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ミヤマホオジロとトラツグミ

 深夜は星空が見えたのに、早朝起きたら車の窓はすべて雪。
ボンネットには15センチほどの雪がのって、ドアを開けたら吹き込んできた。
ものすごい降りように、山道がなくなってしまう様な恐怖感が浮かんだ。
まだ軽い雪だから、早めに除雪される国道付近に下りた方が良いと判断して下りたがやまない。
 方針変更して高速で下ると、そこは青空だった。
 雪の上で動いたのはヤマドリ雌!と喜んだが・・・キジ雌だった。

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 久しぶりに訪ねた場所。
アトリの群れがあちらの林に森に、こちらの梅畑にも。
ミヤマホオジロ雄が出てきてくれた。

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 そんな山の寒さが身にこたえ、翌日は地元のフィールドに。
ジョウビタキの動きを見ていたら、突然ツグミ大の鳥が梅の枝に飛んできた。
ト!トラさんだ!


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 まだつぼみも堅い枝にチョコンとのって、僕を見ている。
これは喜んで撮らせて撮らせてもらおう。
トラツグミ=古語ではぬえ・ぬえどり(鵺・鵼)
夜、低い声で「ひょーヒョ-」と鳴くこと、模様が虎斑に似ていることからトラツグミと名付けられたようだ。
どういう警戒心をしているのか、影の部分にいれば安心とでもいうように影にそって動く。


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 林縁の枯れ葉を嘴でかいては、餌を探す。


 
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 枯れ葉に嘴を差し込む瞬間には、瞬膜が眼球を覆う。



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 なんの実だろうか?


 
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 探鳥会の一行が来たので、トラツグミをレンズにいれて見せてあげた。
初めて見る人が多く、喜んでくれた。
 それにしても冬鳥の分布も不思議。
先日は零下の地の疎水の流れの中で、獲物を探すトラツグミを見た。
彼らが避寒地を選ぶ基準というのは、なんなのだろうか?
わからないことばかりだ。

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by photo-etudes-eiji | 2017-01-25 21:29 | 野鳥