2017年 05月 16日
鳥の王様 キクイタダキ
渡り鳥なら冬鳥で翼開長2.4mのオオワシ、留鳥なら翼開長2mのイヌワシか?
①のミソサザイ説は、一番高く飛ぶことを競ってワシに勝ち王となったスコットランド民話。
グリム童話では、熊を先頭にした「地上動物群」と、総大将ミソサザイの「空を飛ぶもの全て群」の決戦で鳥たちが勝った話。
②はギリシャ神話やコーランにも登場することから。
正倉院の宝物の中にも、ヤツガシラが描かれたものがある。
③は学名「Regulus regulus」 から。
レグルスといったら、獅子座の星で「星の王」。
ほぼ黄道上にあり、航海位置の計測の基準となる一等星。
『学名の属名および種小名の Regulus もラテン語で「小さな王」という意味である。wikipedia』
ヨーロッパ諸国の伝承にもあるというが、僕は知らない。
僕はキクイタダキに一票だな。
全ての洋書原典をあたって調べたいところだが、残念なことにその能力がない(^^;)
残雪が残る戸隠の朝は、アカハラのキョロンキョローンというさえずりが響き渡る。
ミズバショウが咲き、リュウキンカが彩りを添える。
漂鳥のオシドリは、冬ごとに毎年パートナーを替えるそうな。
今年の彼女とご一緒だ。
なんとかミズバショウが入った。
オシドリ (鴛鴦 英名 Mandarin duck )
暗い杉の森はまだ雪がたっぷり残り、その上を歩く。
盛んに飛んでくるのは、キバシリ。
なにかを捕まえたようだが、クモなのかな?
キバシリ (木走 英名 Treecreeper )
その混群が、待てど暮らせど廻ってこない。
残雪の上に、4時間たってやっと来た!
キクイタダキ(菊戴 英名 Goldcrest )
その小ささで、とにかくチョコマカ動き回ってスッキリ撮らせてくれない。
雄は黄色い頭央線部分に隠れるように赤い部分があるが、なかなか見えないために雌雄の判断がつかない。
しかし・・・難しいのはここから!
この冠羽を逆立てて求愛するのだが・・・なかなか撮れないでいる。
王様!なんとか、いつか撮らせてください!