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ヒマラヤを訪ねて・・・②カトマンズ 街の光景

 カトマンズは大きな盆地だから、雲海に包まれ有視界飛行の「エベレスト遊覧飛行」が定時に飛べない場合もあるようだった。
幸運にも朝一番で飛んだ後は、ダルバール広場や生き神様=クマリの館などを散策した。
カトマンズは標高約1300m、緯度は沖縄と同程度に位置している。
想像以上に暖かく、ネムの花やポインセチア・ハイビスカス・ブーゲンビリア、そしていろいろな品種のマリーゴールドが咲き乱れていた。

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 改めて昼間の街を見てみると、2015年のネパール地震(マグニチュード8.1の地震で、首都カトマンズの地表は最大で1.2m隆起した)
の影響は大きく、復興はまだまだといった感じだった。
街はバイクとトラックがあふれ、土埃を舞上げていた。
乾期の街全体が、ホコリのなかといっても過言ではないくらい。
 時折見られる街路樹は全て土埃を浴びた色で、緑には見えなかった。
それでもしっかりと花を付けているのが不思議に思えた。

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 通勤時間?と思える時間帯以外も、街にはバイクと普通車・トラック・小型バスがあふれていた。
しかも、信号がない事も有ってか、カオスに近い自由勝手さ。
2車線の道を4車線使って二重三重四重に追い越すかと思えば横切るし、人はその中を横断していく。

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 近年の東南アジアの各国の映像でも見慣れてはいるが、目の当たりにした実感は「ここで、僕は運転できないな!」
というものだった。
 信号は二ヵ所ほどで見た。
だか実際はあまり使われてなく、赤と黄色が点滅しているだけで、主要地点は警官による手信号だった。

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 衝撃的だったのは、ビニール・プラスティック・アルミ包装袋などが街にも郊外にも路肩に捨てられたままになっていること。
それは10年かけて、かたづけられるか?というほどだった。
カトマンズの空港でたまたま出会った、海外青年協力隊でカトマンズの障害者施設で働いていたという女性の話では、「数年前よりは良くなった』といっていたが・・・。
 そんなゴミのあふれる写真は、撮る気になれなかった。


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 人口の90%が農業に従事というネパールは野菜も豊富だった。

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 街中を牛が歩いていた。
「地域牛」とでもいうのかな?地域の方々が餌を与えているのだそう。
     
                       
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 仏弟子マンジュシャリ(文殊菩薩)が湖の水をくみ上げ開いたといわれる、カトマンズ。
下院の選挙もおこなわれていた。
宗教・政治・民族問題・・・いろいろなことが頭の中でぐるぐる回った。















by photo-etudes-eiji | 2017-11-27 19:30 | 風景