーでした。

by photo-etudes-eiji | 2017-03-30 21:52 | 野鳥 | Comments(2)