ヤツガシラ 千葉富津の思い出

 ヤツガシラは、忘れられない思い出の鳥だ。
 2010年2月、内房富津市の民家の前の空き地に出たヤツガシラ。
奥さんが「なにか見たこともない鳥がいる」ということから発見されて、その後桜が咲き出す時期までいてくれた。

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 今のようにネットで不特定多数に拡散する状況ではなかったとはいえ、この頃もマナーが問題になった。
コンビニに無断駐車したり、民家にレンズを向けたり・・・・。
 (今は、もっとひどくなった感が強い。その上、間違ったことが当たり前のように語られる。)
そんなこともあってか、ヤツガシラは近くの市民ふれ合い公園に移動。
メインの採餌場所は野球グラウンドの芝生。
採餌しては観客席のフェンスやその周囲のて木立で一休み。

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 単独で行動しているようにも見えたが、割とムクドリの群れにつかず離れずという感じだった。

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 よく冠羽を広げてもくれた。
 先日の館林市のヤツガシラが、NHKで放送された。
そこでは「ヤツガシラはトサカが八つある」などと、インタビューに答える人がいた。
数えてみないのかな?おかしいと思わないのかな?
調べれば名前の由来は、「八頭飾鳥」の略で「八」はたくさんあることのたとえだとすぐにわかるのに。

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 実際の冠羽は二〇枚ほどある。
八百万(やおよろず)=たくさんといい、八ヶ岳の八も峰が多数あるという意味と、見る場所によっては八つの峰が見えるということだ。
実際の八ヶ岳は30近くの山々が連なっている。
 
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  そんなこと考えさせられた野鳥だった。
そのヤツガシラが、一番かわいいと思えた時は2月28日。
前日、チリでナスカプレートが動き地震が起き、津波が押し寄せる警報が出た日。
突然強く雨が降り出し園内のあずまやに駆け込もうとしたら!

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 そこには先客が!
ヤツガシラがベンチの下で雨宿りしていた。
もう、胸がキュンとしてしまった!
あずまやに入るわけにもいかず、大木の下で急場をしのぎやむまで待った。

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 富津ヤツガシラはその後もグランドや周辺で元気に暮らし、桜がほころび始めた頃までいてくれた。
もう少しで花の咲く枝だったが・・・!
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 僕が撮った最後は3月23日。
次の休みの日には、もうどこにもいなかった。 
 発見されてから五週間。
実際は年末からいたという話もあったが、いろいろ勉強させて楽しませてくれた富津のヤツガシラだった。
館林のヤツガシラはそんな思い出を、生き生きと思い出させてくれた。

 2016年4月の信州ヤツガシラ動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=m5AlZrwlYC8

 
 

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by photo-etudes-eiji | 2017-02-19 21:38 | 野鳥 | Comments(0)