2023年 03月 21日
オオタカ・・・④ 枝運び
この連続写真は、亜主枝から伸びた側枝が小枝を残して枝元近くで折れていて、残った小枝を咥えて側枝ごと折ったところ。
側枝の枝元は、クチバシで咬みきるように切り込みを入れて折りやすくしていた。
そうして、クチバシから足に持ち替えて運んでいった。
オオタカ ♀(蒼鷹・大鷹 Northern goshawk)
2023年 03月 20日
オオタカ・・・③ 枝運び
交尾を終えて、♂は狩りに出かけたのだろうか?
しばらくして、♀は青葉の中に・・・。
巣の補強のために枝を探しに来たようで、青葉の中で動き回りやがて咥えてきたのは葉のついた小枝だった。
オオタカ ♀(蒼鷹・大鷹 Northern goshawk)


葉を落としたアキニレ(秋楡)の枝によくきてくれたので、どんな枝を選びどう折るのかをしっかり、見せてもらった。
枯れかかった枝を折るのかと思っていたら、若い枝の根元をクチバシで何度も咬み、首をねじったり羽ばたいて引きちぎったりと、いろいろな姿を見せてくれた。
オオタカ ♀(蒼鷹・大鷹 Northern goshawk)






2023年 03月 17日
オオタカ・・・② 交尾
前回、現地に着いたときには、交尾が終わったばかりだった。
今回は夜明け前に着いたのだが、三脚を置いた瞬間には終わりシャッターを切る間もなかった。
それから一時間二時間と待つと、ヒマラヤスギの天辺に鎮座していた♀が♪キーッキーッキッキッキー♪と二度ほど鳴いて、急に体を前のめりに沈めた。
飛び立つのかと思ったら、下方から♂が浮き上がってきた。
オオタカ(蒼鷹・大鷹 Northern goshawk)



それから20秒ほど連写した。
オオタカ(蒼鷹・大鷹 Northern goshawk)






♂が♀の背から飛び去ったように見えたが・・・葉隠れの奥に降りただけで、少し赤みを帯びた♂の眼が葉の中に光っていた。
オオタカ(蒼鷹・大鷹 Northern goshawk)

2023年 03月 16日
オオタカ・・・①
オオタカに会いに行った。
オオタカが「蒼鷹」と表記されるのは、光の関係で時にその羽衣が青く見えるところからきているという。
そんな色を撮りたいと思うが、なかなかに難しい。
オオタカのもう一つの表記は「大鷹」で、ハヤブサやハイタカに比べ体が大きく鷹狩で活躍した雌がオオタカ・雌より小さい雄は「せう」と呼ばれていたと、『山渓名前図鑑 野鳥の名前』にある。
英名のgosはどうやら古期英語 gōshafoc (“goose hawk”)のようで、ガチョウを狩るタカといったところか。
オオタカ(蒼鷹・大鷹 Northern goshawk)










2023年 03月 14日
ハイイロチュウヒ ♂・・・②
今季、ハイイロチュウヒとは五ヶ所で出会いそれぞれに撮らせてもらったが、改めて感動したのはその低空飛行だ。
ノスリの狩りについて、『野を擦るように地表すれすれを匍匐飛行(野擦)して攻撃する』と説明されるが、それを見る機会はそれほど多くは無くむしろ高空を滑空して獲物を探す姿と杭や枝から降下して狩る方が多い。
(もちろん、個人的な感想だが・・・)
それに比べて、ハイイロチュウヒの狩りは葦原や草地・二番穂の田をすれすれに飛んで探す。
チュウヒの狩りは、ハイイロチュウヒよりも高度がある。
『匍匐飛行』をいつも見せてくれたハイイロチュウヒの低空飛行は、感動的だった。
ハイイロチュウヒ ♂(灰色沢鵟 Hen harrier)








強風の時のハイイロチュウヒの飛行も、楽しませてもらった。
風にあおられ、まるで凧のように中空で翼を広げたまま一時停止したかのような姿は、面白いものだった。
ハイイロチュウヒ ♂(灰色沢鵟 Hen harrier)

