アオゲラ

 ソメイヨシノやサクラソウが開花すると、会いたくなるのがアオゲラだ。
「緑啄木鳥」や「青啄木鳥」と漢字表記される、日本の固有種。
英語名を
Japanese green woodpecker といい、学名には Picus awokera Temminckとアオケラがはいっている。
一昔前、「軽井沢野鳥の森」で数名の欧州からの旅行者に「アオケラ、みませんか?」と聞かれたことがある。
たまたま直前に撮影できていたので、あの辺によく来ると教えてあげて喜ばれた。
その時に初めて、日本の固有種を見に来る外国人がいることを知った。
 
 探し歩いても声がなく、野太いようなドラミングの音も聞こえない。
昨年、出会ったところにもいないし・・・。
と、目の前の幹に飛んで下りてきた鳥。
アオゲラの雄だった。
 アオゲラ(Japanese green woodpecker )雄

e0365355_22013199.jpg


しばらく様子を見ていると、近くの小枝が繁った木に別個体が!
そこに飛んでいった。
なにかヒヨドリもいるし三個体ぐらいが眼に入ったが、それがヒヨドリとアオゲラの四個体とは
画像をモニターで確認して初めて解った。
上からヒヨドリ・アオゲラ♀・アオゲラ♂・アオゲラ♂

e0365355_22013227.jpg

 どうやら恋の季節に、三角関係なのかも。
しかし、雄同士で威嚇したり鳴きあったりすることはなく、静かにそれぞれに散っていった。
しばらく雌を見ていたが森に消えたので探すと、まだ雄は近くで採餌していた。
こッ!小枝が一本!
アオゲラの雄は、口元(顎線)の赤も雌に比べて広い。

e0365355_22013202.jpg

 樹液に蟻でも集まっているのだろうか?
ひとしきり食べては次の木に。
そこは洞のようなところ。
しばらくのぞき込んでは、また別に木に。

e0365355_22013311.jpg

 雄の消えた森の方を探すと、今度は雌がいた。
後頭部の赤がまるでベレー帽のようで、口元(顎線)の赤は細い。
アオゲラ♀

e0365355_22013332.jpg

 アオゲラは幹に穴を開け、木を枯らす穿孔虫(カミキリムシの幼虫など)をたべることから緑の守護者といわれる。
雌も一所懸命に食事のようだったが、この日は地上に降りて蟻を食べることはなく、もっぱら幹で採餌だった。
 人が来て、近くの木の幹に。
警戒して真横にぐるっと回って、日陰の部分に隠れた。
こちらからは丸見えなのだが、ISOを上げプラス補正して・・・・。
アオゲラ♀

e0365355_22012844.jpg

 雌が森に消えて、また探し廻ると雄に会えた。
両脚と尾羽でしっかりと三点確保して・・・。
アオゲラ♂

e0365355_22012929.jpg

 折れた枝のまたの部分をほじって・・・。 
結局この日は、木を突いて穴を掘って虫を捕まえるという場面はなく、せいぜい木の皮をはがして探すくらいだった。
アオゲラ♂
e0365355_22013022.jpg

 この日も外国からの観光客に、何がいるのかと聞かれた。
ファインダーで場所を教え、Japanese green woodpeckerというと大喜びしてくれた。
ひとしきり、幹の廻りを廻って採餌するアオゲラを堪能した。
もうしばらくしたら、ペアリングして鳴き交わしたり巣穴掘りが始まるんだろうな。
会いに行って会えた、うれしい日だった。
アオゲラ雄

e0365355_22013037.jpg

 


 

 




 









[PR]
by photo-etudes-eiji | 2017-03-26 23:52 | 野鳥 | Comments(0)